あなたは"バナナ"というぶどうがあることを知っているだろうか。
「…コイツ、導入からいきなりおかしなことを言い出したぞ」などと思わないでほしい。バナナっていうぶどうが、ほんとにあるんだから!
で、それってバナナなの? ぶどうなの? という話だけど、バナナというぶどうは、バナナだけどぶどうである。しかもめちゃくちゃ貴重なうえ、甘くてとってもおいしいんだぞ!
…なんかすごくややこしい感じになってきたので、さっさと雑学にいってしまおう!
【食べ物雑学】「バナナ」という名前のぶどうがある
【雑学解説】「バナナ」は山梨のぶどう農家が開発した新種のぶどう
バナナという名のぶどうは、そんじょそこらの果物屋さんを探してもそうは見つからない。むしろ一度も見たことがないという人のほうが多いはずだ。
それもそのはず! バナナは日本一のぶどう生産地・山梨県の勝沼のぶどう農家が開発した希少品種。勝沼のぶどう園ぐらいじゃないと、手に入らない代物なのだ!
バナナは、「ピッテロビアンコ」「マニキュアフィンガー」というふたつの品種を掛け合わせて誕生した新種のぶどうで、栽培している農家もまだ少ない。
バナナは親となった2種類のうち、マニキュアフィンガーの特徴を受け継いでいて、長さ4cmくらいの三日月型をしている。そんでもって黄色っぽい見た目をしているため、マジでバナナみたいなのだ…。
専果園さんでぶどう食べ放題が出来ます。「バナナ」という名の「ぶとう」が可愛い❤️#専果園 #山梨県 #勝沼 #ぶとう #バナナじやないよぶとうだよ pic.twitter.com/dsQPvQYNAw
— Minetty (@Fuekitty) September 11, 2016
バナナという名のぶどうはとっても甘くてジューシー
こんなぶどうあるのー!? と、思わず驚くようなバナナのその見た目。皮ごとパキっと食べられて、マスカットのようなさわやかな甘みと、果汁がジュワっと溢れてくるジューシーさが特徴だ。
糖度は先端部分が20度くらい、付け根部分は16度ほど。ぶどうの糖度はだいたい17~18度ぐらいのものが多く、20度というのはかなり甘みの強い部類に入る。甘党としてはぜひ丸かじりしてみたいところだ!
以下の動画では、「勝沼観光センター 専果園」にて、バナナがどんなぶどうなのかのインタビューを行っている。……"バナナがどんなぶどうなのか"って、今さらながらけっこうなパワーワードだよね。
やっぱり! バナナはすごく甘いぶどうのようだ!
専果園では、お客さんの「こんなぶどうが食べてみたい!」という要望に応え続けて、気付けば栽培品種が70種以上に…。勝沼は日本で最初にぶどうの栽培を始めた地として有名だが、さすがにこれだけの品種を揃えているぶどう園は専果園以外にないんじゃないか。
ちなみにバナナの親になったマニキュアフィンガーも同ぶどう園で栽培していて、以下のような見た目をしている。
皮ごと食べれる葡萄 、マニキュアフィンガー と呼ばれる品種 、一粒 もいで食べると 少し酸っぱかったけど美味しい。 葡萄は形を整えたり、玉抜き? が必要で 凄く手間がかかると説明されてました。 それぞれの作業が腰をかがめての作業なので疲れるし大変。。。 pic.twitter.com/UGF7qwpXHu
— クロネコのタマ (@mini00ipad2015) September 16, 2017
なるほど、少し赤くなった先端が女の人のマニキュアみたい! こちらも糖度19.5度と非常に甘くてコクのあるぶどうとなっている。
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【追加雑学】バナナというぶどうを食べるには?
バナナというぶどうを食べるには、やっぱり栽培しているぶどう園にて、ぶどう狩りをするのが一番だ! 動画でも紹介されていた専果園でも、7月下旬~10上旬までぶどう狩りを受け付けている。
バナナももちろん対象となっていて、この品種の旬を狙うなら9月上旬に行くのが良さそうだ。同時期に10種類近くのぶどう狩りができるので、かなりお得である。
【ルーシーより】「ぶどう万博、来ま専果☆スマイルーシー☆」 #山梨県 #甲州市 #勝沼観光センター #専果園 #ばなな #マニュキュアフィンガー #ベニピッテロ #スマイルミッション #スマイルーシー #プチェコ #情熱maketheworld #tokyofm #radiko pic.twitter.com/626s6Oiz0x
— Honda Smile Mission (@tokyofm_hsm) November 10, 2017
料金は食べ放題コースが60分間で1,500~2,000円(その時期に獲れる品種に左右されるとのこと)。バナナは1kgで1,600円前後が相場なので、食いしん坊さんなら元を取るのも楽勝じゃないか。
コース開始前に無料の試食が出るので、それを食べてみてから食べ放題か、普通のぶどう狩りかを選ぶこともできる。この辺りもさすがの心遣いである。
またFAXでの発送も受け付けているので、「山梨までは行けないけど食べてみたい…」という人はチェックしてみよう。
最寄り駅はJR中央本線「勝沼ぶどう郷駅」。少し距離があるので、タクシーか車で向かうのがよさそうだ。
というものの…駅近辺に名産のぶどうを使ったワイナリーがあるので、帰りに一杯飲んで帰りたいという人は、駅前のレンタサイクルを利用するのも乙である。
以下はレストラン併設のワイナリー・シャトー勝沼の様子。ぶどう本来の糖分のみによる発酵にこだわった、無補糖ワインの生産で有名なワイナリーだ。
来たぞシャトー勝沼
ワイナリー見学中です☺ pic.twitter.com/qXosGHTW8g— 甘草(かんぞう) (@xxxkanzouxxx) April 29, 2017
岐阜県でもバナナが手に入る!
バナナの栽培は非常に難しく、ぶどうの聖地・勝沼においても専果園以外には、なかなか作っている農家がない。そんななか、意外にも山梨県外でバナナを作っている農家を発見できたぞ!
岐阜県恵那市岩村町にある「ぜんちゃんふぁーむ」だ! ぜんちゃんふぁーむの名物はブルーベリー狩りだが、ぶどうの栽培も50品種以上行っており、直売所にてバナナを買うことができる。
https://twitter.com/zenchanfarm/status/1175698540867096577
ぶどう狩りはできないが、近くにお住まいの方はこちらで手に入れるのもありだ! こちらは勝沼の旬よりちょっと遅く、11月ごろの販売になるとのこと。
最寄り駅は明智鉄道飯羽間(いいばま)駅だが、歩くと30分ほどかかるので車で行くのが便利そうだ。
雑学まとめ
今回はバナナという名前のぶどうの雑学を紹介した。
希少品種で、生産地の勝沼でも作っている農家が限られているバナナ。今後、さらに生産が盛んになっていくといいんだけどな~…。秋に山梨や岐阜に訪れることがあれば、みんなもぜひゲットしてみてほしい!
食いしん坊の私としては、ぜひともぶどう狩りの食べ放題コースに挑戦したいところだ。バナナ以外のぶどうも網羅してやるぞー!
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