あったかおでんに、ダシ(出汁)が効いたおうどん。日本人はダシが大好きといえるだろう。ええ。かくいう私も、ここ最近めっきりおダシが大好きになってきた一人だ。もちろん昆布ダシ以外にも、カツオダシも大好きさ。悲しいが、年齢と共に味覚は変わるのだ…。
ちょっと前置きが長すぎたが、皆さんはなぜ海の中にある昆布からはダシが出ていないのだろうと、疑問に感じたことはないだろうか? はたまたダシが海の中に流出しまくりなのでは!? と思われているかもしれない。
もちろん、そのようなことはない。ではなぜ昆布は、海の中にありながらダシが出ていないのか?
【食べ物雑学】昆布のダシが海で出ない理由とは?
【雑学解説】昆布のダシは守られている
昆布の旨み成分はグルタミン酸という成分になるのだが、この成分は細胞膜にしっかりと守られているため、流れ出ないのだ。それは逆にいえば、昆布がしっかりと生きている証拠でもある。
ということは、普段おいしいダシをとっている昆布はというと…?
市販のダシ昆布は死んでいる状態なのだ。死んでいる状態のため、細胞膜が壊れて旨み成分が出てくるというわけ。乾燥させることによって、旨みがより凝縮された美味しいダシをとることができるのだ。
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【追加雑学①】昆布ダシにも種類がある
昆布ダシというと、どのような種類を思い浮かべるだろう?
ご家庭でメジャーなのは、日高昆布や利尻昆布あたりが思い浮かべる代表的な昆布かもしれない。でも実際昆布の種類によってそこまで味って変わるものなのかな?
私はいつも値段や大きさなどで決めており、たいして昆布の種類による味の差は気にしていなかった。では種類によってどのように味が変わるのか? ちょっと調べてみたぞ!
- 日高昆布…煮物にも向いており、ダシとしての風味は少し弱め
- 利尻昆布(りしりこんぶ)…サラッとした風味の良さ
- 羅臼昆布(らうすこんぶ)…濃厚で芳醇な香りが特徴
- 真昆布(まこんぶ)…澄んだ上品なダシがとれる
なるほど。私がいつも使っていた日高昆布は高級なダシというよりは、煮物にも使えるタイプだったのかな? 他にも調べてみると磯の香りが強いともあった。どれが良くて悪いというわけでもないとは思うが、真昆布は高級というイメージを受けた。
たしかに、日頃私がよく購入するということは、日高昆布が一番お手軽に購入できる価格で、スーパーによく置いてあるのかもしれない。
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【追加雑学②】美味しい昆布ダシの取り方【動画】
おダシをしっかりととった味噌汁って美味しいよね…。でもダシって沸騰する直前にあげてーとか面倒なんじゃないの? というイメージがある。この動画では、そんな面倒な工程一切なし! なんと水に一晩昆布を付けておくだけ!
しかもそのダシを使って作る、美味しいお味噌汁の作り方を動画で説明しているから一石二鳥だぞ! これで旦那様に再度惚れ直してもらおう。
昆布ダシの雑学まとめ
今回の雑学はいかがだっただろうか? 昆布が海の中でダシが出ないのは、昆布が生きていて細胞膜に守られているからだった! ダシの種類も自分としては意外だった。種類によって味の違いがあるんだーというのが印象的だった。
ダシが案外簡単にとれるのも驚きだった。ちょっとでもこの雑学を知って、一からダシをとってみようかな? と思ってくれるとうれしいぞ。
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