山道などを運転していると「落石注意」という、黄色いひし形の標識を目にすることがあると思う。
落ちてくる岩をただひたすら打ちまくるだけのゲームがあって、あれなかなか中毒性があってハマるのだが、現実ではそうもいかない。
実際標識の表示のように岩がごろごろ落ちてきたら、どんなに気をつけていたって絶対避けようがないと思う。まさしく無理ゲー。
今回は、「落石注意」の看板が意味する本当の意味や、それにまつわる雑学を紹介していくことにする。
【生活雑学】「落石注意」の本当の意味とは?
【雑学解説】国交省さん!落石注意の本当の意味を教えて!
落石注意の標識を見ると、ついつい山の上に意識がいってしまいがちだ。
落石注意の標識が立っている場所なんて、山肌がむき出しになっていたり、明らかに過去に土砂崩れした所をフェンスなどで補修していたりする場所ばかりだ。
落ちてくるかもな…と思わせるような場所に「落石注意」の標識は立っている。それなのに、落石注意の標識を見て下を注意する人なんているのだろうか?
これは国土交通省の警戒標識の説明ページである。
<落石のおそれあり>
この先に路側より落石のおそれがあるため車両の運転上注意が必要であることを指します。なお、「落ちてくる石(岩)」もしくは「道路に落ちている石(岩)」の一方のみに対して注意が必要であるということではありません。
ちなみに標識の正式名称は「落石注意」ではなく「落石のおそれあり」である。
国土交通省によると、「落ちてくる石(岩)」・「道路に落ちている石(岩)」の両方に注意しろとのことである。
と言われても、上を見ながら、さらに落ちてくる石を避けながら運転することは至難の業だ。
では我々は落石注意の標識を見たらどうすればよいのだろうか?
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【追加雑学①】落石注意の看板を見たらどうすればいい?
落石注意の標識の本当の意味合いとしては、「ここの付近は落石があるかもしれないし、もしかしたらもう落ちている石があるかもしれない。だから、この標識がある地域は注意して走行しろ」
という意味で捉えればよさそうだ。
カーブやアップダウンが多い山道では、見通しの悪い道の先に大きな石が落ちているかも知れないから気をつけて走行しよう。
【衝撃】落石の瞬間
落石の衝撃的な映像を見ていただこう。
数秒間ずれていただけでとんでもない大惨事になったことだろう。
落石というよりは崩落しているが…。しかし注目すべきは大きな石や岩も落ちてくる中、小さい石がたくさん落ちてきているところだ。
もし山道を走行中に小さな石がたくさん落ちている場所があったら、そこら辺は落石の危険性が高いということであるし、この小さい石によってスリップする可能性も高いので、注意して走行しなければならない。
【追加雑学②】酷道ファンが伝える落石注意の教訓
酷道(こくどう)ファンは「本当にここは道(国道)なのか!?」というような道を好んで走りに行く人たちだ。
かくいう私も、自分ひとりでは走りに行けないので、酷道ファンの方々がアップしている動画を楽しく拝見させてもらい疑似体験をしている。面白いんだこれが。
そんな酷道には枯れ木や岩などが落ちているのは当たり前で、酷いところだと国道を横切るように川が流れている箇所もある。笑う。笑うしかない。
そんな道なき道(国道だけどね)を走行中、カーブの先にあった石に気がつくのが遅れ、石を踏んでパンクさせてしまうこともあるそうだ。車もほとんど通らずレッカー車も入れないような山道でパンク、これほど恐ろしいことがあるだろうか…。
自分には関係ないだろうと思うかもしれないが、落石注意の標識があるところには、そういう危険性があるという事を覚えておいたほうが良さそうだ。
酷道のプロですらパンクさせてしまうのだから、山道に不慣れな人は細心の注意が必要であろう。
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「落石注意」の雑学まとめ
今回は落石注意の標識についての雑学をご紹介した。落石注意の標識を見たら、まずはスピードを出し過ぎないように注意し、落ちている石に注意しながらすみやかに通過してしまおう。
過去には落石で亡くなった人もいる。安全であるべき道路の安全性の確保が不十分だと県や国を訴えることもでき、そういった判例もあるが、失った命は戻ってこない。
山道だけではないが、車を運転する時は危険を予測しながら走るように心がけたいものだ。
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