おしゃべりが得意で、人間のことばをマネすることが得意なオウムやインコ。みなさんは、この2種類の鳥の違いがどこにあるのか、ご存じだろうか。
「小さいのがインコ」「大きいのはオウム」なんて思っている方…けっこういるのでは? 実は、とてもわかりやすい見分け方があるのだ…!!
今回の雑学記事では、動画で鳥たちをご紹介しながら、くわしくその違いについてお伝えしていくぞ!
【動物雑学】オウムとインコの違いって何?
【雑学解説】冠羽があるかないかで見分けるオウムとインコ
オウムとインコの違いには、生き物として分類されるグループの違いがある。
- インコ…オウム目インコ科
- オウム…オウム目オウム科
おいおい。「科」ってなんやねん! もっとこう、一発でわかる違いはないんか! という読者のみなさんの心の声が聞こえてくるようだ…。
その声にお応えして、めちゃめちゃわかりやすい見分け方をひとつご紹介しよう。
こちらのオカメインコ(黄色い大きいほう)とセキセイインコ(青くて小さいほう)の様子をご覧いただくとわかるのだが…。
セキセイインコにはなくて、オカメインコにはあるものがある。頭頂部に生えている「冠羽」だ。セキセイインコは冠羽がないのでインコの仲間。オカメインコは、その名前から勘違いされやすいが、冠羽があるのでオウムの仲間なのだ!
「インコ」と呼ばれる約330種類の鳥には、ペットとして人気のセキセイインコやコザクラインコ・ボタンインコなどがいる。これらの鳥には「冠羽」とよばれる頭頂部の長い羽根がなく、頭はまんまるでツルツルしている。
対する「オウム」とよばれる約21種類の鳥の頭には冠羽とよばれる長い羽根が生えている。この冠羽には、自由に上げ下げすることで仲間同士コミュニケーションを取ったり、敵に対してからだを大きく見せることで自分を守るといった役割がある。
この動画のオカメインコは、セキセイインコにちょっかいをかけられて怒っているようだが、冠羽は感情のバロメーターにもなるのだ。怒りの感情にあわせてピョコ! っと動くところがたまらなくかわいい!
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【追加雑学①】コンゴウインコはめちゃめちゃ大きいけどインコ!
人間の指に乗るインコのことを「手乗りインコ」と呼ぶことから、指にちょこんと乗るくらいの大きさのイメージがあるインコ。しかし、次の動画の鳥さんは、世界最大のインコでめちゃめちゃでかい!
こちらの鳥は、コンゴウインコの中でも羽根の色が赤いことが特徴の「ベニコンゴウインコ」。めちゃめちゃでかいけど、冠羽がないので、インコの仲間だ。
男性に抱っこされているところからその大きさがなんとなく見て取れるが、この種類はなんと体長100cm・体重1.2~1.7kgほどにもなる。オウムとインコを見た目で見分けるのに、大きさは関係ないのだ。
【追加雑学②】クイズ! オウムorインコ!
さあ、ここでみなさんにクイズを出題するぞ…! ここまでの情報をふまえて、次の動画の鳥はオウムなのかインコなのか当ててもらいたい。
こちらの「モモイロインコ」はオウムorインコ、どっちでしょう?
よーくその様子を観察すれば正解が分かるはず。けっこう大きめの鳥だが、頭には立派な冠羽が生えている。…と、いうことは?
そう。モモイロインコはオウムの仲間なのだ! このように、名前にインコとつきながらもオウムの仲間の種類もいるのが、ちょっとやっかいなところだ。名前ではなく、その姿をみて判断することが正しく見分けるポイントである。
雑学まとめ
ややこしいところもあるが、意外とわかりやすかったオウムとインコの違いについての雑学を紹介した。ここまでくるとみなさんも、その見た目をみればすぐに答えられるようになったことだろう。
冠羽があったらオウム! 頭つるつるだったらインコの仲間! これだけ覚えておけば、問題ない。家族や友達に、モモイロインコやオカメインコでひっかけ問題でも出題してみるのもいいかもしれない…!
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