スピードが速いものの代名詞といえば、そう新幹線だ! のぞみに乗れば東京-新大阪間が2時間半で到着する。2時間半といえば、プロ野球1試合の時間より短い。とにかく新幹線はスピーディーだ。この新幹線より速い乗り物など存在しないはずだ。
しかし、スカイダイビングの速度は新幹線と同じくらいだとの話を聞いた! 本当なのだろうか。今回はこの雑学について検証してみたので、どうぞ最後までお付き合いいただきたい。
【生活雑学】新幹線の速度とスカイダイビングの速度は同じくらい
【雑学解説】スカイダイビングの速度は時速200km
たとえば4,000mの高度からジャンプした場合、パラシュートが開くまでの時間は、約70秒である。そのあいだジャンパーはひたすら落下するのみだ。これは怖い。そして、なんとその速度は時速約200kmにまで及ぶのだ。
新幹線の平均速度も大まかにいえば時速200kmといえるので、スカイダイビングと新幹線の速度は同じだということになる。新幹線は車体が守ってくれるので外気の影響を受けずに快適な旅が楽しめるが、スカイダイビングは完全に野ざらしである。(しかも空中で…。)
新幹線の窓から手や顔を出すことなど危険すぎて絶対にやらないが、スカイダイビング中は常時全身が200kmの速さで外気を切り裂いていく。こう考えるとスカイダイビングは想像を絶する所業である。
ただ、落下中ジャンパーは落ちるという感覚は感じていないようで、むしろ浮いているという感覚を得るらしい。この感覚が病みつきになって、スカイダイビングにはまってしまう人が多いのだ! 理屈としては、身や寿命を削ることになるので、酒やたばこにはまる感覚と同じということか。
【追加雑学①】日本で最初にスカイダイビングをしたのは陸上自衛隊員
日本で最初にスカイダイビングが導入されたのは、昭和30年(1955年ごろ)で、陸上自衛隊の教育資料で確認されている。自衛隊のパラシュート訓練に利用されたということだろう。
ちなみにスカイダイビングの発祥はフランスで、主にヨーロッパやアメリカで発展してきたらしい。
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【追加雑学②】スカイダイビングは16歳以上であれば誰でもできる
スカイダイビングを楽しむのに特別な資格は必要ない。体力があり健康な、満16歳以上の人ならOKだ。80歳のおばあちゃんがスカイダイビングをした記録も残っている。このように間口は広いが、1人で飛ぶことはできないので注意!
初心者が体験できるのは、インストラクターと体験者がペアとなって行う「タンデム・ジャンプ」というものである。
またスカイダイビングはただの娯楽と考えている人も多いが、実はれっきとしたスポーツ。落下により発生する風を利用した身体コントロールのスキルやパラシュートの操縦技術が争われる。
第二のオリンピックともいわれるワールドゲームズの大会では、競技種目にパラシューティングというものがあり、過去に日本人ペアが銀メダルを獲得した実績がある。
【追加雑学③】スカイダイビングのパラシュートは四角いタイプが主流
皆さんパラシュートの形というと、クラゲ型のものを想像するかと思うが、実は現在主流となっているのはスクエア・タイプ(四角型)だそう。
このスクエアタイプは横から見ると翼の形をしている。大トロやサーモンなどお寿司のネタのようにも見える。素材や安全性のために、あらゆる点で改良され、クラゲ型から今のタイプに至ったらしい。
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雑学まとめ
今回はスカイダイビングにまつわる雑学をご紹介してきた。4,000mからスカイダイビングをすると、その最高速度は200kmにもなり、これは新幹線の速度と変わらないということだ。もしパラシュートがひらかず、この速度のまま地面に打ち付けられたら、粉々になってしまうだろう。
そう考えるとスカイダイビングはかなり恐ろしいスポーツだが、1度は体験したいものだ。
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