「コンドームを付けるあの時間ってなんか恥ずかしい…」と思ってる人、けっこう多いですよね。
本当は付けたくないけど妊娠したら困るから、仕方なく付ける…コンドームにはそんなわずらわしいイメージがまだまだ拭えません。
たとえば装着するのが楽しみになるようなコンドームがあれば、付けるときのなんともいえない雰囲気も変わると思いませんか? 実は、ムードを一変させるようなユニークなコンドームが登場したんです!
【性の雑学】「デザインコンドーム」をオカモトがリリース!
浮世絵やメッセージがプリントされたコンドーム
コンドームって使用感に目がいきがちで、コンドーム自体の見た目にこだわっている商品って意外となかったんですよね。「オカモト ベネトン」や「ラブドーム」のような、パッケージが可愛いものはたくさんあるのですが。
同社的には「購入するのが恥ずかしくないように」とのことですが、それよりも「おもしろそう! 付けてみたい!」という気持ちが着用率のアップにつながる感じがします。
また、海外の観光客を意識して、般若や鶴、龍といった浮世絵を採用しているあたりもツボで、日本のコンドーム技術力のプロモーションにもなる予感。今後はオリジナルデザインの受注もあるとか…まだまだバリエーションが出てきそうです!
先行販売は一部店舗のみとなっていますが、コンドーム専門店「コンドマニア」などで手に入る様子。気になる人はぜひ店頭へ!
デザインコンドームがコンドームの使用率の打開策となるか?
そもそもオカモトがなぜ今回デザインコンドームの開発に着手したのかというと、それはコンドーム着用率がなかなかアップしない現状を打破するためです。
オカモトは、タレントを招いての「性のエチケット教室」や、エイズデーに合わせたコンドームの街頭配布など、兼ねてから着用率アップを促すイベントを開催してきました。しかし啓発活動の奮闘に関わらず、コンドームの着用率は改善していないのが実情。
オカモトが2019年3月に行った調査では、聞き込みをしたうちの約7割が「セックスのときにコンドームをつけないことがある」、うち約2割が「まったく付けない」と答えたのだとか。
さらに性感染症でいえば、梅毒の感染者数が2013年を境に急増しはじめ、以前は1,000人に満たなかったのが、2018年時点では7,000人以上に増えています。HIVにしても依然として年間の感染者数は減っていません。
こういった状況を踏まえて「今までのアプローチではダメだ!」というわけで、手に取りやすく、使いたくなるようなデザインコンドームの開発に着手したわけです。
若い人たちにとってコンドームは避妊のイメージのほうが強く、性感染症だなんだといわれても、とっつきにくい部分があるのかもしれません。そう考えると、今回のような別の観点から興味を惹く手法はたしかに必要ですね。
雑学まとめ
オカモトが新発売したとってもユニークなデザインコンドームは、何よりコンドームを親しみやすくし、着用率アップを目指したもの。
遊び心あふれるこのアイデアは、コンドームを買うときの恥ずかしさや、付けるときのあのビミョ~な空気感も払拭してくれるはずです。当サイトでもゲット次第レビューする予定です!