記事をご覧の方は、パチンコやパチスロで遊ぶ人だろうか。だとしたら、何を理由に遊んでいるだろう。単なる運試しか、はたまた大金を手にできる…という期待を抱いて打っているのか。
どちらにしても、トータルで考えれば勝った金額より負けた金額のほうが多いはずだ。パチンコやパチスロでそうそう勝てないことは、頻繁に遊ぶ人なら十分理解しているだろう。
「なかなか勝てないから面白い」と割り切って打っているならまだいい。しかし「負けるのはわかっているし、やめたいと思っているのにやめられない…」というなら問題だ。どうしてやめられないのだろう?
実はやめられない原因は、大当たりしたときの脳の状態にあった。今回はそんなパチンコ・パチスロに関する雑学をお届けしよう!
【人体雑学】なぜパチンコ・パチスロにハマった人はやめられないのか
【雑学解説】大当たりの派手な演出・大金入手の非日常体験が脳を興奮させる
パチンコやパチスロで大当たりしたときの脳は、日常ではなかなか体験できないぐらいの快感を味わうことになる。その快感には強い中毒性があり「もう一度あの快感を味わいたい」という考えから、やめられなくなってしまうのだ。
眩しいLED・大音量の効果音・噴出されるエアーなどの演出、そして大金が手に入るという事実が、脳内の活動を活性化させるドーパミン・ノルアドレナリンを大量に分泌させる。
さらに血中のβエンドルフィンの濃度も高まることがわかっている。βエンドルフィンは脳内麻薬ともいわれ、いわゆる覚せい剤を使ったときと同じような快感を得ることになる。これらによって、大当たり中の脳内は異様な興奮状態にあるのだ。
当たったときのインパクトがそれほどに強いがゆえ、負けが続いていても勝ったときの快感を忘れられず「次は勝てる」と思ってしまう。そして負けると不快感を覚えるため、より快感を求める気持ちが強くなっていってしまう…まさに悪循環だ。
ギャンブルにのめりこむのは人はどういう人?
たとえば、収入が低くもっとお金が必要だと思っている人は、仕事を変える、職場での地位を上げるなどをしなければならない。
しかし仕事に熱心になれない人の場合、「一攫千金できれば楽だ」という思考に陥ってしまいやすく、ギャンブルに走ってしまうことがある。
また友達が少ない、趣味がないなどで、ストレスのはけ口がない場合も、一人で簡単に楽しめるパチンコ・パチスロに走ってしまう例は多い。
ただギャンブルでお金持ちになれることはほぼない。そしてストレスのはけ口になったとしても、それは一時的なものだ。私生活に戻れば、また不満を抱える生活に戻る…そしてまたギャンブルに快感を求めてしまう…。
不満を抱えているのなら、仕事を変えるなり、趣味を見つけるなり、ギャンブル以外に解決策を見出すのが得策だ。
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【追加雑学】パチンコ・パチスロは勝てない仕組みになっている
パチンコやパチスロでお金持ちになれないことは、パチンコ店の仕組みを考えてみれば簡単にわかることだ。まずパチンコ店は利益を上げるために営業している。そしてその利益は、パチンコやパチスロを打ったお客さんが払ったお金から得られている。
当然大当たりする台がなければお客さんが入らないため、勝てることもあるにはある。しかしそんなに頻繁に勝てる設定にしていては、パチンコ店の利益は成り立たない。
パチンコ店のバイトの募集は多くの人が目にしたことがあるだろう。時給は1500円ほどになることもあり、その他のアルバイトに比べると随分割がいい印象を受ける。これはパチンコ店のバイトが特別激務なわけではなく、パチンコ店が儲かっているからだ。
その他に、派手な演出がなされる台を動かす電気代も、新台入荷にかかる費用も、すべてお客さんがパチンコ・パチスロに使ったお金から捻出される。パチンコ店の経営は、かなりの利益を出さないとできないのだ。
経営にかかる費用を考えると、大当たりが出る割合は、客寄せするための最低限だと思っていいだろう。
雑学まとめ
今回はパチンコ・パチスロに関する雑学をお届けしてきた。
パチンコ・パチスロの、他のギャンブルに比べて特別な部分は、やはり大当たりしたときの派手な演出だろう。当たれば大金が手に入るということは変わらないが、派手な演出が掛け合わさることで中毒性は何倍にもなる。
そして街を歩けば至る所にパチンコ店はあるし、競馬や競艇のようにレースのタイミングでないと遊べないわけでもない。麻雀のようにルールが複雑なわけでもない。そういった手軽さも、やめられなくなることに拍車をかけている。
ただパチンコやパチスロで遊ぶ人がいるから、パチンコ業界は成り立っているわけで、それが日本の経済の一端を担っていることも確かだ。そう考えると一概に悪とするのも難しいところではある…。
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