「コンドーム着けると気持ちよくないんだよね…」
もう聞き飽きた…と思わされるこのセリフ。生でセックスをしたがる男性の常套句ですよね。
そりゃあ生でやったほうが気持ちいいのはわかるけど、コンドームをしないことのリスク…ちゃんとわかってる? というのが、この意見に対する今までの認識でした。
しかし…この「コンドームを着けると気持ちよくない」という感覚自体が間違っていることが判明したんです!
【性の雑学】生とコンドームありで気持ちよさの違いはない!
2013年1月、「生とコンドームを着けた場合で、気持ちよさは特に変わらない」という、今までの常識をくつがえすような調査結果が、アメリカ・インディアナ大学のデビー・ハーベニック博士によって発表されました。
調査は18~59歳までの男女を対象に、コンドームの有無でセックスの肉体的快楽度・満足度がどのように変化するかを調べたもの。
この結果、人はコンドームがあってもなくても、どちらも同程度の快楽度・満足度を感じていることが判明したのです。
生のほうが気持ちよく感じるのは精神面の影響
実際は同程度の快感が得られるにも関わらず、どうして生のほうが気持ちよく感じるかというと、これはズバリ精神面の影響が大きいといえます。
生でセックスをしたがる男性の意見を見ていると…
・せっかく盛り上がってる流れを途切れさせたくない
・「生で入れてもいい=女性を自分のものにした感」に興奮する
・いけないことをしている感じがエロい
などなど。
…うーん、わからなくもないけど…それなら考え方次第では、コンドームをしっかり着けて「女性を大切にしている感」みたいなことにも興奮できるということですよね?
女性としても「彼に大切にされてる」と思ったほうがより気持ちいいセックスができるのでは?
あと、コンドームをするとイケないという人は、結局生でも遅漏の場合が多いです。つまりこれは単なる言い訳にすぎないということですね…。
中出しの感覚はコンドームありの特権
もうひとつよく考えると、生のセックスがそんなにいいものでもないとわかる事実があります。生で挿入したときって、妊娠を望まないなら外出しをしますよね。
これってペニスを抜き出すタイミングを見計らう必要があるので、肝心なフィニッシュを堪能できないんです。
その点コンドームをしていれば彼女のなかでイケるわけですから、生でやって外出しするより全然気持ちよくないですか? 女性だって、せっかくなら彼に自分のなかで果ててほしいものでしょう。
このようにコンドームありのセックスには、生で挿入する感覚にも勝る「心置きなく中出しできる」という特権があるんです!
ゴムが苦手な人はポリウレタン製やイソプレンラバー製のコンドームを!
なかには「あのゴムの擦れる感じが苦手で、コンドームを使いたくない」という人もいるでしょう。そういう人は、ポリウレタン製やイソプレンラバー製のコンドームを使うことで解決する場合が多いですよ。
コンドームのゴム感が苦手な人は、多くの場合、天然ゴム・ラテックスアレルギーだったりします。天然ゴムはそもそもアレルギー反応を起こしやすい物質なので、ラテックス製のコンドームを使っていると、これも珍しいことではないのです。
ポリウレタン製やイソプレンラバー製なら天然ゴムを使っていないので、アレルギーもありません。
このうちどちらがいいかは好みが分かれますが、「薄いのが好みの人はポリウレタン製」「装着のしやすさ、肌へのフィット感ならイソプレンラバー製」といった感じ。
商品としてはポリウレタン製なら「サガミオリジナル001」や「オカモト ゼロワン」など。イソプレンラバー製なら不二ラテックスの「SKYN」シリーズになります。
どれも優劣つけがたいラインナップなので、実際にあれこれ試してみるのがいいでしょう!
雑学まとめ
「生とコンドームありで気持ちよさは変わらない」という意見も、実際に学説まで唱えられてしまっては信じるほかありません。
しかし生派の男子諸君も落胆することなかれ。見方を変えればコンドームを着けたほうが気持ちいい部分はたくさんあります!