こんにちは。「雑学カンパニー」編集長の柴崎と申します。
私はいま、この記事を電子タバコをプカプカやりながら打っているわけですが…
私、禁煙したいんですよ。
【編集長の禁煙日誌①】禁煙を思い立ったけど3時間で挫折した話
たまには気合を入れない記事もいいかな〜と思い、ゆるりと書いていきます。これを読んでいただいているあなたも、ゆるりと読んでください。
現在の時刻は2020年1月3日の深夜です。
サイト運営は、出社せずとも自宅でパソコンがあればできちゃいます。正月から仕事をすることもできちゃうわけですね。つらたん。
なぜ禁煙したいか?
禁煙するべき理由としては、体に悪いからとか周囲に迷惑だからとか子供を作ろうってなったときに悪影響だとか、まあ世間的にはいろいろ言われていますが、これは非喫煙者の意見です。喫煙者のみなさんはわかってくれると思いますが、喫煙者はこんな理由で禁煙に踏み切りません。
そんな弱い理由じゃやめられないから!
「弱い理由」とか言ったら非喫煙者から石が飛んできそうですが、マジなんだから仕方ないじゃない。
私が禁煙したいのは、2020年4月から施行される健康増進法(改正バージョン)のせいです。
その内容を簡単にまとめると…「居酒屋とかカフェとかでもタバコ吸ったらあかん」っていう法律です。分煙とかじゃなくて禁煙。
タバコが吸いたい場合には、「喫煙専用室」という狭くて煙が充満している地獄のような空間で「はあはあはあ煙が吸えるのはここでしょうか…あはははは」とイケないクスリをやっている人ばりの行動をしなきゃならなくなります。
いまでも喫煙者は白い目で見られているのにこれはつらい。つらすぎる。つらたんすぎる。たんつらすぎる。
あ、タバコが3本目になってしまった。
話を戻して…私が禁煙したいのは、この環境でまでタバコを吸いたいほどタバコが好きじゃないからなんです。
お正月だし禁煙してみるか
タバコ大好き!世界中が君の敵になっても僕だけは君の味方だよタバコちゃん!って言える人はいいと思うんですが、私は世界中が敵になるのはイヤです。自己保身大事です。
そんなことを思っていたら、禁煙にいいタイミングがやってきました。新年です。
新しい年。なにかに取り組むベストタイミング。これはやってやろうじゃないか。
そう意気込んだんですが、なんか元旦に禁煙スタートするのは恥ずかしい。なんかダサい。1月2日からにしよう。
そう思ってたら、家にけっこうタバコがあるじゃないか。じゃあ1日中仕事をしながらタバコを吸おう。どうせ今日でお別れなんだから。
お別れだと思うと急に寂しくなります。好きでもない女になぜか振られたときに側にいてくれたタバコ。電車でおならと思いきやうんこを漏らしてしまったときに駅のトイレでパンツを洗ったあと、哀愁を感じながら吸ったタバコ。オナニーしたあと「俺何歳までオナニーするんだろう」と思いながら吸ったタバコ。
いろんな風景が思い出されます。
それでも、居酒屋やカフェでみじめな思いをするのはいやだ。私は一大決心をして、電子タバコを置きました。
1月2日の22時のことです。
そして1月3日の1時、コンビニにタバコを買いにいきました。
禁煙ナメてたわ
たった3時間で禁煙に失敗するなんてこの根性なしが、このゆとりがって思われるかもしれませんが、私は昭和の生まれでゴリゴリの野球部出身なのでその批判は当てはまりません。
ただ意思が弱いだけなのです。
私の禁煙チェレンジ(からの失敗)は、人生で50回ほど。もちろんいちいち数えているほど暇人ではありませんが、50回は軽く超えている自信があります。だから、この記事を読んでいる禁煙失敗者よ、勇気を出すのです。
あなたよりもクズがいるのですから。
そういう事情があるので、3時間での禁煙失敗は最短記録ではありません。これももちろん、最短記録を覚えているわけではありませんが、3時間で禁煙に失敗しても現在へこんでいないので、最短じゃないんだなと思っているだけです。
そう、私はここ1年ほど、禁煙しようとしていなかったのです。だから久々です。禁煙に失敗したのが。
電子タバコは禁煙しやすいのか?
