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鉛筆と色鉛筆のトリビア!形は六角形?丸い?その理由とは?【動画】

zatsugaku

雑学カンパニー編集部

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鉛筆は六角形なのに、色鉛筆が丸いのはなぜ?という雑学

小学生のころ、鉛筆の六つの面に数字を書き込んで、サイコロ代わりにして遊んだ人は多いはずだ。そう、鉛筆といえばたいがいが六角形でできている。

しかし…同じ鉛筆でも色鉛筆ではどうだろう? きっと六角形の色鉛筆なんて、見たことがない人がほとんどではないか。

…色鉛筆は丸いがために転がりやすく、よく床に落として芯を折っていた覚えもある。そう思うとデメリットしかないように感じるが…どうして、色鉛筆は丸いのが普通なんだ?

今回はそんな鉛筆と色鉛筆の形状のトリビアを紹介しよう!

【生活雑学】鉛筆は六角形なのに、色鉛筆が丸いのはなぜ?

孫ちゃん
普通の鉛筆は六角形。色鉛筆は丸…。なんで色鉛筆も六角形にしないんだろ。丸いと転がって落ちて、芯が折れちゃうんだよね~。
おばあちゃん
鉛筆と色鉛筆だと持ち方が違うからねぇ。あとは、そもそも芯の強度が違うから、六角形にすると折れやすくなるってこともあるらしいよ。

【雑学解説】鉛筆と色鉛筆の形状の違いは、それぞれの用途と強度から

鉛筆と色鉛筆の形状の違いは、それぞれの用途と強度からというトリビア

色鉛筆と鉛筆の形状が違っているのは、それぞれの用途と芯の強度を考慮してのものである。

以下よりそれぞれの理由をみてみよう。

鉛筆と色鉛筆は持ち方が違う

鉛筆の持ち方といえば、中指と親指で挟み、人差し指で上から押さえるのが普通だ。3本の指で支えるこの持ち方は、真上から芯を当てて文字を書くのに適している。

鉛筆が六角形になっているのは、この支える指と同じ3の倍数になっているほうが力が入りやすいからだ。たまーに四角い鉛筆もあるが、角の部分に指が当たって使いにくいのが正直なところである。

孫ちゃん
そういうことなんだ!?最近三角形の鉛筆もけっこう見かけるけど、それも3の倍数だからか~!

一方、色鉛筆は色を塗るのが主な用途のため、立てることもあれば斜めに寝かすこともあったりと、さまざまな持ち方をする。その点、丸い形状ならどんな持ち方をしても指当たりがよく、回しながら使えば同じ面ばかり偏って芯が減るようなこともないのだ。

 六角形では色鉛筆の芯が折れてしまう

保護する木が六角形だと、芯に伝わる力が均一ではなくなるため、その分折れやすくなる。色鉛筆の芯が丸形の木で保護されているのは、これに耐えうる強度がないというのも理由のひとつだ。

おばあちゃん
たしかに角のある形だと、力がかかる部分とそうじゃない部分が出てくるねぇ。

鉛筆の芯は黒鉛と粘土を焼き固めたもので、それなりの強度がある。一方で色鉛筆の芯は顔料にワックスやノリを混ぜたもので、焼き固めてもいない。そのため鉛筆に比べて強度が弱く、同じ形状では都合が悪いのである。

丸いと転がって芯が折れてしまう…などと思っていたが、六角形ならそもそも色を塗っている時点で折れてしまうのかも!?

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【追加雑学①】六角形の色鉛筆もある

六角形の色鉛筆もあるというトリビア

かつては丸い軸でないと色鉛筆の芯を保護できなかったが、技術の進歩は目覚ましい。現在は芯折れ防止加工が施されるなどして、六角形でも保護できるようになった色鉛筆が登場している。

以下はドイツのステッドラーというメーカーが出している「ノリスクリブ」という製品の公式動画だ。たしかに六角形になっている!

おばあちゃん
小さい子が使うなら、転がる心配が少ないこういう形の方がいいかもしれないねぇ。
孫ちゃん
そうだね。…っていうか最後のブロッコリー、ちょっと微妙~…。

なんでも芯の周りが白くなっているのが、折れにくくするための加工だというぞ。横に寝かせて色を塗る用途を考えるとやりにくそうな側面もあるが、繊細な線を表現するのにはこちらのほうが向きそうだ! またこれなら転げ落ちて芯が折れる心配も減りそうである。

【追加雑学②】鉛筆に鉛は入っていない

実は鉛筆の材料である黒鉛は、正確には石炭の仲間で、鉛とは別モノの物質だ。ではなぜ、黒"鉛"などという名前が付いているのだろうか。

一説にはこれは古代ローマの時代、楔形文字を彫るために使われていた「尖筆(せんぴつ)」という金属の筆に由来するという。

本来、尖筆は彫刻刀のようなもの。しかし鉛は触れるだけでも手が黒く汚れるため、鉛で作られた尖筆は普通に鉛筆のような使い方がされることもあったのだ。

孫ちゃん
彫刻刀の刃の部分が鉛筆としても使えたってこと?へぇ~!

その名残で、今でも紙に字を書くためのそれを"鉛"筆、そしてその材料を黒"鉛"と呼ぶのである。

【追加雑学③】鉛筆の木は香り高いインセンスシダー

鉛筆の木は香り高いインセンスシダーというトリビア

鉛筆の木の部分はほかの木材と比べて、かなり柔らかいインセンスシダーという木が使われている。比べるとわかりやすいように、鉛筆が割り箸のような材質をしていたら、きっと削るのも一苦労である。

インセンスシダーはヒノキの仲間で、全世界の75%の鉛筆にはこの木が使われているというぞ。

また英語のインセンス(incense)は「香り」を表す単語で、その名の通りインセンスシダーには独特の香りがある。鉛筆のあのニオイは、芯ではなく木材のものだったのだ!

以下の動画では鉛筆の製造工程が紹介されている。「木材はスギやヒノキ」とあるが、このうちのヒノキがインセンスシダーのことだ。

芯が何本も差し込まれた板状の木材が出てくる場面は、なかなかのレアシーンだ。高級鉛筆と普通の鉛筆の違いが塗装回数だということも、あまり知られていないのでは?

孫ちゃん
えっ、中をくりぬいて芯を入れてるんじゃないんだ!?うわ~、知らなかった!
おばあちゃん
おばあちゃんも昔そう思ってたねぇ。でも鉛筆の底を見るとわかるよ。木の模様がずれてたりするのがあるから。

「鉛筆と色鉛筆」の雑学まとめ

今回紹介したのは、鉛筆と色鉛筆の形状のトリビア。

鉛筆が六角形になっているのは、文字を書く際に3本の指で持ちやすくするため、色鉛筆が丸いことにはさまざまな持ち方をするのと、芯の強度が六角形に耐えうるものではないという理由があった。

なるほど、事情を知れば「色鉛筆は丸いせいで机から転げ落ちる」という文句も出なくなる。そもそもメーカーもちゃんと考えているのだから、理由もなく丸くするはずなどないのだ。

孫ちゃん
うんうん。もう文句いいませ~ん!
おばあちゃん
あんたはいつも、出したら出しっぱなし、使ったら使いっぱなしだからねぇ。まずはそれを直したら?
孫ちゃん
あはは……。

最近では六角形の色鉛筆なども登場しているように、今後、鉛筆界にどのようなニューフェイスが登場するのかも見ものである。大人になるとどうしても使う機会が減るが…たまには鉛筆もいいかも!

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