冬に現れるものといえば、何があるだろう? 寒さの厳しい日は冬将軍が訪れたといった表現をするし、イベント関連だとクリスマスのサンタクロースが思い浮かぶ。
山形県では冬になると、「スノーモンスター」が現れるらしい。スノーモンスターを訳すと、「雪の怪物」だ。…怖すぎだろ、冬の山形県。
このままでは山形県民の身が心配で夜も眠れないので、スノーモンスターの正体を調査するぞ!
【生活雑学】山形県では冬になると「スノーモンスター」が現れる
【雑学解説】スノーモンスターの正体は木に氷と雪がついた樹氷
スノーモンスターについて調べると、山形県山形市の「蔵王温泉(ざおうおんせん)スキー場」に現れるとわかった。スキーを楽しみにきた人たちが、スノーモンスターに襲われてしまう…!
蔵王温泉のスノーモンスターを撮影した動画を発見することができた。どんな恐ろしい怪物の姿が映っているのか…。覚悟して見てほしい。
めっちゃ綺麗…! だが、どこに恐ろしい怪物のスノーモンスターがいるんだ? 見慣れない雪の像のようなものがあるが、この雪の像が夜になると動き出すとか…?
たくさんある雪の像のようなかたまりは、木に氷と雪が繰り返しついてできた「樹氷(じゅひょう)」だと判明した。そして、樹氷こそがスノーモンスターの正体なのだ。
樹氷の形が怪物のように見えるため、「スノーモンスター」と呼ばれている。中身は木なので、動かないし人を襲いもしない。よかった…私も安心して眠れる。
蔵王の樹氷は1月ごろから成長し始め、最も大きくなるのは2月ごろとのこと。見に行くときはモンスター退治の準備ではなく、防寒対策をしっかりしたいと思う。スノーモンスターが襲いかかってこないなら、寒がりの私には寒さの方が怖い。
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【追加雑学】日本各地の冬にしか見ることができない絶景
山形県のスノーモンスター以外にも、冬にしか見られない美しい風景が、日本各地に存在する。今回は、厳選した3つの絶景を紹介しよう。
冬は寒いからと室内にこもりがちの人も、厚着をして見に行ってほしい。綺麗な景色を見るために歩くのは、運動不足の解消にも繋がるぞ!
北海道「ジュエリーアイス」
北海道の中川郡(なかがわぐん)にある豊頃町(とよころちょう)は、冬になると「ジュエリーアイス」を見るために多くの人が訪れる。まずは、ジュエリーアイスを撮影した、こちらの動画を見てもらいたい。
太陽の光を浴びて宝石のようにキラキラと輝く氷が、「ジュエリーアイス」だ。ジュエリーアイスはにごりの少ない透き通った氷のかたまりで、1月中旬から2月下旬ごろまで豊頃町の海岸で見ることができる。
この動画は日の出の時刻に撮影されており、冬の豊頃町の早朝の気温はマイナス15度まで下がる。冷凍庫か? ジュエリーアイスを見に行ったら、私がアイスになってしまいそうだ。
埼玉県「秩父三大氷柱」
冬の絶景というと北国のイメージだが、埼玉県の秩父市(ちちぶし)でも美しい景色を楽しめる。「秩父三大氷柱(ちちぶさんだいひょうちゅう)」と名づけられたその絶景を、動画で見てみよう。
この動画は秩父三大氷柱の1つ、「三十槌(みそつち)の氷柱」を撮影したものだ。昼は迫力があるし、夜はライトアップされて幻想的! こんなに大きな氷柱が関東で見られるとは、驚きである。
秩父三大氷柱は三十槌の氷柱のほかに、「尾ノ内百景氷柱」と「あしがくぼの氷柱」があり、これら2つの氷柱もライトアップが行われる。3つとも見に行きたいが、昼と夜どちらの時間帯に行くか悩む…。
茨城県「シガ(氷花)」
茨城県久慈郡(くじぐん)の大子町(だいごまち)を流れる久慈川では、冬に「シガ」という現象が起きる。文字だけではどんな現象か見当もつかないので、動画を探してきたぞ。
川の上をシャーベット状の薄い氷が流れる、この現象が「シガ」だ。漢字では「氷花」と書き、「シガ」と読む。
水面を流れる氷を花に見立てた、当て字なのだろう。ロマンチック!
シガは毎日起きるわけではないので、行けば必ず見られるとは限らない。見れたらラッキーということだな! シガを見れた日は、宝くじに挑戦するのもありかもしれない。
雑学まとめ
山形県で冬に現れる、スノーモンスターの雑学を解説した。
雪男のような怪物がいるのかと不安だったが、樹氷なら安心だ。スノーモンスター大歓迎。
子どものころは雪が降ると喜んだが、大人になってからは交通機関が心配で素直に喜べなくなってしまった。スノーモンスターなど、冬ならではの風景を楽しめる心の余裕をもちたいものだ。
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