世界で最もいろんな言葉を使っている国は「パプアニューギニア」らしい。パプアニューギニアってどこだ! パプアニューギニアなんか「パプアニューギニア、パパは牛乳屋」っていう早口言葉ぐらいでしか聞いたことがないぞ。
パプアニューギニアは、どうやら南太平洋に存在する独立国家とのこと。
そんなパプアニューギニアではなんと! 800以上の言語が使われているというのだ!
え! そんなにたくさん!? 1つの国でそんなにたくさんの言葉を話す人がいて大丈夫なのか……。しかしパプアニューギニアは独立国家として立派に生き残っている。
なぜパプアニューギニアはそんなにたくさんの言語を持つのか、今回の雑学ではその真相を探ってみたぞ。
【世界雑学】パプアニューギニアでは800以上の言葉が話されている
【雑学解説】パプアニューギニアが800も言語をもつ理由
パプアニューギニアでなぜこんなにたくさんの言語が話されているのだろう。
まずパプアニューギニアは、数多くの民族が暮らしているということがある。ニューギニア系民族やオーストロネシア民族など、それぞれ固まって生活している。
それぞれの民族の話す言葉が違うため、1つの国で使われている言語数が多くなっているみたいだ。しかしそれでも800とは凄いな。
パプアニューギニアでは、数キロ離れた場所ではもう別の言語が話されているのだ。
なんだか不思議な国だなあと感じる。
でも待てよ……! そういえば日本だって、方言の関東弁と北陸弁でしゃべりが違うが、もともと同じ日本語。また違う国どうしの言語、ポルトガル語とスペイン語は80%ぐらい単語が同じだという。文法構造もほとんど同じだ。
もしかしたらそれと同じような感覚なのかもしれない。だとしたら1つの国として纏まることができてもおかしくはない。
ちなみにパプアニューギニアでは、「ワントク」と呼ばれる伝統的な人間関係が存在する。自分が成功者になったりお金持ちになったりした場合、同じ言語を話す人達にお金を分け与えるという風習があるのだ。
なんだか暖かい話だなあ。発展途上国とはいえ、こうやって助け合って生きているということだ。
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【追加雑学①】言語が800以上あるとはいえ、5人しか使っていない言語もある
しかーし、パプアニューギニアにはある問題も存在した。
パプアニューギニアの言語の中には、たった5人しか使っていない言語もあるというのだ。
まあどうしてもそうなってしまうものもあるだろう。パプアニューギニアにはマイナーな言語も存在し、それらは絶滅の危機らしいのだ。民族内でだんだん若者が減っていき、その言語を使う人が少なくなっていってしまうのである。
これは日本の方言でも同じようなことがいえる。受け継ぐ人が周りにいなくて方言が廃れてしまうというのと同じだ。
【追加雑学②】世界の使われている言語ランキング
5人しか使われていない言語がある一方で、世界で数多くの人に使われている言語もある。
今回は世界で使われている言語も、ランキング形式でご紹介しよう。
- 1位 中国語 10億5100万人
- 2位 英語 8億4000万人
- 3位 スペイン語 5億7000万人
- 4位 ヒンドゥー語 4億9000万人
- 5位 アラビア語 4億2200万人
1位はやはり中国語。中国人の数が多いから当然の結果である。英語も世界共通語といわれているため2位に入るのも納得。
ここに該当する言語は当分消滅することはなさそうだ。
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雑学まとめ
本記事ではパプアニューギニアの言語に関する雑学をご紹介した。
まさかパプアニューギニアでこんなにたくさんの言語が使われているなんて衝撃的だった。しかしその多くが絶滅の危機に直面しているというのも現実のようだ。
みなさんもパプアニューギニアに旅行に行くときは、何か1つ現地の言語を覚えてみてはいかがだろうか。