ドラミちゃんといえば、ドラえもんの可愛らしい妹だ。時折ポンコツになるドラえもんとは違い、しっかり者で優秀なロボット。
今ではドラえもんの妹キャラとして親しまれているドラミちゃんだが、実は彼女は変わった経緯でデザインが決まったことを知っているだろうか?
今回は、知っているようで知らない、ドラミちゃんにまつわる雑学を紹介しよう。
【サブカル雑学】「ドラえもん」のドラミちゃんは読者のアイデアからデザインが決まった
【雑学解説】読者のアイデアから今のデザインに!
ドラミちゃんのアイデアは、作者ではなく読者によるものだった。「ドラえもん」が「小学四年生」で連載されていた時、読者からあるお便りが小学館に届いた。
それは、徳島県に住む小学生の女の子からのもので、そこにはドラミちゃんの原案となるキャラクターが描かれていた。このキャラクターアイデアが採用され、1973年3月号の「小学四年生」にて、
ドラえもん「あのね、エヘヘヘッ、小学五年生の4月号から……エヘヘ。」
のび太「かわいいドラミちゃんがでます。よろしく!」
「小学四年生」より
という次回予告が掲載された。
ちなみに、この時にドラミちゃんも登場していたのだが、今とはまるっきり違った外見をしている。
外見のベースは今のドラミちゃんとあまり変わらないのだが、体の色にドラえもんと同じようなスクリーントーンが貼られ、ヒゲも生えていたのだ。今のドラミちゃんを知っていると、お世辞にも「可愛い」とはあまり言えないような…。
ドラえもんと同じようなスクリーントーンが、体の色として貼られていたことから、「この時のドラミちゃんは、ドラえもんと同じ青い体をしていたと考えられていたのでは?」とファンの間で考えられている。
そこからデザインを改良して今の姿になり、漫画版で人気が出たことから、アニメにも登場するようになったのだ。
もしも読者からドラミちゃんのアイデアが送られてこなかったら、ドラミちゃんのようなポジションのキャラクターは生まれなかったのかもしれない。
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【追加雑学】設定も今とは違っていた
初期の外見が現在と違っていたドラミちゃん。実は、設定も今とは異なる部分があった。
今ではしっかり者のキャラクターとして知られているが、初期のころは頭の回転が鈍くて機械音痴だった。さらには1万馬力の力の持ち主で、ドラえもん相手に暴れることもあったおてんばさんだったのだ。
また、家庭科専門のロボットという設定もあり、ポケットから出す道具は家事に関連する道具ばかり。
連載が進むにつれて、今のような優等生でドラえもんと同じような道具を出すキャラクターへとアップデートされたのだ。
昔のドラミちゃんは、今の人たちからすれば想像できないキャラクターだろう。私もポンコツでおてんばなドラミちゃんを想像できない。
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雑学まとめ
今回は、ドラミちゃんに関する雑学を紹介した。
ドラえもんの妹として親しまれているドラミちゃん。しかし、驚くことにそのアイデアは小学生の女の子のお便りによるものだった。
このお便りがなくても、ドラえもんにドラミちゃんのような妹が生まれただろうか?
読者のお便りから、人気者となり、多くの人が知るキャラとなったドラミちゃん。漫画のキャラクターとは、何が起こるか分からないものだ。
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