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オスがレア。昆虫の"ナナフシ"はメスだけで産卵できる【動画あり】

雑学カンパニー編集部

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Twitterで募集した「あなたの雑学教えてください!」企画。

編集部のちぶりが、独断と偏見で気になった雑学を記事にしちゃうという企画だ! さて、今回ご紹介する雑学は…

「v(^ω^)v」さんからいただいたこちらの雑学。それでは記事本文をどうぞ。

昆虫のナナフシはメスだけで産卵できるという雑学

ナナフシを初めて見たとき、あなたはどんな感想を持っただろうか? 筆者が子供の頃、ナナフシに遭遇したときは「木の枝が動いた!」と思った。それくらいナナフシは木の枝のように見える。

英語名も「Walking Stick(歩く枝)」と、人類共通の感想のようだ。

そんな擬態のプロフェッショナルのナナフシだが、スーパー女性社会ということをご存知だろうか。男尊女卑ならぬ女尊男卑。それには、生物的な観点からどうしてもそうなってしまう理由があった。

【動物雑学】昆虫のナナフシはメスだけで産卵できる

ナナフシはメス単独で子孫を残すことができる。

【雑学解説】独力で子孫を残せるナナフシ

独力で子孫を残せるナナフシについてのトリビア

ナナフシは世界に約2500種類もいるとされている。基本的に両性生殖(人間のようにオスとメスの交配が必要な生き物)だ。

しかし、なかにはナナフシモドキという単為生殖(受精せずに単独で新たな個体をつくれる)のナナフシもいる。

単為生殖は、いわゆるクローンとは違う。クローンの場合、両者はまったく同じ遺伝子を持つ。それに対し、単為生殖は遺伝子の変更があるため、親と子で遺伝子が僅かに違う。

動画を見れば見るほど枝にしか見えない。これが木に張り付いているのか…。それは、わかんないよなぁ…、まさに擬態の王者の風格が漂うといった印象を受けた。

なんだかジャンプして、ほとんど進んでいないような…。

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【追加雑学①】ナナフシモドキの単為生殖

単為生殖のメリットは単純明快。一人で子孫を残せることだ。相手を探す必要もなければ、クリスマスに一人むせび泣くこともない。

ナナフシはメスがメスを基本的に産むため、オスの数が少なく非常にレア。過去数匹しか見つかっていないらしい。

ではなぜオスが生まれる必要があるのか。それは環境の変化が関係してくる。

単為生殖は、親の遺伝子の影響をモロに引継ぐため、強みと弱みが何世代も同じになっている。人間的に表現するなら、病気に強い・足が速い・髪が薄いなどの特性がずっと引き継がれていく。そのため、現状では対応できないような環境変化が起きた場合、環境に適応する子孫を残すためにオスを生むのだ。

単為生殖と比べ、よく知っているオスとメスの交配は、遺伝子に劇的な変化をもたらすため、その結果環境に適応する子孫が誕生しやすい。単為生殖のデメリットもしっかり対策が出来るので、手間はかかるが良いのかもしれない。

【追加雑学②】昆虫界最長のナナフシ

昆虫界最長のナナフシについてのトリビア

フリーガニストリア・チャイネンシス・ツァオ

ナナフシはとあるジャンルで世界一の称号を持っている。それは長さだ!

チャンピオンの名は、「フリーガニストリア・チャイネンシス・ツァオ」。世界最長のナナフシだ。

中国の四川省成都にある華希昆虫博物館に展示されており、その大きさなんと62.4センチ。これは、現在までに確認されている約81万種の昆虫のなかでも最長だという。

雑学まとめ

筆者が小さいころは、ナナフシは産卵するのではなく、枝から枝が生えるように体から子どもが生えてくると考えていた。流石に違ったが、独力で産卵できるあたりそれに近しいものを感じる。

また、昆虫のなかでも最長だとは意外だった…。将来的には1mを超える個体とかが出てきて、名前も「メートルナナフシ」とかになったりして。

そんな妄想してみるのもおもしろいかも。

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