オリンピックや世界大会など、大きな舞台でこそ輝くスポーツ選手。厳しい練習で自分の肉体を鍛え、ひたすら努力する。かっこいいことこのうえない。そんなスポーツ選手に求められる能力とは、一体なんだろうか?
身体能力? センス? いやいや、他にある。それは何か? 「深視力」なのだ。
今回の雑学ではこの「深視力」について取り上げていこう!
【スポーツ雑学】スポーツ選手に必要とされるものは「深視力」
【雑学解説】深視力とはどのようなものか?
深視力とは、通常の視力と異なり「奥行きや遠くのものを見るときなど、遠近感を感じる視力」のことだ。つまり、スポーツにおいて、距離が離れている味方や敵の選手の位置、ゴールなどの位置を正確に把握する能力ともいえる。
バスケットボールの選手の中には、「え、なんでそんなにシュート入るん!?」といいたくなるような選手がたくさんいる。打てば入るというような感じに。そういったシュートが得意な選手は、深視力が格段に良く、自分とゴールの距離を正確に測れているという説がある。
ことバスケットボールにおいて、シュート成功率が高いかどうかは、その選手の質を決めるうえで最も重要といってもいいくらいなので、バスケットボール選手は、身体能力やバスケIQよりも深視力が重要だといっても過言ではない。
スポーツにおいて、選手の位置を把握することや、ゴールなどの特定の場所との正確な距離を測れる能力は、とても重要だ。事実、世界的に活躍しているプレイヤーには、飛び抜けて深視力が高い選手が多いと聞く。
【追加雑学①】深視力が重要なのはスポーツだけ?
実はスポーツ以外にも深視力が重要視されるものがある。それは車の運転だ。
トラックやバスなどの大型運転免許、タクシーなどのお客さんを乗せる車の運転に必要な普通二種免許の取得時には、この深視力の検査がある。
運転時において、物体との正確な距離感だったり、左右の目で得られる視覚情報のズレを認識しておくのは必要なことなので、運転にも深視力が必要不可欠なのだ。
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【追加雑学②】深視力を鍛える方法とは?
スポーツや運転をするうえで必須ともいえる深視力。鍛えるにはどうすればいいのか? その方法をご紹介しよう。
融像性内寄せ練習
- 腕を伸ばして眼の高さに人差し指を置く。
- その指を徐々に鼻方向に近づけつつ、注視し続ける。
- これを数分間繰り返す。
眼球運動
- 腕を伸ばして眼の高さに人差し指を置く。
- その指を鼻方向に限定せず360度自由に動かし、注視し続ける。
これらをトレーニングとして行うことで、深視力を鍛えることが可能である。また、自分の深視力がどれくらいなのか検査する方法を動画で紹介する。ぜひ試してみてほしい。
雑学まとめ
スポーツ選手にとって必要なものは深視力? それに対する答えはYESだ。
身体能力やそのスポーツのセンスなど、重要視されるものは他にもたくさんある。しかしそのなかで、深視力は一際重要な要素であるといえるのではないだろうか。
この雑学を読んでくれた方がスポーツ選手で、深視力を身に付けようと動き出してくれたら、日本のスポーツ界の未来は明るいものになるかもしれない…。