「セックス中にコンドームの隙間から精液が漏れだしていた…」
…これってとっても怖いけど、実はけっこうある話だったりします。
精子は一度に大量に放出されるため、なんとなく肉眼で確認できるもののように感じますが、そのひとつひとつは50~60マイクロミリメートルと、私たちの想像を超える小さな物質です。
とても目で見て確認できるようなものでもなく、コンドームの使い方が不十分であればどこから漏れ出しているかわかりません。
【性の雑学】コンドームから精液が漏れ出さないための3ヵ条!
その1.コンドームが絶対にズレない装着を
まず基本は、コンドームが絶対にズレないように装着すること。挿入中に何度もズレを直しているようでは隙間ができている可能性も高いですし、まして途中で外れるなんて論外です。
以下の動画を参考に、付け方をしっかり予習しておきましょう。
特に装着に慣れていない人は、0.01~0.02ミリなどのポリウレタン製は避けたほうがいいです。通常のラテックス製のコンドームのほうが、伸縮性に優れていて付けやすいですよ。
また、サイズの不一致も精液の漏れの原因になります。コンビニに売られているものは大半はMサイズなので、だぶついてフィットしないという人はSサイズを。きつすぎる人はLサイズを試してみましょう。
その2.濡れが不十分なときはなるべく挿入しない
女性の濡れが不十分な段階で挿入しようとするのも、精液の漏れにつながります。濡れが不十分だと挿入はスムーズにいかず、無理矢理押し込めばゴムが摩擦に負けて外れたり、破れたりしてしまいます。
まして濡れていないのに挿入されたら、女性はとても痛いですし…。
急いで挿入しようとせず、もう少し愛撫を頑張ってみるか、どうしても濡れにくい場合は潤滑ゼリーの多いコンドームを使うのもいいですね。
商品例としては「グラマラスバタフライ モイスト1000」、もしくは「Jelly Push」のような自分で潤滑ゼリーの量を調整できるものもあります。
また「オカモトゼロワン潤滑ゼリー」のような別売りの潤滑ゼリーを使ってもいいでしょう。
その3.射精後が一番危ない?
精液が漏れ出す危険性が高いタイミングでいえば、実は射精後が一番危なかったりします。射精後もパートナーと離れたくないと、挿入したまま抱き合ったりしていませんか?
知っての通り、射精するとペニスは小さくしぼむので、コンドームとの間にも隙間ができます。射精して挿入したままにしていると、そこから精液が漏れ出したり、コンドームが外れてしまったりといったことになるのです。
射精後はコンドームをすみやかに膣外へ。さらに安全なのは、コンドームをしていても射精は膣から抜き出して行ういいですね。
万が一漏れてしまったら…病院でアフターピルを処方してもらおう
万が一、上記のような失敗で精液が膣内に漏れ出してしまったら、一刻も早く近くの産婦人科へ行きましょう。行為後72時間以内であれば、アフターピルという避妊薬を服用することで妊娠を防ぐことができます。
費用は数千円~一万円代ですが、避妊率は80%。完全に妊娠を防げるものではありません。やはり万全な状態でセックスに臨むことが何よりも大切といえます。
雑学まとめ
コンドームは使い方を誤ると、精液が漏れ出して避妊に失敗する危険性がたしかにあります。しかし正しく使った場合、妊娠する確率は2%と限りなく低いです。精子の微細さに対してこの数字って、かなりすごいと思いませんか?
コンドームをちゃんと使いこなして、しっかり避妊しましょう!