球技と聞くと、みんなは何を思い浮かべるだろうか? 野球・サッカー・ボウリング・ゴルフetc…さまざまな球技が存在するが、これらのボールはすべて真円でできている。
だが、ラグビーボールは違う。楕円球を使っている。今回の雑学では、ラグビーボールの形の謎に迫ろうと思う!
【スポーツ雑学】ラグビーボールが楕円形である理由
【雑学解説】ラグビーボールは楕円形じゃないと不都合がいっぱい
ラグビーができた当初は真円のボールを使っていたのだが、真円のボールにはさまざまな不都合があった。
第一に持ちづらいこと。また、ボールが弾みにくいこと。手元からボールが離れるたびにプレイがストップしがちで面白味に欠けてしまう。
その結果、持ちやすいように改良され、今の楕円形に落ち着いたのだ! そして楕円になったことで、不規則なバウンドを引き起こし、ゲーム性もアップした。
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【追加雑学①】ラグビーはサッカーから派生してできたスポーツ
実はラグビーは、サッカーの延長上からできたスポーツなのだ!
1823年、当時のサッカーは手を使うことがルール上許されていた。そんななか、とあるサッカー選手が、なんとボールを抱えたままゴールまで駆け抜けてしまったのだ! 今のサッカーのルールならモチロン反則! 下手をすれば一発退場モノだろう。
この時代では手を使ってもOKだったとはいえ、抱えて走ることはさすがに想定されていなかった。この珍事をみた誰かが「これはおもしろいな! いっそのこと手を主体にした別ルールのスポーツを作ろう!」と思い立ったことが、ラグビーの起源になったそうだ。発想がすごい…。
【追加雑学②】ラグビーボールは昔は○○で作られていた!
実は昔は、ラグビーボールを作る材料として、驚くことに豚の膀胱が使われていたのだ! 豚の膀胱は空気を入れると楕円形に広がっていく。
これに牛の皮でコーティングすることで、おそらくみんなが知るあのラグビーボールの形状に出来上がるというわけだ。恐ろしすぎる…。
ゴムの加工技術が発展した今は、もちろんそんな作り方はされていないので安心してほしい。
雑学まとめ
今回の雑学では、ラグビーボールが楕円形である理由についてとりあげた。奇抜な行為を頭ごなしに否定せずに新たなスポーツを生み出し、そこからの鋭意工夫で今の楕円形のラグビーボールは作り出された。そこに人間としての大切な何かを感じさせてくれる。
情報が溢れている現代社会だが、まだまだ発想に限界なんてないんじゃないだろうか? そんなふうに思えるネタをこれからも提供していきたいと思う。
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