健康

インフルエンザに効く"タミフル"の原料はアレだった!|人体雑学

「タミフル」の原料は中国の香辛料という雑学

季節の変わり目はとても風邪を引きやすい。とくに気をつけたいのがインフルエンザ! これにかかると数日は動くことができなくなる…。

しかも、治すにしてもなかなかしぶとい病気だ。抗生物質も効かないため、処方薬の「タミフル」に頼ることもあると思う。このタミフル、意外なものから作られていた。

なんと料理にも使うことのある香辛料が原料だというのだ。今回は、タミフルの原料についての雑学をご紹介するぞ!

【人体雑学】「タミフル」の原料は中国の香辛料

タミフルは、中国原産の香辛料が原料となっている。

【雑学解説】タミフルの原料は中国の香辛料「八角」

「タミフル」はスイスの製薬大手・ロシュが独占的に製造している抗インフルエンザ薬。その原料は中国原産の香辛料「八角(はっかく)」なのだ。八角にふくまれる成分「シキミ酸」を抽出し、製造している。

八角は「トウシキミ」という木の果実を乾燥させたもので、花弁が放射状に8枚広がった形をしている。「スターアニス」という別名もあり、主に中国南部からインドシナ半島や南インドで栽培されているものだ。

これは中国・明の時代の『本草網目』にも掲載され、日本でも古くから薬などに用いられてきた。厚労省の医薬品規格「日本薬局方」においては、胃腸の働きを調える成分として胃腸薬に分類されている。

とてもきれいな形をしている。これを香辛料として使おうと思ったのはすごいな…。松ぼっくり的な飾りとしてしか私には使いみちが浮かばなそう。

インフルエンザを治すために使われる原料は料理に使われる香辛料・八角だったとは。スパイスは昔から薬として扱われていたように、現代の薬学でも活躍しているのだな。

スポンサーリンク

【追加トリビア】副作用は「タミフル」が原因?

タミフルというと、副作用で異常行動が引き起こされたのではという報道がされたことがある薬だ。実際にニュースの影響で、タミフルを処方されても服用しないケースもあったという。

意識がぼんやりしたり、急にうわごとを言ったり、興奮したり。最悪の場合だと、飛び降りてしまったことも。その副作用が起きた8割近くが19歳以下といわれている。服用に疑問を感じるのもわかる。

タミフルと異常行動の因果関係は不明

2018年5月には、厚労省により「タミフルと異常行動の因果関係は不明」との発表がなされている。タミフルを服用しても、していなくても、異常行動の発生に大きな差はないという内容だ。

実はタミフルを服用していない患者でも、転落や飛び降りのような異常行動は見られているのだ。高熱によって意識障害が起こり、異常行動をすることはある。

必ずしもタミフルだけが原因といえないのである。特にインフルエンザは罹患すると急激に高熱となるため、このような現象が起きやすいと考えられている。

副作用の異常行動は日本特有?

タミフルは世界中で使用されている。異常行動に関する多少の報告はあるものの、事例も少なく、あまり問題視されていないという。

最近の研究では、日本国内で転落死した子どもの検証を行った際に、脳内からタミフルがほとんど検出されなかったらしい。この結果が、異常行動はタミフルが原因ではないという裏付けとなっている。

仮にタミフルが異常行動の要因だったとしても、なぜ日本だけ多くの異常行動が見られるのか。なぜ年齢層に差があるのか。その原因はいまだ不明のようだ。

トリビアまとめ

タミフルの原料が八角という雑学、いかがだっただろうか。個人的にはあんまり八角に馴染みがないので、なるほど〜といった感じだったが。

タミフルは今のところ、大きな問題はないようなので、飲んでも問題ないのだろう。しかし、そもそも病気にならないことが大切だ。インフルエンザにならないよう、しっかり予防をしよう。

Copyright© 雑学カンパニー , 2020 All Rights Reserved.