コンドームの表と裏…間違えて着けたことがある人ってきっと多いですよね。もしくは初めて使う人なら「コンドームに裏表なんてあるんだ」「間違えたら何か問題あるの?」と思うかもしれません。
しかしこのコンドームの裏表、実は間違えたら即刻取り替えないといけないぐらい重要です。
【性の雑学】コンドームの裏表と「男性側・女性側」とは?
コンドームは裏表を間違えたらすぐに新しいものを!
コンドームは、正式な向きで着ければペニスにぴったりとフィットするように作られています。しかし裏表を間違えると、当然フィットしなくなってしまうんです。
フィットしなければ途中で外れたり、ズレたり、破れたり…コンドームがまったく役目を果たさなくなってしまいます。
またコンドームの表面には、挿入をスムーズにするための潤滑剤が塗られています。そのため裏返しで着けるとその潤滑剤も意味がなくなり、女性に痛い思いをさせることになってしまいます…。間違えたら即刻新しいものと交換を。
このとき、「間違えたコンドームの向きを直して着ければいいじゃん」と思う人もいるでしょう。
しかし勃起したペニスに一度接触したコンドームというのは、どこに精子が付着していてもおかしくありません。またゴムが伸びて使い物にならないことがほとんどなので、もったいなくても処分しましょう。
コンドームの「女性側・男性側」「表・裏」ってどっち?
裏表を間違えちゃダメ…となると次は、「どっちが表でどっちが裏?」という話になりますね。これは”装着したときにペニスに接するほうが裏”になります。
コンドームの袋に「表・裏」の表記がしてあるものも多いので、よく確認して開封しましょう。またものによっては「女性側・男性側」のような書き方がされている場合もあります。この場合”装着したときにペニスに接するほうが男性側”です。
つまり…
・表=女性側=ペニスに接触しないほう
・裏=男性側=ペニスに接触するほう
ということ! ちなみに袋の質感を「表はザラザラ」「裏はツルツル」という風に変えている商品もあります。これも暗い室内で判別できるようにという配慮。
何も書かれていない場合は精液溜めで判断
デザインの関係で、袋に裏表の表記をしていないコンドームもありますよね。「こんなの見分けがつかないじゃないか!」と思ってしまいますが、これも本体を取り出してよく見ればわかります。
たいていのコンドームの先端には「精液溜め」と呼ばれる突起が付いていて、この突起が出っ張っているほうが表。つまりペニスに接触しないほうです。
よくわからない場合は、表面から軽く息を吹きかけてみてください。裏から息を吹きかければ精液溜めが表へ向かって膨らむので、それで判別がつきます。
精液溜めがない場合はどうやって見分ける?
精液溜めのあるコンドームなら、裏表を見分けるのは簡単。しかしなかには「オカモト ゼロツー リアルフィット」のような、精液溜めのないコンドームもあります。
もちろんこの商品は袋にちゃんと「男性側・女性側」の表記がありますが、なかったらどう見分けるんだという話です。
これも実は単純なことで、コンドームの巻きをよく見ればわかります。お察しの通り、この場合巻き下ろせる方向が裏。つまりペニスに接するほうです。
雑学まとめ
コンドームは正式な着け方をして初めて機能するもので、裏表を間違えて着けると外れたりズレたり…といった不具合が出てきます。また間違えたものを着け直すのもNG。どちらにしても避妊の効果はなくなってしまいます。
彼女を待たせないことより、確実に避妊することのほうがよっぽど大事ですよね。紹介した方法で裏表をしっかり確認して、慌てず装着することを心がけましょう。