クリスマスなどのイベント事には、イルミネーションの青い光が街を彩る。なかには、家の玄関先をLEDで綺麗に装飾するという家もあるだろう。自室に青色の電球を使い、ムーディな雰囲気を演出している人もいるかもしれない。
このように青色の電球は、非日常を演出してくれる素敵アイテムである! しかし、アメリカには青色電球の販売を禁止している地域があるのだという。
どうして? 青色の電球の何がいけないというんだ? 今回はそんなアメリカのぶっ飛んだ法律の雑学をお届けしよう。
【ルール雑学】アメリカ・アーカンソー州では、青色の電球を販売できない
【雑学解説】健康への意識?はたまた熊除けか…
アメリカのアーカンソー州では、州法で「青色の電球を販売してはならない」と決められている。しかしなんで? と理由を聞かれても、明確にはわからないというのが正直なところだ。
ということで、あくまでも推測になってしまうが、以下のような二つの説が考えられる。
- 青い電球を見る行為が健康によくない
- 青い電球を飾ると、熊がつられて街にやってくるから
以下よりそれぞれ解説していこう。
青い電球が健康を害する?
人が見ることのできる可視光線のなかで、紫外線の次に強いエネルギーをもっているのはブルーライト…つまり青い光だ。
ブルーライトはスマホやパソコンからも発せられているので、ベッドのなかでスマホを見ていたら、目が冴えて眠れなくなった…という経験がある人も多いのでは?
要するにブルーライトを発する青い電球を販売してしまうと、目への刺激が強すぎたり、昼夜逆転の原因になったりという弊害が起こると懸念して、アーカンソー州では青い電球の発売が禁止されているのではないかという。
ちなみに青い電球と聞くとイルミネーションなどに使われるLEDを想像しがちだが、青い白熱球や蛍光灯もちゃんと存在する。よって、電球の種類というよりは、やはり光の色自体が問題とされていそうだ。
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熊を避けるため?
アメリカ南部のアーカンソー州は雄大な自然を擁する土地柄、熊がよく出没する。青い電球を売ってはいけないのは、そんな熊を街に寄せ付けないためだという説もあるのだ。
熊は実験で青や黄色などの原色系の色に強く興味を示すことがわかっており、特に青い服装での登山はやめておいたほうがいいとされている。
つまり街が青いイルミネーションで飾られれば、熊もつられてやってきてしまうのではないかということだ。イルミネーションにつられて…などといわれると可愛らしくも聞こえるが、実際に熊なんて現れたら街は大パニックである。
これもまあ、わからなくもない理由だが…真意のほどは定かではない。
【追加雑学】アーカンソー州には驚きの法律がたくさん!
青い電球を売っちゃいけないというだけでもヘンテコな法律だが、この他にもアーカンソー州には驚きの法律がいくつもある。
- 夜9時以降にサンドイッチ店の近くでクラクションを鳴らしてはいけない
- 夕方6時以降に街中で犬を吠えさせてはいけない
なるほど…夜は静かに過ごしましょうということか。少々厳しすぎるような気もするが、青い電球の件も合わせて睡眠の質が高そうな街である。
そして厳しいのは夜に関してだけではなく、以下のような法律まであるぞ!
- 街中でいちゃつくの禁止
- アーカンソーを間違って発音してはいけない
たしかにいちゃいちゃも度が過ぎると目に余るものがあるが…いったいどこからがいちゃいちゃなんだ…。もしや青い電球うんぬんの前に、「イルミネーションが綺麗だね!」なんていいながらデートすることもできないとか…?
州の名前を間違って発音してはいけないというのも、間違ったからなんなんだという話だし…。ともかく観光客は要注意である。
雑学まとめ
アーカンソー州で青色の電球を売ってはいけない理由は健康への配慮なのか…はたまた熊除けなのか、明確にはわからなかったが、とりあえず変な法律がたくさんある地域だということはわかった!
変だ変だといいながら、住めば都ともいうではないか。もしかしたら我々が変だと感じているように、アーカンソー州の人たちからすると、日本の法律だってヘンテコかもしれないぞ!