「お寿司を食べるならまずは玉(ぎょく)からでしょ!」 回転寿司でそんなことを言う人はいないと思うが、もしいたら注意した方がよいかもしれない。ちなみに高級寿司でも、こんなことを言ってくる人は個人的に苦手だが…。
回転寿司で玉子焼きだと思って食べているそれは、厳密には玉子焼きとはいえないかもしれない。「玉」ではなく「白」と表現する方が正しい可能性があるのだ!
今回はそんな、回転寿司の玉子にまつわる驚きの雑学を紹介していくぞ!
【食べ物雑学】回転寿司の玉子には黄身が使われていない
【雑学解説】回転寿司の玉子が白身だけの理由とは?
あの色鮮やかさはおいしさの証ではなく、危険な証なのかもしれない。
これは回転寿司の玉子だけではなく、コンビニやデパ地下なども同様。まったく知らなかった…。玉子の味がしていたのは気のせいだったのかもしれない。自分の舌を信じられなくなってきたよ…。
使われている着色料は、黄色4号・黄色5号・赤色102号などなど。これらの着色料は発がん性があることや、アレルギーを引き起こす恐れがあることがいわれてはいるが、日本では食品添加物として使用が許可されているものだ。
なんでわざわざ加工をしてまで白身だけを使うのか、黄身を使ったっていいじゃないかと思うがそうはいかない理由がある。
玉子は白身の方が圧倒的に安い
まずはコスト面だ。白身はタダ同然で手に入る。その理由はケーキやマヨネーズなどの加工食品で黄身を多く使い、白身だけが大量に余るためだ。
そのまま廃棄されるのが良いか、着色加工されるのが良いかは賛否両論あると思う。この安い白身を使えば利益率が高まることを考えると、企業が手を出してしまう気持ちもわからなくはない。
日本のMOTTAINAI精神が働くわかりやすい例ではないだろうか!
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玉子は白身の方が圧倒的に長持ちする
次に保存面だ。着色料とともに、卵液には保存料など多くの食品添加物が加えられる。そのため作られた玉子焼きは、常温で2週間おいても腐ることがないらしい。恐ろしい…。
これらを聞いて回転寿司で玉子に手を伸ばすか、はたまた手を伸ばそうとしている子供を見て何を思うかはあなた次第だ。私は思う、家で作る玉子焼きが一番だと!
【追加雑学】「卵は白玉より赤玉が良質」ってホント?
ちなみに卵を色で選んでいる方はいないだろうか? 白玉より赤玉の方が質が良いイメージを持っている方も多いと思うが、実はそれ大きな勘違いである。
卵の色で中身の栄養素に違いが出ることはない! 雑学として一緒に覚えておいてほしい。卵の色は、親鳥の品種で違いが出るだけなのである。
「じゃあなんで赤い卵の方が高いんだ!」 それは赤い卵を産む品種の方が、産卵量が少なかったからである。今は品種改良で産卵量の差も少なくなってきているから、過去の話だ。
つまり赤い卵の方が若干高かったこともあり、イメージで良質だと思い込んでしまっているのだ。卵の色でマウンティングしてくるママ友がいたら、赤い卵を思いっきりぶつけてやろう。
「回転寿司の玉子」の雑学まとめ
今回の雑学では、回転寿司の玉子には黄身が使われていないことを紹介した。
正直これまでそんな事実はまったく知らなかった。あの甘めの玉子焼きがわりと好きだったのだが、それはもしかしたら味をごまかすための技だったのかもしれない。
今度家で少し甘めの白身焼きを作って出してみよう。目隠しして食べてもらって、回転寿司の玉子と同じと言われたら我が家のコストカット大成功だ。
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