あなたは毎日ぐっすりと眠れているだろうか? 実は日本人の成人の5人に1人が不眠に悩んでいるらしい。「しっかりと寝ているはずなのに、疲れがとれない…」という場合は要注意である。
では、手っ取り早く熟睡できる方法はないのだろうか? …実はある! それは「シーパップ(CPAP)」を使用する治療法だ。今回は、シーパップに関する雑学を紹介していくぞ。
【人体雑学】これさえあれば爆睡できる「シーパップ(CPAP)」とは?
【雑学解説】睡眠時無呼吸症候群による睡眠不足には「シーパップ療法」が有効
熟睡できない原因はさまざまだが、そのひとつに無呼吸症候群という病気が隠れている可能性がある。以下の症状に当てはまる人は注意が必要だ!
- 大きないびきをかく
- 睡眠時に呼吸が止まっていると指摘される
- 肥満気味である
- 寝ても疲れがとれない
- 日中に眠くなることがある
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に無呼吸になってしまう病気のことである。そのまんまだが…。生まれつき顎が小さい人、肥満の人は上気道が狭くなりやすく、特にリスクが高いといわれているぞ。
睡眠時に呼吸が止まっているのだから、それは熟睡できるはずがない。そんな状況を助けてくれるのが、今回キーワードとなる「シーパップ」だ!
シーパップとは、鼻に装着したマスクから空気を送ることで、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防ぐ治療法である。装置によって無呼吸を防ぐことで、快適な睡眠が得られるというわけだ。
こちらの動画は、実際にシーパップ療法行なった「なかじさん」によるレポートである。
動画の中ではシーパップの装置も登場する。「チューブ長っ」とツッコんだのは、おそらく筆者だけではないだろう。人工呼吸器のような感じで、最初は装着するのが怖いかもしれない。
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【追加雑学①】「シーパップ療法」は保険適用される
シーパップ療法に欠かせないのが、先ほど動画でも登場したシーパップ装置だ。当たり前だが、家電量販店などでは購入できない。では、シーパップ療法を受けるためには入院しなければいけないのだろうか?
答えはNOである。シーパップ装置は医療機関からレンタルして、自宅で使うのが一般的だ。入院しなくてよいのは嬉しい! しかも、一定の条件を満たせば保険適用となる。
3割負担の場合、毎月5,000円程度で治療が受けられるそうだ。「自分は無呼吸症候群かも…」と思っている人は、一度医療機関を受診してみてはいかがだろうか。
【追加雑学②】「シーパップ療法」に副作用はあるの?
もうひとつ気になるのが、シーパップ療法の副作用についてだ。筆者の勝手なイメージだが、「なんだか苦しそう」「一晩中つけているのは怖い」と感じてしまった。
調べてみたところ、シーパップ療法自体に副作用はない。ただし、鼻・口の乾燥や痛みを感じることはあるらしい。治療自体に副作用はないが、不快感や痛みを感じる可能性はゼロではないということだ。
雑学まとめ
今回は、睡眠時無呼吸症候群の治療法「シーパップ療法」をについて紹介してきた。筆者の母親も睡眠時に呼吸が止まってしまうことがあり、少し気になっていたところだ。
睡眠時無呼吸症候群の患者は、心筋梗塞や脳卒中になるリスクも高い。単に「熟睡できない」「疲れがとれない」という問題だけではないのだ。自分、もしくは家族に睡眠時無呼吸症候群の疑いがある人は、医療機関を受診したほうがよいかもしれない。