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コンドームの歴史とは?0.01ミリの薄さになるまでの進化

コンドームの歴史についての雑学

時代をちょっと遡ると、日本は世界的に見てコンドームの伝来が遅いことがわかります。それにも関わらず、今やコンドームの開発技術では世界トップクラス。いったいどのような道筋で日本がそこまで成り上がったのか、とても興味深いですよね。

【性の雑学】コンドームの歴史とは?

今回はコンドームの発祥から、現在日本がコンドーム大国となるまでの歴史を詳しく辿っていきましょう。コンドームが避妊具として意識されていなかった意外な経緯も明らかになりますよ!

コンドームの原形は動物の腸・魚の浮袋

いったいいつの時代からコンドームがあったのかというと、”それらしいもの”は紀元前3000年のエジプトにも存在したといわれています。

なんでもヤギや豚の腸を利用した小道具をペニスに装着したといいますが、これには避妊や性病予防の機能はないとのこと。性器の保護や地位の象徴…つまりオシャレの側面が強かったようですね。

セックスのときに男がかっこつけたいのは今も昔も変わらないと…。まあそれでもペニスを飾り付けようとは思いませんが…。

その後16世紀になるとイタリアの解剖学者ファロピウスが、亜麻布で作った鞘状のものを性病予防の目的で開発します。これにも女性を喜ばせるためにピンクのリボンで結んでいたなどという話が…。「あら可愛い!」なんて言われたんでしょうか。

そして17世紀にはイギリスにて、国王チャールズ2世専属の医師・ドクターコンドームが、初めて避妊目的のコンドームを開発。これはチャールズ2世がかなりの女好きだったため、跡取りが増えすぎるのを危惧してのことでした。

避妊目的のもののほうが性病予防よりあとに開発されたというのは少し意外ですね。このときのコンドームは動物の腸や魚の浮袋を利用したもので、のちのコンドームの原形となりました。そのため、この医師に敬意を称して”コンドーム”という名前が付けられたといいます。

ゴム製のコンドームが登場・日本では避妊具という認識が薄かった?

1840年になると、アメリカの発明家チャールズ・グッドイヤーが加硫法というゴムの製法を発明し、天然ゴムの耐久性が著しく向上。それに伴って加工の幅が広がったことで、1874年に世界初のゴム製コンドームが登場します。

このとき使用されていたゴムはラテックスと呼ばれる天然ゴムで、1909年には日本にも伝来していますが、国産のものは避妊具としてはまだまだ。セックスの楽しみを増やす大人のおもちゃ的な側面が強かったようですね。

商品名にしても「ハート美人」「突撃一番」「鉄兜」など、お茶目なラインナップが並びます。

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薄さ0.03ミリの壁を越えるポリウレタン製のコンドームが登場!

1930年ごろになると、ゴムにも石油から作られる合成ゴム…いわゆるポリウレタンという種類が登場します。

これを受けて1998年には日本の企業、相模ゴム工場がポリウレタン製の「サガミオリジナル」を発売。従来のラテックス製のものでは強度の問題から実現できなかった0.03ミリという薄さのコンドームを開発し、一世を風靡します。

ポリウレタンという新素材に目を付けたのが、避妊具で海外に遅れをとっていた日本のターニングポイントだったといえますね。

また2003年にはコンドームメーカー「オカモト」が、ラテックス製の0.03ミリコンドーム「オカモトゼロスリー」を発売しました。ラテックス製でこの薄さを実現しているのは、世界でも未だに日本企業だけなんです!

サガミオリジナルの発売が、日本のコンドーム業界に火をつけたような印象です。

相模ゴム工場が0.02ミリで世界No.1に

前述のサガミオリジナルは発売直後、爆発的に売れたものの、実はその後すぐに不良品を出してしまったことが原因で販売中止・全品回収という経緯を辿っています。

その汚名を返上しようと研究に研究を重ね、相模ゴム工場が2005年に完成させたのが、世界初の薄さ0.02ミリを誇る「サガミオリジナル002」。コンドーム業界に返り咲くと同時に世界記録まで樹立してしまうとは…成功の前には犠牲が付き物ということでしょうか?

この辺りから海外でもポリウレタン製のコンドームが販売されるようになっていきます。

0.01ミリを実現!各メーカーから多様な製品が登場し、日本はコンドーム先進国に

2013年になると、またしてもその薄さは限界を越え、相模ゴム工場が0.01ミリの「サガミオリジナル001」を発売します。

そして2015年にはオカモトも後に続いて「オカモトゼロワン」を発売。そのキャッチフレーズも「ニッポンの0.01ミリ」というもので、もはや日本のコンドーム開発技術が海外の追随を許さないことを物語っています。

もちろん薄さだけではなく、不二ラテックスのようにラテックス製にこだわり、肌触りや潤滑剤の質を重視しているメーカーも。避妊具の伝来こそ遅かった日本ですが、今やあらゆる点で高品質なコンドームが手に入るコンドーム先進国となったのです!

トリビアまとめ

避妊具としては17世紀イギリスにて、動物の腸や魚の浮袋を使ったものからスタートし、天然ゴムのラテックス、合成ゴムのポリウレタンへと進化を遂げていったコンドーム。

そして何を隠そうポリウレタン製に目を付けたのは日本が最初でした。そこから世界に遅れを取っていたコンドーム事情が覆ることになったというわけです。いつの時代も、素材の変化が業界に大きく影響を与えていたこともわかりました。

今後、さらに新素材のコンドームが開発されるようなこともあるのでしょうか? 薄さ0.01ミリの次って…?

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