体の仕組み

十二指腸の由来は"翻訳したらそうなった"【解体新書】

十二指腸の由来は?に関する雑学

体の一部と聞くと、顔や手足など目に入る部分を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。しかし、生命を維持するために重要な働きを担っているのは、見えない部分、内臓である。

今回は内臓の中の腸、しかも十二指腸について調べてみた。…腸といえば小腸・大腸・盲腸あたりがメジャーだが、あえての十二指腸である。

ところで、おそ松くんの6兄弟を順番にいってみて、最後の一人が思い出せなかった経験のある方はいないだろうか。私は大体思い出せず、結局検索してしまう。そんなおそ松くんの最後の一人くらい存在感が薄い腸、それが十二指腸である。

今回は影の薄い十二指腸についての雑学をご紹介する。

【人体雑学】十二指腸の由来は?

ダヴィンチさん
翻訳したらそうなったからなのだ。
科学者くん
そ、そんな由来なんですか!?

【雑学解説】十二指腸は指の幅の十二倍であることに由来している

1774年、ドイツ人医師の医学書をオランダ語訳した『ターヘルアナトミア』を、さらに日本語に訳した『解体新書』が発行された。この時にduodenum digitorum(duodenumは「12」、digitorumは「指」という意味)と呼ばれていた言葉を「十二指腸」と訳したのが由来であるといわれている。

では、そもそもそのような名前がついた由来を調べてみると、十二指腸の長さはおよそ25センチほどであり、これが指の幅の12倍ほどであることからきている。

私はてっきり十二指とは、指12本分の「長さ」だと思っていた。そのため、どの指を基準に12本なのかと不思議だった。指の幅ならばどの指でも大差ないし、個人差も長さに比べると小さそうである。さすがに先人の知恵は深い。

科学者くん
指の「幅」なんて、意外なところから来てるんですね!

スポンサーリンク

【追加トリビア①】十二指腸は小腸の一部

調べていて驚いたのは、十二指腸は小腸の一部であるという。なんと、十二指腸と空腸・回腸を合わせて小腸というのだ。「十二指腸の存在感薄い」なんて言ったけど、存在感どころか知りもしなかった腸がでてきて驚いた。

十二指腸は胃と小腸をつなぐ部分に位置し、アルファベットのCのような形をしている。小腸の主な働きは養分の吸収であるが、十二指腸は胃に近いため、消化の働きももっているというバイリンガル的存在なのだ。

ダヴィンチさん
十二指腸はなかなかのやり手なのだよ!

【追加トリビア②】十二指腸潰瘍の原因は胃に近いから

十二指腸といえば潰瘍(かいよう)ではないだろうか。十二指腸潰瘍といえば胃潰瘍と並ぶ、潰瘍界のツートップである。ちなみに潰瘍とは、皮膚や粘膜にできる深めの欠損のことをいう。

胃潰瘍の原因は、胃酸や消化酵素が胃の粘膜まで消化してしまって深い傷ができることだ。そして胃とつながっている十二指腸も、同様の理由で潰瘍ができやすいのである。

ちなみに胃潰瘍と十二指腸潰瘍を合わせて消化性潰瘍といい、主な症状は上腹部の痛み・胸やけ・吐き気・食欲不振などがあげられる。

ダヴィンチさん
思い当たる節がある方は受診を検討しよう…。
科学者くん
早めの対処で体をいたわろう!ですね。

トリビアまとめ

存在感の薄い十二指腸についての雑学はいかがだっただろうか。十二指腸の由来が指の長さではなく、幅からきているというのは意外性があったと思う。

消化と吸収をどちらもこなす見事な仕事ぶりだが、潰瘍になりやすいのがたまにきず、といったところか。

マイナー感があるわりにはなかなか有能な十二指腸。今後「腸といったら何腸?」という質問がくることがあったら、迷わず「十二指腸!」と答えることにする。

ダヴィンチさん
十二指腸について、みなおしたのではないかな。
科学者くん
はい!僕も十二指腸をリスペクトします!
ダヴィンチさん
そ、そんなに…!?

こちらの記事もおすすめ!

Copyright© 雑学カンパニー , 2020 All Rights Reserved.