エディブルフラワーをご存知だろうか?
edibile(食べられる)flower(花)、つまり食用花のことだ。
オシャレな創作レストランやオーガニックカフェ、インスタ映えを意識したスイーツ店でお目にかかることが多いが、筆者のように「食べても害はないだけで単なる飾り」と思っている人は多いのではないだろうか?
食べても害はない? いや、それどころか、エディブルフラワーはおおいに食べるべき食材なのだ!
今回はそんなエディブルフラワーについての雑学を紹介していくぞ。
【食べ物雑学】エディブルフラワー(食用花)は栄養価の高い優秀食材
【雑学解説】エディブルフラワーの種類と栄養価
植物は、子孫を残すために花を咲かせる。つまり、たくさんの養分を送り込まれた花は、ビタミン・ミネラル・食物繊維など栄養の宝庫! 野菜や果物をしのぐほどの栄養素をもっている花も多いのだ!
ここでは、栄養価に優れた代表的なエディブルフラワーをご紹介する。
ただし、1つだけご注意! エディブルフラワーとは、厳密にいえば単に「食べられる花」のことではなく、「最初から食用を目的に栽培された花」のこと。くれぐれも、園芸や鑑賞目的で作られた花は食べないでほしい!
バラ
エディブルフラワーのなかでもダントツの食物繊維を含んでいるのがバラ! その量、整腸作用でおなじみであるバナナの10倍!
バラは鑑賞用やアロマはもちろん、美肌効果があるためスキンケアにもよく使われている花だが、見てよし・香りよし・肌によし・食べてよしとは、まさに最強である!
みんな朝バナナをやめて、朝バラやったらどうかな。ちょっと絵面が耽美になっちゃうけど…。
ホウセンカ
ぷちっと種がはじけるホウセンカも、実はエディブルフラワー!
ビタミンCの含有量は随一! その量なんと、トマトの30倍だ。もはや緑黄色野菜顔負け!
バラと同じく美容効果も期待できるので、キレイになりたい人はぜひチェックしておきたい花である。
菊
和製エディブルフラワーの代表的存在が菊! 毒素や老廃物の排出を促すグルタチオンの生成を助け、βカロテンやビタミンB・Cが豊富に含まれている。
殺菌作用もあるので、お刺身によく添えられているが、実際に食べているという人は少ないのではないだろうか? あの菊は単なる飾りではなく、お醤油に花びらを散らして食べるという、薬味の意味もあるのだ!
ちなみに、ツマもお刺身をたいらげた後の口の生臭さを取るためのもの。お刺身が出た際はぜひ、菊もツマも残さず食べてみて!
普通にスイーツを作るだけでちょーオシャレだ。キレイで美味しいスイーツを作っている動画を見つけたので、ぜひみてほしい。手軽に作れそうだが、とても高級感を感じる…。
スポンサーリンク
【追加雑学】意外!実はエディブルフラワーな野菜たち
「お前花だったの!?」と言いたくなる、野菜に擬態したエディブルフラワーをご紹介しよう!
ブロッコリー・カリフラワー
キャベツを品種改良して生まれたのが、ブロッコリーとカリフラワー。「花というより森では?」と思う見た目だが、実は、我々が普段食べている部分は花のつぼみ!
買ってきた時は緑色だったり真っ白でも、ちょっと食べごろを過ぎると黄色くなってるな~と思った経験はないだろうか?
「えっ、腐った?」と勘違いしがちだが、あれは花が開きかけているのだ。満開になると、菜の花と見まがう姿になるぞ!
ミョウガ
薬味やてんぷらとしておなじみのミョウガも、実は花のつぼみ! ミョウガは真っ白な花が咲くのだ。
しかし、こちらもブロッコリーなどと同様、花が咲くと食べごろを過ぎてしまっているのでご注意! ちなみに、キク科のダリアはミョウガのような味がするらしい…。
エディブルフラワー(食用花)雑学まとめ
さて、キレイなだけじゃないエディブルフラワーの実力、おわかりいただけただろうか?
食べなれないうちは味がイマイチに思うかもしれないが、栄養たっぷりでお皿の彩りにもなるなんて一石二鳥! 食卓のお供に加えてみてはどうだろう?
筆者はオシャレな料理に添えられたエディブルフラワーを食べて「えっ、それ食べるの…?」と身内にドン引きされたことがあった。しかし、「いや、これ食いもんだから。知らないの?」とドヤ顔できる雑学を知れて嬉しいかぎりだ!
皆さんもぜひ「花は食うもの!」とドヤ顔していただきたい。皿にのっているものはたいてい食えるぞ!