「夫婦になった途端、セックスレスになってしまった」と悩んでいる人は多いです。
コンドームメーカーの相模ゴム工業が定期的に行っているアンケート「ニッポンのセックス」では、「交際相手/結婚相手とはセックスレスだと思いますか?」という質問に対して「そう思う」と答えた人のパーセンテージが、結婚後は結婚前の3倍以上、34.3%にも上っています。
実際に同じ屋根の下で暮らしてみると、乗り気になれない時期もそりゃあやってきますよね。しかしせっかく生涯添い遂げるつもりで一緒になったのですから、できればずっと仲睦まじくいきたいところ。
【性の雑学】セックスレス夫婦のコンドームの選び方とは?
30代男性の性欲とコンドーム選び
男性の性欲のピークはだいたい10代後半ぐらいで、結婚して落ち着き始める30代ともなればかなり減衰してしまっています。
前述のアンケートでも、男女ともにセックスレスの割合が20代に比べて30代は倍以上。この年齢がひとつのボーダーラインであることがわかりますね。
男性側の意見としては「めんどくさい」という理由が44.3%。圧倒的多数の人がセックスを面倒だと考えています。つまり多くの人がセックスに飽きてしまっているということですから、何か新鮮な感覚があれば男性の性欲は復活するはずです。
特殊なコンドームでマンネリを解消
男性側がいつもと違ったセックスを楽しむには、内側にゼリーが入ったコンドームや、特殊形状のコンドームを使ってみてはどうでしょう。
内側にゼリーが入ったタイプはペニスとコンドームをピタッと密着させることで、普段より感度を高めてくれるもの。商品としては相模ゴム工業の「バキューム密着」、ジェクス社の「HORNET REAL」などがありますね。
また締め付けが強いのが好みだという人におすすめなのが、特殊形状のコンドームです。こちらは6段グリップ構造になった相模ゴム工業の「SQUEEZE」や、捻りが特徴的なG PROJECTの「インスパイラルS」など。どちらもまるで握られているようなフィット感を感じることができますよ!
産後の女性は濡れにくくてコンドームのゴム感が痛い
30代女性のセックスレスは「めんどくさい」などではなく、もっと直接的に「性欲がない」という意見が多くなります。女性は出産を機会に性欲が減衰するものなので、男性のように気持ちの問題ではないのです。
そしてそんな女性たちがセックスを嫌がる原因は、性欲がなくなって濡れにくくなると、挿入のときに痛いからです。特に一般的なラテックス製のコンドームだとゴム感が強く、擦れる感じになって余計に痛みを感じてしまいます。
潤滑ゼリーたっぷりのタイプやポリウレタン製がおすすめ
濡れにくい女性の挿入をスムーズにするには、潤滑ゼリー多めのコンドームや、ツルツルした材質のポリウレタン製がおすすめ。
ジェクス社の「グラマラスバタフライシリーズ」なら、体温が伝わりやすいホットゼリー配合の「ホット1000」や、コラーゲンやヒアルロン酸の入った「モイスト1000」など、潤滑ゼリーの種類も好みに合わせて選べます。
そしてポリウレタン製といえば、選択肢は「サガミオリジナル001」や「オカモトゼロワン」などになりますね。どちらも極薄が売りの製品なので、密着感を味わいたい人には◎です。
40歳近くても妊娠する可能性はある!コンドームは忘れずに
なかには「コンドームって若い夫婦だけの話でしょ」と思った人もいるかもしれません。しかし妊娠を望まない場合、コンドームは30代後半以降の女性にとっても必須です。
産むのが難しくなってきたり確率が下がってきたりするだけで、女性は閉経を迎えるまでは妊娠のリスクが絶えず付きまといます。実際40代の女性が産婦人科に駆け込んでくるケースも多いといいますよ。
閉経を迎えるのは、遅ければ50代半ばという人もいます。コンドームは夫婦生活を営んでいくうえで、想像以上に長く付き合っていく必要があるものなのです。自分たちに合うコンドームを見つけて、気持ちよく使っていきたいですね。
雑学まとめ
男性側に不満があるなら、新鮮な感覚を味わえる内側にゼリーが入ったものや特殊形状のコンドームを。女性なら潤滑ゼリー多めのタイプやポリウレタン製で挿入時の痛みを和らげる工夫を。
こういったコンドーム選びが、夫婦間のセックスレス解消にきっと一役買うはずです! 持ちつ持たれつ…セックスにもコンドームにも、お互いを思いやる気持ちが大切ということですね。