ゾウは長い鼻の印象が強すぎて、他の部分にはあまり目がいかない。しかし、ゾウの耳はちゃんと見るとかなりデカい。本当に飛んでいけるんじゃないかと思うくらいデカい!
デカい耳をバタバタと動かしているゾウさんを見て、あんなにデカい耳いるのかなあと思った…。
というわけで今回は、とても大きいゾウの耳の役割について説明していくぞ! 読み終わる頃にはあなたもゾウの大きな耳が欲しくなるかも?
【動物雑学】ゾウの耳が大きい理由とは?その役割は?
【雑学解説】ゾウは耳で体温調整をする
ゾウって大きい。鼻も長いし、脚も太いし、耳もデカいし、何もかもがデカい。デカすぎる!
鼻は手の代わりに使うから長い。脚は大きな体を支えるから太い。けど、耳はどうしてあんなに大きいのだろうか…。
ゾウの耳は大きいものだと長さ180cm、幅120cmまでもの大きさに成長することもある。こんなに耳が大きいと邪魔になりそうだ。また、ライオンなどの捕食者に耳を噛まれたりしないのだろうか?
耳が大きいのにはいくつかの理由がある。
体温調整のため
ゾウは体温調整をするために大きな耳が必要である。体が大きく、暑い気候の地域に住んでいるため、体に熱がたまりやすい。
また、ゾウは私たちのように汗をかいて体温調整することができないのだ。たしかに、動物園でゾウが汗をダラダラとかいているところを見たことがない。いつも皮膚はカラッとしていて乾燥している。
ゾウの体温調整法は、大きな耳をうちわのようにバタバタと揺らして頭や体に風を送るのだ。なんか可愛い。
そして羨ましい! いつでもどこでも頭にうちわがついていたら、夏も涼しんだろうな…
さらに、ゾウの耳は非常に薄くて、たくさんの小さな血管が網のように広がっている。血管は薄い皮膚のすぐ下にあるため、血管から熱が放出しやすいようになっているのだ。
ゾウの体の温度が外の温度よりも高くなった時、耳の血管から熱が放出される。つまり、耳が大きければ大きいほど血管が多く、そして血管が多ければ多いほど熱が放出しやすいということだ。
体を大きく見せるため
ゾウは敵や他のゾウに自分を大きく見せたいときに耳を大きく広げる。デカいゾウでもさらにデカくなりたいらしい。これ以上デカくなったら歩くだけで地震が起こるのでは!?
ゾウが耳をバタバタさせている動画だ。
雑学まとめ
ゾウの耳が体温調整のためだとは驚きだ。しかも自分の耳をうちわみたいに使っているなんて、知らなかった…。
ゾウの体は暑いアフリカで生きていけるように進化してきたことがよくわかる。
暑い夏の日に動物園へ足を運ぶ時、ゾウの長い鼻だけではなく、大きい耳にもよく注目してもらいたい。きっとうちわのように耳を使っているゾウを目撃することができるだろう。