お子様からお年寄りまで、皆大好きなウスターソース。普段何気なくウスターソースと言っているが、その名前の由来はご存知だろうか?
え? ソースの粘度が中濃ソースや濃い口ソースに比べてうすいからウスターソースと呼ぶのではないかだって? たしかに中濃ソースや濃い口ソースに比べてサラサラしてはいるが、だからウスターソース(うすいソース)というわけではない。
今回の雑学では、ウスターソースの名前の由来と考案者は誰なのか!? に迫る!
【食べ物雑学】ウスターソースの「ウスター」の意味とは?
【雑学解説】ウスターソースはイギリス・ウスター市が由来
そもそもウスターソースの発祥地がどこなのか知らない人も多いかもしれない。かくいう私も今回執筆するにあたり、初めて知った。有名なソースメーカーから発売されていることもあり、てっきり日本発祥のものかと思っていた。
実はウスターソースはイギリスのウスター市が発祥であり、ウスターソースの「ウスター」はここからきているのだ。たしかにいわれてみれば、しょうゆではなくソースであるわけで、イギリスっぽいイメージはある。
ちなみに冒頭でウスターソースの粘度がサラサラしているから、ウスターソースというわけではないとお伝えしたが、これらソースの粘度は日本JAS規格によって定められている。
- ウスターソースの場合の粘度 0.2Pa・s未満
- 中濃ソースの場合の粘度 0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満
- 濃厚ソースの場合の粘度 2.0Pa・s以上のものをいう。
このように定義によりソースの呼び名が変わるのだ! いやー、私も初耳だ。
ウスターソースを作ったのは主婦だった
これだけ世に浸透しているウスターソースだ。
さぞかし名高いお方が発明したのではないかと思いきや、何と始まりはイギリス・ウスター州の主婦が作ったのだという。しかも長年大量の資金と歳月をつぎ込んでやっと開発されたというわけでもない。
食材の腐敗を防ぐために、食材と調味料を一緒に保存をしていたら偶然できたという驚きの過程であった。ようは、偶然の産物ということだ。あんなに美味しいものが偶然できたなんて、奇跡としかいえない!
スポンサーリンク
【追加雑学】ウスターソースの活用レシピ【動画】
ウスターソースを揚げ物にしか使っていないという方や、あまり使い道がなくてお家に余らせているという方はとても勿体ないことをしているぞ! ウスターソースには様々な野菜や果物がブレンドされており、複雑な味わいを生むことができる。
私はカレーやハヤシライス、ミートスパゲティなど隠し味に応用している。簡単に旨みと味に深みが出ておすすめだ。他にもニンニクをタップリ入れて豚肉をウスターソースでソテーしても美味しい。ニンニクはすりおろしだけではなく、かけらのままのにんにくも一緒に入れる方がうまい!
実は、このレシピB-1グランプリにも参加している三重県のトンテキを参考に作っている。もっと分かりやすく動画でもご紹介しよう。
ウスターソースのトンテキ丼
うーん! いかがだろうか? とても食欲をそそるではないか。とても簡単だし、男の人がとても喜びそうな丼飯だ。しっかり手抜きをして旦那様に褒めてもらおうではないか…ふふふ…。
ウスターソースを使ったタコライス
さてさて、せっかくなのでもう一つレシピを動画でご紹介したいと思う。こちらはカフェに出てきてもおかしくなさそうなカフェ風ランチ飯。タコライスだ。
おしゃれでSNS映えしそうなタコライス、ぜひ作ってみては? 友だちがお家に来たときにでもパパッと作って出せば、感動してもらえること間違いなしだ。
このように、ウスターソースは隠し味アイテムとしても、豚肉との相性も申し分ないため活用してみてほしい。私はこのように活用しているため、わりと早いペースでなくなってしまう。
ウスターソースの雑学まとめ
今回は、ウスターソースの名前の由来についての雑学をお伝えした。
深く考えたことはなかったが、ウスターソースにも歴史があるということなのね。このように聞くとどうだろうか? 何となくウスターソースを見る目が変わってくるのは私だけではないはず…。
ちなみに豆知識として、補足をしておこう。ソースが好きな人も多いと思うが、ソースには糖質がたーっぷり入っているためご注意を! ほどほどに、美味しくソースを楽しもうではないか。