日本の代表的な漫画・アニメはたくさんあるが、私が一番に挙げるのはやはり「ドラえもん」だ。
子どものころは、金曜日の夜7時になると、テレビの前でドラえもんが始まるのをわくわくしながら待っていたものだ。
ときどき父親がニュースを見たいだとか、野球を見たいとなると、番組の取り合いで喧嘩なるほど大好きだった。きっとこんな経験をもつ人は、私以外にもたくさんいるだろう。
ドラえもんが22世紀から来たことはきっと皆さんもご存知だと思うが、ではそのドラえもんの動力がなんなのかまで知っている人はいるだろうか?
今回はドラえもんの動力についての雑学を紹介していくぞ!
【サブカル雑学】ドラえもんの動力は原子炉
【雑学解説】ドラえもんの動力は原子炉だったが…
ずばりドラえもんの「動力は原子炉」というのは間違いのない事実である。
しかしコンビニコミックスでは、原動力に関しての記載はなくなっているものもある。これに関してはちょっとした騒ぎにもなったので、後述することにしよう。とにかく、公式から発売されているものに関しては、現在も動力は「原子炉」とされている。
公式が「原子炉」というのだ。それが正解なのである。ちなみに、ドラえもんは体内に入れた食べ物をすべて原子力エネルギーに変えて、動力にしているということだ。
ほんわかぱっぱなドラえもんが、突如兵器として扱われてしまったのかと心配したがそのようなことはなく、ドラえもんは昔と変わらずほんわかぱっぱだった、ということなのだろう。
「ドラえもん」は藤子・F・不二雄先生の代表作。1969年に連載が開始された。テレビアニメになったのは1973年。実は現在のテレビ朝日ではなく、日本テレビで始まったのが最初だった。意外と知らない雑学ではないだろうか。
日本テレビ版は制作会社の解散により終了となったが、その後1979年に現在も続くテレビ朝日にて再度放送されることになる。
【追加雑学①】ドラえもんの動力について、「原子炉」の記載が消えた
ドラえもんは、22世紀から悲惨な未来を変えるためにやってきた猫型ロボットである。ドラえもんの身長は129cm、耳はネズミにかじられた…などの設定は知っている人も多いだろう。
私も小さいころ、ドラえもん大辞典や大百科といった本でいろいろと知った記憶がある。
その「ドラえもん大辞典」に以前から書かれていたはずの、ドラえもんの動力についての記載がなくなってしまったという騒ぎが起こったのだ。
ことの発端は、一つのツイート。ドラえもん大辞典のなかから「原子炉」という言葉が消えているというものだった。
その後、同じように原子炉の文字が消えたという声がSNSで多く上がるようになり、物議を醸しだすことになる。そして東日本大震災などの影響もあり「原発」・「原子炉」といった言葉を避けたのではないか…といわれるようになった。
実際にその際に乗せられた画像では「原子炉」の文字は消えている。なにかに変わっているというわけではなく、ただ単純に消えているのだ。
今ドラえもんって原子炉じゃぁ無くなったんだね!
(^・ェ・^)←今知った pic.twitter.com/R8QDhuLqW3— マクラシナロン (@Makurasinaron) April 1, 2020
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【追加雑学②】ドラえもんの動力記載問題はコンビニコミックだけだった?
やはり災害の影響は大きく、原子力は怖いもの・危ないものといったイメージからこの言葉が消えたとされ、ツイッター上では仕方ない…という声が上がっていた。
しかしその反面、「だからといってそれとこれは違うと思う…」といった疑問を呈する声も多くあがり、思いのほか大騒ぎになってしまう。
たしかに、昨今はフィクションの中であっても「シートベルト」・「飲酒」・「タバコ」などにおいて厳しくなっているのは否めない。
それに対して、「実際の違反や違法とフィクションの世界を一緒くたにするのはどうか…」という声も多く、今回の原子炉も同じように感じた方もいたのだろう。
大騒ぎの少し後に発売されたドラえもんのコミックスでは、ドラえもんの動力から「原子炉」の文字が消えていないということが判明。
それによって、「原子炉」の文字が消えているのはコンビニコミックスだけのものだという情報が流れ始めた。
コンビニコミックスだけが「原子炉」の文字を消した理由ははっきりとされていないが、通常のコミックスよりも手に取る人が多いことを考え、過剰に配慮したのではないかといわれるようになった。
そして、この大きく物議をかもしたドラえもん動力記載問題は終息していったのだ。
【追加雑学③】アニメドラえもんは日本テレビでも放送されていた
冒頭でもご紹介したとおり、アニメ版ドラえもんは馴染みのあるテレビ朝日が最初ではない。はじめは日本テレビで放送されていたのだ。
ちなみに日本テレビ版は声優も違う。なんとドラゴンボール・悟空の声で有名な野沢雅子さんがドラえもんを演じていた。
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日本テレビ版の放送が終了してしまった理由は視聴率がふるわなかったこととされている。半年というかなり短い期間の放送だったため、リアルタイムで見たことがある方はかなり少ないかもしれない。
今では「幻のドラえもん」とまでいわれるシリーズなのである。
しかし、私にとっては「ドラえもん」といえば大山のぶ代さんである。その世代真っただ中なので、今でも彼女の「ぼく、ドラえもんです」が耳に残っている。
「ドラえもんの動力源」の雑学まとめ
ドラえもんの動力源についての雑学、いかがだっただろうか。今回は、SNS上での発言が思わぬところで広がってしまったようだ。SNSは瞬時に情報が得られるためとても便利だが、同時にこのような騒ぎを起こしてしまう原因にもなってしまう。
使う側が本当に正しい情報なのか確認しながら、上手にSNSを使う必要があるということも身に染みて感じることになった。
ドラえもんは子どもたち、子どもだった人たちにとっても夢を与えるキャラクターであることは間違いない。
これからもずっと近くにいてほしいなぁと感じた。なんだか当時のドラえもんがすごく懐かしくなったので私が一番好きだったこの曲をご紹介しておこう。
年代がばれるな…と思いつつ、この時代のOP・EDはとてもいいものが多いので、ぜひ聞いてみてほしい。
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