生活のどこかで必ず使っているアルカリ電池。最近はバッテリー搭載の家電が増えたとはいえ、まだまだ生活必需品なのはたしかだ。
最も多く使われているのは、テレビやエアコンのリモコンだと思うが、筆者のようにPCのワイヤレスマウスに使っている人もいるだろう(ちなみにワイヤレスマウスでPCゲームをすると電池消費がやばい)。
そんなアルカリ電池あるあるなのが、使い切ったものと新品をまとめて保管してしまい、どれが使えるものなのか、わからなくなることである。試しに電池をリモコンにセットしたら、一瞬動いたもののすぐ切れたなんてことは皆さんも経験があるだろう。
そもそも古いものと新品を一緒くたにしなければいい話なのだが、電池の処分は簡単ではないし、別々に管理するのも面倒な話だ。どうにか簡単にその電池が使えるか判別できればいいのに…。
怠惰な筆者はその術がないかと調べてみたところ、なんと誰でも簡単に判別できる方法があったのである。皆さんにも紹介するべく雑学記事にまとめてみたので、ぜひ最後まで読んでほしい。
【生活雑学】アルカリ電池が使えるかどうかの判別方法とは?
【雑学解説】アルカリ電池を上から落とすだけで新品か確認できる
調べてみたところ、アルカリ電池の残量を判別するためには上から落とせばいいという驚きの方法があった。特殊な計測器がいらないとは庶民の生活に優しい方法だ。考案した人には拍手を送りたい。
さて、実際の判別方法をより詳しく解説しよう。アルカリ電池を上から落とすとはいったが、高さとしては机から軽く持ち上げた程度だ。数センチ程度でいいだろう。くれぐれも建物の高層階から落とすなんてことはやめてほしい。
落とすときのポイントは電池のマイナス面を下にすること。そしてなるべく垂直に落下させることである。実際に落としてみて電池が真っ直ぐ立つことができたら、これは新品の可能性が高いそうだ。
これはアルカリ電池は使用するにつれて、マイナス面側が膨張してしまうという特性を利用したもの。マイナス面が膨張してしまっていると、落としたときに立ちづらいというわけだ。実際の方法を、以下の動画で確認できるので参考にしてみてほしい。
ただし、古いアルカリ電池でも落下させて立つことはありえるので、100%見分けられるわけではないことに注意しよう。とくに単一や単二タイプの太い電池はそもそも立ちやすいので、この方法は向いていないかもしれない。
仮に新品だったとしたら、落下の衝撃によって変形してしまい不具合を起こす可能性もあるので、あくまでも緊急時の判別方法として割り切ろう。怠惰な方法を求めたものの、やはり、ちゃんと古いものと新品を分けて保管するか、市販の計測器を買いなさいということである…。
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【追加雑学】電池を冷やせば長持ちするという噂は間違い
アルカリ電池が使えるかの判別方法を紹介したが、ときには古いものしかないという事態もあるだろう。そんなとき皆さんはどうするだろうか。筆者はやはり冷蔵庫に入れて回復させる…のが常套手段だったのだが、これは意味がないことが発覚した! そんなバカな! である。
筆者は子供の頃から、電池を冷やすと長持ちするという噂をどこからか聞いて実践していた。あの頃の主流はゲームボーイ。今のように充電式の携帯ゲーム機なんてなかったので、子供にとって電池を長持ちさせるのは死活問題だったのだ。(電池は子供のお小遣いでは高い。)
そのため、みんなでこぞって冷蔵庫に電池を保管していたのだが、まさか意味がないとは…。
ちなみになぜ「電池を冷やせば長持ちする」なんて噂があるのかというと、電池を冷やすことによって、自然に放電してしまう現象を抑えられるという理屈があるからである。
が! 現代の電池はかなり高性能で常温で自然放電することはほとんどないそうだ。つまり、筆者が子供の頃は意味があったかもしれないが、現代では通用しないどころか、むしろ故障の原因になるのでやめたほうがいいという話である。
子供の頃に信じていた話を否定されて、なんともいえない気分になる筆者であった…。
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アルカリ電池の雑学まとめ
今回の雑学ではアルカリ電池の扱いに関するあれこれを紹介した。上から落とす判別方法はお手軽な分リスクもあるので、試すかどうかは読者の皆さん次第である。また、筆者と同じく電池を冷蔵庫で冷やしていた人は今後一切しないように気をつけてほしい。
さて、筆者は記事を書いている途中、久々にゲームボーイをやってみようと、購入してから20年経過している本体に電池をいれてみた。すると普通に起動したのである。任天堂のゲーム機はなんでこんなに丈夫なのか、いつか調べて記事にしてみたい…。
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