「救急車と交通事故を起こしたらどうなるんだろう?」
みなさんはこんな疑問を頭に浮かべたことはないだろうか。
救急車は一刻も早く病院へとたどりつかないといけない。そのため通常車は救急車が来た場合、道を開けて救急車を通れるようにする。
しかし、道を開けるときにハンドル操作をミスってしまい、救急車と激突! なんていうのもありえない話ではない。救急車とぶつかってしまったら、洒落にならない。
今回の雑学では、救急車と交通事故を起こしたらどうなるのか、具体的に調べてみたぞ。
【生活雑学】救急車が交通事故を起こしたらどうなるの?
【雑学解説】救急車と交通事故を起こしたら、過失割合は7:3になる
救急車をはじめ、消防車やパトカー、他にもガス会社の作業車や、自衛隊の車両。こういった車は、「緊急自動車」と呼ばれており、一部の道路交通法の適用を除外されている。
具体的には、信号が赤でも救急車は止まらずに先へ進んで構わない、などなど。
そしてこういった緊急自動車が来た場合、一般車両は進行を妨げないように進路を譲らないといけない。交差点付近では一時停止しなくてはいけない。
また、緊急自動車と一般車両が万が一衝突してしまったら、だいたいの場合、一般車両側の責任が重くなる。過失割合はだいたい7:3になることが多い。
たとえ交通ルールを厳守して青信号で侵入した場合でも、交差点で救急車とぶつかってしまったら、一般車両が悪いということになってしまう。
このようになるのは、それだけ救急車などは一刻も早く目的地まで向かわないといけなく、優先されるべき存在だからだ。
もし、救急車のサイレンが聞こえたら、進行妨害にならないように気をつけないといけない……。
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【追加雑学①】救急車が白い理由とは?
救急車が白い理由をみなさんはご存知だろうか。理由は至って単純で、日本で初めての救急車の色がたまたま白であり、その後統一されたからだ。
先程も記述した通り、救急車が通りかかるときは一般車両に気を配らないといけないので、なるべく分かりやすい車であることが望ましい。そのためわかりやすく、白一色で統一されているのである。
なるほどなあ、たしかに白で統一してくれた方が、車を運転する身としては助かるな……。
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【追加雑学②】救急車のサイレンの音量は頼めば下げてもらえる
救急車のサイレンの音がけっこううるさいこともある。特に夜中だと小さい子供が起きてしまったりして、近所迷惑になる恐れがある。
そういう心配がある場合は、実は頼めば救急車のサイレンの音量を下げてもらえるのだ。
救急車のサイレンは、急いで現場に向かっていることを周囲の車に知らせるために鳴らしている。だが夜中ならほとんど車も走っていないし、サイレンを鳴らす必要性はそこまでない。音量を下げてほしい場合は、救急車を呼ぶ人が消防署に電話をする際に伝えるようにしよう。
まあたしかにサイレンは夜中だとうるさいもんな……。音量を下げてくれるなら下げてほしい。ただ問題は、緊急時にサイレンの音量にまで気を配れる余裕はあるのかどうかだ。
雑学まとめ
本雑学記事では、救急車が交通事故を起こしたらどうなるのかについて解説した。
救急車と交通事故を起こすと、一般車両の方が過失割合が高くなってしまう。救急車は一刻も早く現場に向かう必要があるため、車を運転する人達は気を配る必要があるのだ。
人命に関わることだし、一般車両の責任が重くなっても仕方がないかもしれないなあ。救急車が近くを通るときは慎重に運転するよう心がけよう……。
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