亀を飼ったことはあるだろうか? のんびりのろまで無表情な亀だが、エサを持っていけば匂いをかぎつけ首を伸ばし「ほしい!」って顔をするし、お散歩もするし、実はとってもかわいいやつ!
慣れれば手からエサを食べたりもするので、ついついたくさんあげてしまいがち。亀にも肥満があるというのだが、肥満な亀はどうなってしまうのだろうか?
今回は、亀が太ったらどうなるのか? そんな亀トリビアをご紹介するね!
【動物雑学】亀が太ると甲羅の中に入れなくなる
【雑学解説】亀にも肥満が!見分け方や対策
なにかと引き合いに出されては、のろまだのビビリだのいわれ、某ゲームでは踏みつけ投げられと、かわいそうな扱いを受ける亀。
なぜそんな扱いなのかというと、敵が来ると手・足・頭を全て甲羅の中に隠しちゃうあの防御の姿が、ビビリそのものって感じだからだろう。
しかし、亀は身を守るすべがそれしかないのだからやむなし。そんな亀が食べすぎなどで太ってしまうと、甲羅に手足をしまえなくなってしまうというのだから、亀的に太ることは緊急事態である。
肥満亀の見分け方は、後足の付け根がわかりやすい。甲羅からはみ出すほど肉が付いているときは、肥満の可能性が高い。甲羅の中に入れない場合は、肥満である。
亀の肥満対策としては、水槽の水の量を増やして運動量を増やすこと。また、食事を見直して亀用のエサを適量与えることなど、人間と同じようにダイエットさせるそうだ。
【追加雑学①】甲羅に入れる亀と入れない亀がいる
亀は大きく分けて2種類いる。陸が得意なリクガメと、水が得意なウミガメなどの水生亀だ。実は水生亀の種類の多くは、もともと甲羅の中に隠れることができない。
なぜかというと、隠れるより先に泳いで逃げることができるからだ。
両者の足を見てみると、リクガメは象のようなしっかりとした足をもっており、ウミガメは指のあいだの水かきがヒレ状で、泳ぎに特化した足になっている。
亀の先祖は、恐竜が誕生した2億年以上も前にいたといわれている。下からの攻撃に備えてお腹側にのみ甲羅があり、その当時は水の中にいたことがわかっている。亀の先祖は現代のウミガメのように、甲羅の中に隠れられないタイプだったようだ。
その後、海を出て淡水でも生きられるように進化したが、いかんせん動くスピードが遅い。よって、防御するために手足を甲羅の中に引っ込められるように進化したといわれている。それが、今の水生亀だというのだ。
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【追加雑学②】亀は甲羅を脱ぐことができない
漫画やゲームのように、亀の甲羅をはずすことはできるのかな? なんて小さい頃思っていたのだが、亀の甲羅は50個の骨で構成されており、甲羅には神経も血液も流れているのではずしたら死んでしまう。
もし甲羅をはずすとしたら、人間でたとえるなら背骨と肋骨を丸ごとはずす感じになってしまうそうだ。
浦島太郎のいじめっ子がやっていたように、亀の甲羅をたたいたり傷つけたりすれば、痛みもあるし血も出るので、良い子はぜったい真似しないようにね!
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雑学まとめ
亀は太ると甲羅に入れなくなるという雑学をご紹介した。いかがだったろうか。
私が小さい頃に買っていた亀はとても人なつっこく、手で直接キャベツや煮干などのエサを与えると、おいしそうにパクパクと食べてくれた。それがとてもうれしくて、たくさんエサをあげてしまっていた。もしかしたら肥満だったかもしれないな、と思うと申し訳ない気持ちになる。
亀が甲羅に隠れて外敵から身を守る姿はとってもかわいい。もし亀を飼う機会があったら、肥満に気をつけてかわいがってあげてほしい!亀は種類によってはとてもなつく。一緒に外で日光浴がてらお散歩もできるぞ。
そんなかわいい亀の食事シーンをどうぞ! 癒されること間違いなし!