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公衆電話のボックスに鏡がある理由とは?効果はあるのか?

雑学カンパニー編集部

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公衆電話ボックスに鏡がある理由に関する雑学

最近、めっきり見かけなくなった公衆電話ボックス。最後に利用したのはいつだろう…。

普及していた当時は携帯などない時代だから、身内に知られたくないなど、特別な理由がある場合にも公衆電話を利用する流れがあった。「好きな人の家にドキドキしながら電話をかけたなぁ~」なんていう、甘酸っぱい思い出がある方も多いのでは?

そんな公衆電話ボックスに入って、ふと上を見上げるとがあることをご存知だろうか。メイクや髪型チェックのため? いくら好きな人が相手だといっても、電話越しで身なりを整える必要などあるか?

もちろんそんなことのためではなく、これには少し意外な理由があった…! 今回はそんな、公衆電話ボックスに設置された鏡に関する雑学を紹介していくぞ。

【生活雑学】公衆電話ボックスに鏡がある理由とは?

公衆電話ボックスに鏡がある理由に関する雑学

孫ちゃん
公衆電話って今使ってる人見ないけど、あれって後ろにずら~って列ができちゃったりするもんなの?チラチラ後ろを確認しなきゃいけないのかなあ。

おばあちゃん
公衆電話ってのは、自分の後ろに人が並んでるかどうか確認できるように、実は鏡がついてるんだよ。一応長電話防止のためらしいけど、効果は微妙らしいねぇ。
孫ちゃん
長電話防止の鏡!?それで後ろを映すんだ!?車のバックミラーみたいなもんだね。

【雑学解説】公衆電話ボックスに鏡があるのは長電話を防止するため

公衆電話ボックスに鏡があるのは長電話を防止するためという雑学例外はあるかもしれないが、基本的にはどの公衆電話ボックスにも鏡が取りつけられている。鏡が取りつけられている場所は電話機の少し上あたり、顔を上げるとちょうど視界に入ってくる位置である。この位置が大きなポイントなのだ!

電話をしながらふと鏡を見ると、自分の後ろ側がどうなっているかが映るのだ。もし公衆電話ボックスの前に人が並んでいた場合、その行列が嫌でも目に入ってくる。

ここまでいえばもうお分かりだろう。公衆電話ボックスの鏡は、鏡に映った行列を認識させ、長電話を防止するためのアイテムなのだ!

たしかに、鏡に映る行列が見えれば、常識のある人なら早めに電話を切り上げようとするはずだ。その一方、会話に夢中になっていて鏡の存在にすら気づかない人もいるだろう。果たしてどれくらい効果があったのかは定かではないが…。

孫ちゃん
う~ん…どうなんだろ。でも並んでるのに気付いちゃったら、やっぱりちょっと焦るよね。

今となっては、公衆電話ボックスに行列ができることはめったにない。つまり、この鏡はほぼ役割を終えたといってよいだろう。

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【追加雑学①】公衆電話はなぜ緑色なのか?

公衆電話はなぜ緑色なのか?という雑学公衆電話といえば緑色がスタンダードだ。なんの疑問もなく緑色の公衆電話を受け入れてきたが、よく考えたら別に緑色でなくてもよいような気もする。

実は、公衆電話が緑色なことに特別な意味はない。それどころか昔は「青色」・「赤色」・「ピンク色」などの公衆電話もあったというぞ!

お馴染みの「緑電話」は、テレホンカードに対応した初めての機種として1982年に登場した。テレホンカードの登場は公衆電話をさらに身近なものにし、それと同時に現れた緑電話は、「公衆電話=緑色」というイメージを決定づけたのだ。

おばあちゃん
あぁなつかしいねぇ、テレホンカード。ジャラジャラ小銭をいっぱい持たなくても電話できるってのはほんと画期的だったよ。それが緑の公衆電話のはじまりだったんだねぇ。
孫ちゃん
テレホンカードって、今でいうクオカードみたいなもんでしょ?使えるのが公衆電話ってだけで。
おばあちゃん
そうそう。そんな感じだよ。

そのような経緯から緑色の公衆電話がスタンダードとなり、その他の色の電話機は姿を消していくこととなったのである。テレホンカードはたしかに画期的だったが、電話機の色が緑だけになっていったのは、なんだか寂しくも感じる…。

【追加雑学②】受話器が2つついた公衆電話がある

最後に、日本に数台しかない不思議な公衆電話を紹介しよう。まずはこちらの動画を観てほしい。

なんと、受話器が2つついている!? 実はこちら、3人同時に話せる「デュエットフォン」という公衆電話なのだ。これはおもしろそう!

孫ちゃん
なにこれ!おもしろ~い!スマホだとグループトークみたいな感じで何人かで話すのも普通にできるけど、公衆電話でもそういう機能があったんだ!?

気になる設置場所は、川崎市にある中原区役所、島根県津和野町乙女峠、香川県観音寺市大野原町の3箇所だ。気になる人はぜひ探してみてはいかがだろうか。

おばあちゃん
この動画に出てくるNTTの人は「全国に4台」っていってるけど、どうも設置台数ははっきりしてないらしいねぇ。3台っていう人もいれば4台って人もいて、さらにはテレビで7台とも20台とも紹介されたりしたみたいだよ。
孫ちゃん
え~!?そんなことある!?…あ!ってことは、もしかしたら誰もまだ知らないところで自分が見つけるなんてこともありえるかも?ちょっと宝探しっぽ~い!

実用性があるかはわからないが、名物スポットになっていることはある意味で地域貢献といえるかも?

公衆電話の雑学まとめ

公衆電話の雑学まとめ今回は公衆電話にまつわる雑学をご紹介してきた。携帯電話の普及とともに、少しずつ姿を見なくなった公衆電話。最近の小中学生は公衆電話の使い方を知らない子も多いという。使う必要がないのだから、当然ではあるが…。

しかし現代でも、公衆電話は災害時携帯電話をなくしたときなど、「もしも」のときに大活躍する。やはり完全になくなることはないだろう。古き良き時代の産物として、今後も残り続けていってほしいものである。

孫ちゃん
そうなんだよね~。災害のときはスマホが繋がりにくくなるし、通信障害とかで使えないときもあるしね。
おばあちゃん
普段使うことはほとんどないし、維持費ばっかりかかって採算取れないから悩ましいところだろうけどねぇ。

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