Twitterで募集した「あなたの雑学教えてください!」企画。
編集部のちぶりが、独断と偏見で気になった雑学を記事にしちゃうという企画だ! さて、今回ご紹介する雑学は…
歯みがき粉は製品の分類として化粧品と医薬部外品の2種類があります😊
薬用成分が入っているものは医薬部外品、入っていないものは化粧品です😌
歯周病やむし歯に気をつけたいなら医薬部外品を選ばないと意味が無いのです…!— めろでぃん🍀 (@melody_nika2) August 1, 2019
「めろでぃん」さんからいただいたこちらの雑学。それでは記事本文をどうぞ。
何気なく使っている歯磨き粉だが、種類があることをご存知だろうか? それは化粧品と医薬部外品という区別だ。
化粧品というと乳液や美容液などの女性の化粧に使う商品のイメージがあるが、化粧品に含まれる歯磨き粉もあるらしい。もうひとつの医薬部外品だが、はじめて聞いたという方も多いだろう。
この2つの歯磨き粉の種類について、調べてみた。どうか最後までご覧いただきたい。
【人体雑学】歯磨き粉には化粧品と医薬部外品の2種類がある
歯磨き粉には化粧品と医薬部外品の2種類がある。医薬部外品は効能や効果の表示が認められているが、化粧品には効果や効能の表示が認められていない。
【雑学解説】医薬部外品は薬用歯磨き粉
歯磨き粉には化粧品と医薬部外品の2種類がある。それぞれの特徴を述べていこう。
化粧品の歯磨き粉
化粧品は医薬部外品と比べ、効能や効果が緩和されていて、美容目的で使われる製品。化粧水や乳液といったものももちろん化粧品のひとつだ。
化粧品の歯磨き粉は、効果や効能の表記が認められていない。
効果や効能の表記といってもピンとこないと思うので、具体例をあげると「歯肉炎・歯周病の予防」「虫歯の発生や進行の予防」といった表記が、効果や効能の表記にあたる。
しかし、「歯を白くする・口内を浄化する・歯垢を除去する・歯石の沈着を防ぐ」といった表現は認められているとのこと。簡単にいうと、病気の予防をうたうことができるかそうでないか、というところか。
ちなみに、化粧品が効果や効能の表記を行ってしまうと薬機法という法律に違反する。
医薬部外品の歯磨き粉
医薬部外品とは、そのまま捉えたら「医薬品ではないもの」となる。医薬品という名称なら聞いたことがある方も多いだろう。
医薬品は、病気の治療や予防を目的として使用されるもの。厚生労働省から効果があるとお墨付きを得て、販売される。
では医薬部外品は何なのかということだが、端的にいうと、医薬品に比べ作用が弱いものだ。医薬部外品にも、医薬品と同様、効果や効能があると厚生労働省が認めた成分が配合されているが、その度合いは医薬品と比べて薄い。
医薬部外品なら、効果や効能の表示が可能だ。だから、医薬部外品のパッケージを見れば、効果や効能が一目で分かるので、目的に合った商品を選びやすいというメリットがある。
それぞれの違いを述べたが、化粧品の方が医薬部外品よりも効果が薄いというわけでもないらしい。医薬部外品は許可された成分を定められた量しか使えないのに対し、化粧品なら成分表示の義務があるが、量に制約はないためである。
何ともややこしいな。
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【追加雑学】虫歯予防には重曹うがいが効果的
歯磨きをする大きな目的は、虫歯を予防することだ。しかし、歯磨き以外にも虫歯を予防する効果的な方法がある。
それが重曹を使ってうがいすることだ。
やり方は簡単! 歯磨き後に重曹を溶かした水でうがいをするだけ。
重曹は弱いアルカリ性の物質なので、口に入れても特に問題はない。添加物なしの食品用重曹がおすすめだ。しかし、量には気をつけよう!
水100ccに対して小さじ半分の重曹を溶かし、綺麗に溶かしきって重曹水を作り30秒間うがいをすればいい。重曹は弱アルカリ性であるため、虫歯の原因となる酸を中和するらしい。
コーヒーによる口臭にも効果があるとのことなので、コーヒー好きの人にもおすすめ。重曹で歯磨き粉を作り直接磨く人もいるが、これは効果が強すぎて歯のエナメル質が溶けてしまう可能性があるのでNGだ!
雑学まとめ
いかがだっただろうか? 歯磨き粉には医薬部外品と化粧品の2種類がある。両者の実質的な違いは、「歯周病や虫歯に効果がある」といった効能や効果に関する表示ができるかどうか。
これを知っていれば、ドラッグストアで歯磨き粉を選ぶときに、パッケージを見て確認できる。医薬部外品なら「医薬」と表示されているので、化粧品より効きそうだが、実際そうとも限らないのが難しい…。
なんだかややこしいので、私はやっぱりいつもの歯磨き粉にしよう!