読者のみなさんは、足組みにどんなイメージをもっているだろうか。スタイルのいい人がやるとセクシーに見える一面もあるが、目上の人と話す態度としては少々お行儀が悪くも映る。足を組むと楽で、つい無意識に組んでしまう人もいるだろう。
イメージとして、特に悪くもなく、良くもない…といったところだろうか。場の雰囲気さえ読んでいれば、足を組んで特にとがめられるようなことはないだろう。……ただし日本国内においていえば…だ。
癖になっている人は海外旅行に行く際、少し気を付けたほうがいい。国によっては、足を組むことがタブーとされている場合もあるのだ! 今回はそんな足組みと国についての雑学をご紹介していこう。
【世界雑学】人前で足を組むといけない国がある
【雑学解説】アラブ圏で足を組む→人に足の裏を見せると「侮辱している」と取られる
イスラム教・ヒンドゥー教・仏教がメインになっている国では、人前で足を組むのは避けたほうが良い。これはアラブ圏を始め、インド、そしてタイなどの東南アジア圏も含まれる。
これらの宗教では、足の裏は不浄なもの…身体の中で一番汚い部位と捉えているからだ。つまり足を組むポーズ自体がいけないというよりは、足の裏が対面した人に見えてしまうのが良くないのだ。
これらの国の人たちは、足の裏を見せられると「侮辱された」と感じる。身体の部位で一番汚いのだから、きっとお尻を丸出しにしておちょくっているのと同じぐらいの失礼にあたるのだろう。(そんなおちょくり方をするのもクレヨンしんちゃんぐらいだが…)
イスに座る場合は単に足を組まなければ済む話だからいい。問題はアラブ式のリビングなどで、床に直接座らなければいけないときだ。こういったときの正式な座法は、あぐらか右膝を立てた立て膝になる。
男性なら馴染みが深い座り方だろうが、女性だと、ついつい足を横に投げ出した女の子座りになってしまう…などといったことも考えられる。旅行に行く場合、座り方には十分気を付けておきたいところだ。
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【追加雑学】足を組む方法でその人がどう思っているかわかる?
足組みや腕組みが、他人と距離を置きたいことの表れだというのは、多くの人が聞いたことのある話だろう。しかし足組みの場合、その組み方によって相手の心理状況は変わってくる。
・相手がギュっ…と堅く足を組む場合
これは良く知られている通り、距離を置きたいことの表れ。股間が大切な部位だということは万人が周知のことだろう。足を組むのは、要は大切な部位を守ろうという本能によるものだ。
デートで女の子が堅く足を組んでいたら、その日のワンチャンは素直に諦めよう…。
・リラックスして緩く足を組む場合
相手が心を許している場合が多い。単に足を組むのがその人にとって楽な姿勢だから、組んでいると思っていいだろう。
・足を頻繁に組み替えている場合
要注意のパターンだ。この場合、相手は退屈に思っているか、イライラしているかになってくる。もっとも知ったところで、それ以上相手を刺激しないようにするぐらいしかできないが…。
足というのは、実は体の部位でも特に心理状態が表れやすい。原始時代のご先祖様は、危険を察知したときに何を一番に動かしただろう。そう、足だ。逆立ちして逃げるトリッキーな原始人は多分いない。
足は危険を回避するときに一番に反応する部位なのだ。どんなに顔に出さないようにしても、足に表れる心理状態は隠しきれないものとなっている。
雑学まとめ
イスラム教・ヒンドゥー教・仏教が主な宗教となっている国では、足を組む…つまり足の裏を見せることが侮辱にあたるという雑学をお伝えした。
考えてみれば日本だって、大半の人が仏教を信仰している国なのに、これを考えると信仰心の差は歴然としている。こういった宗教への信仰心が生み出す文化の違いも、旅行の醍醐味の一つといえるだろう。
アラブ圏の人たちと仲良くなっても、足の裏をくすぐってイタズラするのはダメなのか…。せっかく室内では素足なのに、なんだか損した気分だなぁ…。
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