中華料理店にある、ドーンと中央に位置する回転テーブル(ターンテーブル)。中華料理店といえばターンテーブルというくらい、よく見るヤツだ。しかし、実はターンテーブルの回し方にマナーが存在していたらしい。
ターンテーブルにマナーなんて聞いたことがないが、実は有名なマナーなのか?
というわけで、ターンテーブルのマナーについて調べてみたぞ! これでお偉いさんと中華料理店に行くときもバッチリだ! お偉いさんと中華料理店に行く予定がなくても、もしものときのために頭に入れておいた方がいいぞ。
ついでにターンテーブルが生まれた意外な場所についても紹介しているが、中国人ですら驚くこと間違いなし。
【ルール雑学】中華料理のターンテーブルはまず右に回す
【雑学解説】中華料理のターンテーブルは時計回りに回すのが正しいマナー
ゲストの中で一番偉い人に先に料理を取ってもらってみんなに料理が行きわたるまでは、中華料理のターンテーブルは時計回りに回すのが正しいマナーだ。
ターンテーブルを回してみんなに料理が行きわたれば、もうどっちの方向に回してもOKだぞ。とりあえず、「最初の1周目だけは時計回りに回す」と覚えておいてくれ。
もう1つやりがちな失敗が、立ち上がって料理を取ることだ。中華料理店では立って料理を取り分けることは見苦しい行為だとされているので、ターンテーブルをうまいこと回転させて料理や調味料を取ろう。
ちなみに、ターンテーブルでお偉いさんが座る上座は部屋の入口から一番遠い席だ。
スポンサーリンク
【追加雑学】中華料理のターンテーブルは日本生まれ
知らない人が圧倒的に多いと思うが、実は中華料理のターンテーブルは日本生まれだ。1932年に日本初の総合結婚式場『目黒雅叙園(めぐろがじょえん)』の細川力蔵という人が考案したらしい。
総合結婚式場がなぜターンテーブルを考案したのかについてだが、目黒雅叙園は料亭でもあったので、北京料理や日本料理を提供していたそうだ。席に着いたまま料理を取り分けて、次の人に料理を譲れないかと考えた結果ターンテーブルが生まれたらしい。けっこうズボラな発想だ。
ターンテーブルが日本生まれということは、日本独自の文化なのかといえばそんなことはない。日本発祥だといわれても信じない中国人がいるほど、本場中国でもターンテーブルは浸透している。ターンテーブルのマナーは中国でも日本と変わらないようだ。
雑学まとめ
中華料理のターンテーブルは時計回りに回すのが正しいマナーとは知らなかった…! 今まで何も考えずに回していたが、私のように知らない人がほとんどだろう。あまり知られていないマナーなので、反時計回りに回していたとしても誰も気にしないはずだ。たぶん。
ターンテーブルが日本発祥だというのもびっくりだ。日本生まれのくせに中華料理に馴染みすぎだろう! ちなみに、中華料理は中国料理を日本人向けにアレンジしたものだという。それをきくと、ターンテーブルが日本発祥というのもうなずける…と思った筆者であった。
おすすめ記事
-
中国料理と中華料理の違いとは?日本にしかないメニューはアレ!【動画】
続きを見る