「昨日彼とセックスをしたけど、なんだかアソコがかゆい…こういうものなの?」
などとお悩みではないですか? セックスに際しての違和感を「こういうもの」と放っておくのはすごく危険。性感染症の多くは症状がはっきりせず、気のせいだと思ってしまうケースも多いからです。
あるいはその違和感は、コンドームを変えることで解消できるかも…? 以下よりセックスのあとのかゆみの原因について、詳しく解説していきます。
【性の雑学】セックスのあとデリケートゾーンがかゆい…コンドームのせい?
ラテックスアレルギーかも
コンドームに使われている素材は、9割近くが天然ゴム・ラテックスです。このラテックスはゴムの木の樹液が原料で、その樹液に含まれるたんぱく質が溶けだしてアレルギーが出ることがあるんですよね。
たんぱく質なので本来、有害ということはないのでしょうけど、慣れない物質が入ってこようとすると身体は追い出そうとアレルギー反応を起こすわけです。
これは病気ではなくその人の性質なので、コンドームの種類をポリウレタン製や、イソプレンラバー製に変えることで解決できます。
ポリウレタンなら「サガミオリジナル001・サガミオリジナル002」「オカモトゼロワン・オカモトゼロツー」がおなじみ。イソプレンラバーなら不二ラテックスの「SKYN」シリーズですね。
ただ自分でアレルギーと決めつけるのではなく、一度はお医者さんに診てもらうようにしましょう。性感染症だったらそれこそ早期発見が重要です。
性感染症やカンジダの可能性も…
性感染症については「かゆいんだけど…そこまでヒドイ症状があるわけじゃないし…」というほうが、実はけっこう危なかったりします。
クラミジアや淋病などの性感染症は、女性の場合は特に、おりものが多少増えたり、少しかゆくなったりする程度で症状がほとんど出ないんです。そこまで気にならないからといって放置すると、不妊症などにも発展しかねません。
逆にドロッとしたチーズのようなおりものが出たり、外陰部が炎症を起こしたり、あからさまな症状が出るのはカンジダという病気で、そこまで重症にはなりません。こちらは多くが疲れやストレスからの発症で、要は風邪のようなものです。
どちらにしても、違和感があればすぐにお医者さんに診てもらいましょう。症状が軽いほうが怖いということも、よく認識していてください。
単にかぶれているだけの場合も多い
もちろんデリケートゾーンのかゆみはセックスが原因ではない場合もあります。そもそも女性は生理用品を使うので通気性が悪く、デリケートゾーンがかぶれてしまうことが多いのです。また月経のときの経血も蒸れる原因になります。
夏場は特に小まめに生理用品を取り替えるなど、かゆくならないように状態に気を配っておきましょう。
またこの場合も気になるようなら、やはりお医者さんに診てもらったほうがいいですね。薬を処方してもらうのもそうですが、なにより原因がわかっていたほうが安心です。
雑学まとめ
セックスのあとにかゆみを感じるのは、ラテックスアレルギーのこともあれば、性感染症になってしまっていることもあります。やはり性器というのはそれだけデリケートな部分で、トラブルも起こりやすいのですね。