みなさんはペリカンという鳥をご存じだろうか。大きなくちばしが特長で、海でよく飛んでいる印象があるあの鳥だ。
動物園などで見かけたり、テレビで見かけたりとイメージのつく方も多いだろう。のほほんとした動物かと思いきや、実はかなり獰猛でなんでも食べてしまう鳥だったのだ。今回はそんなペリカンにまつわる雑学を紹介していこう!
【動物雑学】ペリカンはなんでも食べる獰猛な鳥
【雑学解説】ペリカンはとにかくなんでも食べる鳥類
ペリカンは「ペリカン科ペリカン目」に属する鳥である。大きいもので約全長170cmほど。翼を広げると330cmにもなる。
アフリカ大陸・北アメリカ・オーストラリアなどに生息している。体は白から灰色に近い色をしており、くちばしはピンク色。のど元がびろーんと伸びるさまを見たことがある方も多いだろう。
ペリカンはペットとして飼育されることがある。かなり賢い動物で、飼い主に魚を届けたりとしつけも可能らしい。長寿であるため80年生きたペリカンもいるそうだ。
そのペリカン、沿岸や水辺に生息しているため、主に食べるのは魚だ。また甲殻類なども食べる。
ペリカンは実は獰猛
ここまで聞くとまったく獰猛感がないのだが、ここでこの動画を見てほしい。
ただの面白動画のようにも感じるが、ペリカンは相手が誰であろうと関係ない。ハトなどの同じ鳥類であっても関係なしに口に入れようとする。
特にハトはその被害にあうことも多く、生息地ではハトが丸呑みされたというニュースが流れたりするのだ。
ペリカンのくちばしの下にびろーんとした部分があるのがわかるだろう。ここに捕食した動物を入れて弱らせて食べるそうだ。
先ほどの動画では犬が大きすぎてそれはできなかったが、鳥であればスポッと口に入ってしまう。
なぜペリカンがなんでも食べてしまうのか、理由を探すことはできなかった。ご存知の方やペリカンを研究している方は、ぜひご一報いただきたい。
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人間も食べかねないので近づくときには注意が必要
ちなみに狙われるのはなにも動物だけではない。ペリカンはなんでも食べる。ほんとになんでも食べる。ちょっと食べてみよう! 感覚でなんでも食べる。実際人間の子どもが狙われることも多いのだ。
うっかり近づいて頭をぱくっとされる。もちろんサイズ的に口に入らないので丸呑みされることは少ないが、かなり注意が必要だ。
先ほどの犬も大きかったので食べられなかったが、小型犬ならどうだっただろうか。
皆さんも、旅行先や動物園でペリカンに近づくときには気を付けてもらいたい。
【追加雑学】ペリカンはのほほんとしているように見えて、生き残りは命がけ
またペリカンは、生き残りもかなり命がけの動物なのだ。実際、一度に生まれるのは2~3羽なのだが、大人になって巣立つのはたった1羽。
残りはどうなるのかというと、兄弟同士で勝ち残りの戦いが繰り広げられるのだ。負けたものは容赦なく巣から落とされる。
落とされた雛は親にも見放され、育つことができないのだ。あんなのほほんとした顔してるくせに…。
そう思ってみてみると、顔つきも怖く見えるから不思議である。このように、ペリカンは捕食に関しても生き残りに関してもかなり獰猛なのだ。
雑学まとめ
いかがだっただろうか。今回はペリカンについての雑学をご紹介した。かなり獰猛だということを強調したが、先ほども触れたようにしつけもできる賢い鳥でもある。
どうか近くにいてもいじめたりせずに、自分も食べられないよう距離を取りながら見守ってあげてほしい。
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