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おもてなしの精神!中華料理の回転テーブルは日本で誕生した|食べ物雑学

中華料理店の回転テーブルは日本発祥という雑学

チンジャオロースにホイコーロー、麻婆豆腐にエビチリ…。名前を見るだけでよだれが出そうになる中華料理。これらを中華料理店で食べるとき、だいたい2~3人前が大皿でドーンと運ばれてくるというイメージではないだろうか?

そして、大皿料理が置かれるのは赤い回転テーブル! 中華料理といえば回転テーブル、回転テーブルといえば中華料理。

大皿料理は7世紀ごろの唐の時代から中国で出されているそうだ。回転テーブルも中国で発明されたのだと思いきや、日本発祥なのである! さすが日本人!

今回はそんな回転テーブルができた経緯や回転テーブルのマナーについてご紹介するぞ!

【食べ物雑学】中華料理店の回転テーブルは日本発祥

1932年に日本の中華料理店で初めて作られた。

【雑学解説】昭和初期に日本で作られた回転テーブルは、日本人のおもてなしの心から生まれた。

回転テーブルが初めて作られたのは、1932年。目黒雅叙園(現在のホテル雅叙園東京)の創始者・細川力蔵氏が発明したと言われている。

現在のホテル雅叙園東京は、東京にある結婚式場・ホテル・レストランなどの複合施設だ。中華料理店をはじめ、日本料理店やステーキハウス、カフェなどもビルに入っている。

とてもきれいなホテルだ。オシャレすぎてやばい…語彙力が低下する。ランチでも予算5,000円前後と、私のような庶民にはなかなか行くことのできない場所である…。

回転テーブルが生まれた経緯

雅叙園は創業当時、日本料理と中華料理を提供する料亭だったそうだ。

中華料理は基本的に大皿で提供し、席で取り分ける。高級な料亭には、料理を客一人一人に給仕する人がいる。そして、その給仕係に心づけ(チップを先払いするようなもの)を渡す習慣があった。

そのため、通常のレストランに比べて高価になってしまうことがほとんどで、気軽に食べに行けるようなものではなかったのだ。さらにテーブルマナーも求められるし、料理の値段も時価なので不安…簡単には行けない。

給仕係を付けなければ心づけも発生せず、少しは気軽に訪れられる。しかし、大皿料理を自分用に取り分けるために、客が自分で立ったり座ったりしなければいけない。かといって料理の大皿を手で移動させるのは骨が折れる…。

そこで細川氏が考えたのが、客が座ったまま楽に大皿を自分の前に持ってくることができる回転テーブルだったのだ! 日本人のおもてなしの心が、回転テーブルを生み出したのである。

世界初の回転テーブルは今…

細川氏が発明した回転テーブル第1号は、実は今も現役で働いている! 一度修復はされているが、今も雅叙園で見ることができるぞ!

ただし、置いてあるのは雅叙園内の高級中華料理店「旬遊紀」の中の個室。ディナーのコースが一人最低6,000円という高級料理店のさらに個室…!

うーむ、誰か連れて行って…。

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【追加トリビア①】なぜ中華料理は大皿なの?

大皿で料理を出すのは、7世紀ごろ中国史上唯一の女帝・武則天(ぶそくてん)が考えた方法。

個別に分けられるタイプの料理では、皇帝である自分を疎む家臣から毒を盛られるかもしれない。大皿にして家臣も含め皆で同じ料理を食べるようにすれば、毒殺される心配が少なくなると考えたのだ。

その後、一般家庭でも大皿で食べるようになり、「中華料理=大皿」が定着していった。

【追加トリビア②】回転テーブルのマナー

客が気軽に中華料理を楽しめるように作られた回転テーブルだが、テーブルマナーはしっかり決まっている。中華料理店は会食にもよく使われるので、覚えておくと役立つかもしれない!

席次

円卓の上座は入り口から一番遠い席である。上座に主賓が座り、主賓の人から見て左に次の人、その次は主賓の右隣、そのまた次は主賓の2つ左の席に…という順で座っていく。

料理の取り方

料理は主賓から取り始めて、時計回りにテーブルを回し取り分けていく。自分の番が来たらスムーズに取って次へ回す…のが理想だが、真ん中の人は配分が難しい…。取りすぎるよりは少なめで取っておいた方がいいかもしれない。

取り終わったら、全員に行きわたるまで手を付けずに待つ。全員が取り終わり、大皿に料理が残っていたときは自由に食べてもOKだ。

自分がホスト側の場合は、ゲストが取り分けた量に満足しているか確認しつつ、手を付けなさそうなら遠慮なくいただこう。

回転テーブルに置くもの

回転テーブルには「共有するもの」だけ置く。調味料やお茶の急須、料理の大皿などだ。食べ終えた皿やグラスはもちろんのこと、ビール瓶など倒れそうなものを乗せてはいけない。

トリビアまとめ

てっきり中国発祥だと思っていた回転テーブル。実は日本人がお客さんのためを思って発明したものだった! これは中華料理の本場・中国でも定着しているが、雅叙園で回転テーブルを見た中国人が気に入って本国でも使い始めたのがきっかけなんだそう。

100均の商品が海外でウケているように、日本人の作る「痒い所に手が届くアイテム」は外国人に刺さるのだろう。

回転テーブルがある中華料理店で会食をすることがあれば、円卓でのマナーを完璧に披露したうえで、回転テーブルに関するトリビアをみんなに教えてあげてドヤ顔しよう!

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