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優れた嗅覚で発見!"がんのニオイ"をかぎ分ける犬がいる!

zatsugaku

雑学カンパニー編集部

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がんのニオイをかぎ分ける犬が研究されているという雑学

人類が、もっとも古くからパートナーとして付き合ってきた動物といえば…である。なんと3万年ほども前から、現在のような共生関係は続いているという。

もし犬がいなかったら狩猟などがうまくいかず、人類もここまで発展できなかったかもしれない…。というのは、少し大げさか…。

また近年の犬は我々の生活に癒しを与えてくれるだけではなく、盲導犬として活躍したり、犯罪捜査の現場にでたりと、本当になくてはならない存在になっている。ありがとう!

そしてみなさんはご存じだろうか…。犬たちが今後、医療面でも大きな働きをしてくれるかもしれないことを…。今回はそんな、医療方面で活躍しようとする犬の雑学を紹介していこう!

【動物雑学】犬が「がんのニオイ」を嗅ぎ分ける研究とは?

ライオンくん
ウサギちゃん、犬が人間の医療にも役立つ存在になるかもしれないってホントか?
ウサギちゃん
そうなんだ。犬の嗅覚を使ってがんを発見する研究がされていて、すでに実用化もされているんだ。

【雑学解説】犬の嗅覚は人間の10万倍以上!がんも発見できる?

犬の嗅覚が優れていることは周知の事実だ。しかしその嗅覚は我々の想像を遥かに超えるもので、なんとニオイを頼りにがんまで発見してしまうのだという。というか、そもそもがんのニオイってなんだ!?

実は病気にニオイがあることは昔からわかっていて、たとえば糖尿病の方は甘いニオイだったり、痛風の方は少し汗ばんだニオイがしたりする。昔は人間のお医者さんニオイで病気を判断していたそうだ。

では、がんのニオイとは…。人間の感じ方には個人差があるようで、「ガソリン」だったり「新緑の草木」だったり色々といわれている。ガソリンと草木って全然違う気がするのだが…。

要するにニオイはあるものの、人間が嗅ぎ分けるのは難しいということだ。しかし犬は、そんながんのニオイも嗅ぎ分けてしまう!

嗅覚はニオイに関する感覚器、つまり鼻にニオイをキャッチし、その情報を脳に伝える細胞がどれだけあるかで決まる。その細胞を臭細胞という。

人間の臭細胞は約500万個。それに対して、はなんと…約2億2000万個以上も臭細胞をもっているのだ! 桁違いとはまさにこのことである…。

ウサギちゃん
犬は30億種類以上の匂いをかぎ分けることができるらしいよ。

がん探知犬の優れた実績と驚きのお値段とは!?

山形県金山町や、東京都の寺田病院などでは、実際にがん探知犬による検査が行われている。がん探知犬たちはその優れた嗅覚を使い、がんの疑いがある患者の尿や呼気を嗅ぐ。そうすることでその人ががんにかかっているかどうかを診断するのだ。

しかも…「がんにかかっているか」だけではなく、「どこの部位にがんがあるのか」までわかるというのだから驚かされる!

その的中率はなんと…99%以上。ほとんど完璧といってもいいくらいの的中率を誇っているのだ! むしろここまで高いと、ハズした犬は逆にすごいな…。

ちなみにそこまで正確にもかかわらず、費用は3万8000円と意外にリーズナブル。4万円弱で正確ながん検査ができるというのは、安いといってもいいくらいだ!

近い将来、人間ドックの中に犬による検診ができても不思議ではないだろう。

ライオンくん
人間『ドック』ならぬ、人間『ドッグ』か…!
ウサギちゃん
ライオンくん…あんまりおもしろくないし、分かりづらいよ…。

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【追加雑学①】がん探知犬は日本にわずか5頭だけ

「我が家の犬でもがん探知犬になれるのでは!? 警察犬などには、ペットの犬でもなれるというし…」などと思った方もいるだろう。しかし残念ながら、がん探知犬への門非常に狭い…。

現在日本にいるがん探知犬はわすが5頭だけ。しかもその5頭はすべて、水難救助犬として活躍したラブラドールレトリバーの血筋の犬である。つまり人命救助のサラブレッドのみに務まる仕事なのだ…。

ライオンくん
エリート中のエリートの職種なんだな…。

人間にも嗅覚に個人差があるように、犬にも当然それは存在する。犬種によってある程度能力は決まっているので、自慢のワンちゃんが、がん探知犬になるのは難しいだろう…。

といっても、まだまだ未知の分野なので、訓練をすればなれる未来もくるかもしれない。興味のある方は「株式会社セント・シュガージャパン」のホームページをチェックだ!

【追加雑学②】がん探知犬の現状とは…

的中率も高く、費用も安い。いいところしかなさそうながん探知犬ではあるが、実は日本ではまだまだ認知度が低く、財源も限られている。そのため、研究がなかなか思うようにいっていないのが現状だ…。

あまり知られていないことだが、がんの研究が進んでいる先進国の中でがんでの死亡者数が増加傾向にあるのは、日本だけである。これは日本とその他の国々との、がんに対するスタンスの違いが原因といわれている。

日本ではがんは「治す」ものという認識が強いが、海外では「予防し、早期発見する」ものだと捉えられている。だから海外の先進国では、がん探知犬のような早期発見を目指した研究に予算が多くあてられるのである。

一方、日本では抗がん剤のような治すための薬などにお金が使われているのだ。日本には「がんが見つかったら嫌だから…」という理由で、がん検診を受けない方もいるというし…。要するに、予防の意識が海外に比べて低いのだ。

ウサギちゃん
もっと日本人も積極的にがん検診を受けてほしいよね。

日本も海外の考え方にシフトしていってはいるものの、まだその研究が日の目をみるには時間がかかる…。がん探知犬についても、今後の進展に期待といったところか。

前項でも紹介した「株式会社セント・シュガージャパン」のホームページでは、がん探知犬を支援する「がん探知犬支援募金」もあるので、こちらも気になる方はチェックしてみてほしい!

雑学まとめ

今回の雑学はいかがだっただろうか。

機械と人間のタッグでも見つけられないことがあるのに、犬はほとんど確実にがんを見つけることができるなんて…。人間はいかにも優れているかのように振る舞っているが、動物たちのパワーは侮れないものだ。

今後は生活面のパートナーだけではなく、犬の主治医なんかが登場するかも? 犬と人間は、ますます離れられない関係になっていきそうだ!

ライオンくん
オレの嗅覚だってけっこうスゴいと思うぜ?「がん探知ライオン」ってのも研究してみないか?!
ウサギちゃん
うーん…ネコ科の動物は犬ほど人間に従順じゃないから難しそうだけど…。

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