以前の禁煙のモチベーションは、「タバコが臭い」という事実でした。
こんな雑な文章を書いている私ですが、意外と気を遣いすぎるタイプでして、タバコを吸ったあとは電車に乗りたくありません。隣の人が絶対に臭いと思うだろうからです。
そのため、あんな臭い思いをするのもさせるのもイヤだ、俺がうんこみたいじゃないか、俺がうんこでうんこが俺で、みたいな感じだったのです。
が! 電子タバコが登場して、タバコのおぞましい臭いを回避できるようになりました。
たしかに電子タバコも無臭ではありません。近くで吸われると独特の焦げた臭いがします。しかし、電車に乗っても喫煙者だと気づかれないくらい臭わないんですよね。
これはあかんやつや。
私のタバコをやめたいモチベーションを見事にぶち壊されたのです。タバコ会社やるなあ。
ただ、電子タバコに変えていい点もありました。紙巻タバコを吸っていたときは、吸えない時間が1時間半くらいあると、タバコのことしか考えられなくなってたんですよ。
もし非喫煙者の方がこの記事を読んでいる場合は、夏に激しいスポーツをしたあとの喉の乾きを思い出してください。水飲みてーーーっていう感覚です。あれと同じくらいタバコ吸いてーーーってなるんです。
が、電子タバコに変えてからそれがなくなりました。2時間くらい吸わなくても全然平気。吸えるなら吸うけど?みたいなスタンスになったんです。
これならいつでもやめられるな〜と思っていたんですが、これが甘かった。スタバ以外のカフェで飲むキャラメルマキアートくらい甘かった。
禁煙しようと思ってからの電子タバコは一味違う
「電子タバコは2時間くらい吸わなくても全然平気」と書きましたが、それは「2時間後に吸える」という確約があったからこそ成立した心理だったんですよ。
いざ禁煙しようと思ったら、ここからもうタバコを一生吸わないということ。そうなると、いきなりタバコが吸いたくなってきました。
そして3時間後の禁煙失敗に行き着いたというわけです。
やっぱりナメたらダメですね、禁煙。
さてどうやって禁煙しよう。
禁煙をナメたら失敗するということ、ニコチンはそんなに甘くないということがわかったので、キチンと計画を立てて禁煙しようと思います。
ただ、私みたいな意思ザコがどうすればいいのか。禁煙外来ですか? あれ嫌いなんですよ。いままで4回くらい行ったことあるんです。
医者がいい人だといいんですが、医者って基本的に性格鬼悪じゃないですか。あ〜きたよ貧乏人のくせにタバコ吸ってなにが楽しいんだかね〜貧乏人ほどタバコ吸うっていう先進国のデータ知らないの? って感じの人もいましたしね。そういう医者にあたると、もっとタバコ吸ってやんよ精神が育成されてしまいます。
禁煙外来は、要はチャンピックスっていう処方箋を出してくれるシステムです。つまり、禁煙外来に行かずとも、チャンピックスが手に入ればOKなわけです。で、チャンピックスは通販で買える時代です。ちょっと高めだけど。
1年前くらいに買ったチャンピックスがクローゼットの奥に眠っているはず。それを飲むんだ。俺、飲むんだ。
意思が弱いのに意思と格闘しても無理ゲーです。現代医学に思いっきり乗っかろうと思います。
では、チャンピックスを飲み始めたらまた記事を書きます。禁煙したい同士の方、一緒にがんばりましょう。4月から白い目で見る側に回れたら気持ちよさそうじゃないですか。