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肉屋がコロッケを売る理由とは?なんであんなにうまい!?

zatsugaku

雑学カンパニー編集部

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肉屋がコロッケを売る理由に関する雑学

「コロッケ」という言葉に、皆さんはどんなイメージをおもちだろうか? コロッケは冷凍食品もあるしスーパーでも売られているが、おいしいコロッケを想像するとき、商店街の肉屋で揚げたてを買い求める場面を思い浮かべはしないか?

肉屋には、コロッケを中心とした惣菜も売られていることが多い。商店街を歩けば、おいしそうなコロッケを売っている肉屋で、つい足が止まりがちだ。

それにしても、なぜコロッケが肉屋にあるのか? それには納得の理由があった! 今回はその理由についての雑学をご紹介しよう!

【食べ物雑学】肉屋がコロッケを売る理由とは?

ぷよぷよくん
お肉屋さんの揚げたてのコロッケって至福の味だよね…無限に胃の中に入っちゃうよ…うふぅ…でもどうしてお肉屋さんでコロッケを売ってるの?
ガリガリさん
それはな、『売り物にならない肉の有効活用』と『肉屋ならではの揚げ油』に秘密があるんだぜ。

【雑学解説】肉屋がコロッケを売っているのは「もったいない」精神から

肉屋がコロッケを売っているのは日本人の「もったいない」という精神についてのトリビア

肉屋では毎日大量の肉を捌くが、売り物にならない「くず肉」も出てしまう。

TOKIOの人気番組、鉄腕DASHで「これは、捨てるものですか?」と質問されるような廃棄の運命をたどる肉だ。しかし、毎日城島リーダーや長瀬智也が来て、くず肉を回収して料理してくれるわけではない。

くず肉はミンチになるが、ミンチにすると残念ながら鮮度の劣化が早い。これを無駄にしないよう、安価なジャガイモと一緒にコロッケにしているのだ。寿司屋が魚のアラを煮物や汁物にするのと同様の理由だ。

商品にならないような食材を、ただ捨てるのではなく「もったいない」と有効活用する。

ガリガリさん
肉屋のコロッケは日本の『もったいない精神』の現れだな。

また、毎日は肉を買わない客でも、肉屋に寄ってコロッケを買い求めてくれる。無駄のない営業の工夫でもあるのだ。

しかし、肉入り以外のコロッケや、コロッケ以外の揚げ物も売られている。なぜか? 実は、おいしい揚げ物ができる肉屋ならではの秘密があるから、揚げ物総菜が豊富に売られているのだ…。

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「もったいない」という言葉は日本にしかないという雑学
MOTTAINAI。日本発の"もったいない"精神が世界で評価されている

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【追加雑学①】なぜ肉屋のコロッケはおいしいのか!?

なぜ肉屋のコロッケはおいしいのかというトリビア

おいしい揚げ物の秘密は、肉屋ならではの揚げ油にあり!

肉屋のコロッケはサクサクでふわふわ。なぜあんなにおいしいのかというと、肉を加工するときにできるラード(豚脂)フェット(牛脂)を使用して揚げるため、油に動物性のうま味が加わっているからなのだ。

ぷよぷよくん
油に動物性のうま味が加わってる?!これは神の組み合わせだよ!!

しかもラードやフェットは、サラダ油と比較して高温に強い。つまり非常に高い温度でコロッケを揚げても、焦げたり燃えたりしにくい。それによって外はサクサク、中はふわふわ! のコロッケができあがるというわけだ。

もちろん、肉入りコロッケは肉たっぷり(肉屋だからね)だし、衣付けや揚げ方・温度管理など、店側の腕もある(プロだからね)。

しかし、肉屋ならではの揚げ油があってこそ、あの特別なコロッケが生まれる。どうりで家で揚げるものと違うわけだ。

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まさかね…"サラダ油"はサラダから作っている?

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【追加雑学②】初めて肉入りコロッケを作ったのは「チョウシ屋」

初めて肉入りコロッケを作ったのは銀座の総菜屋というトリビア

日本人の「もったいない」という精神から生まれた肉入りコロッケだが、この肉入りコロッケを初めて作ったのは、なんと銀座の総菜屋だった!

肉入りコロッケが生まれる以前は、コロッケといえばマッシュポテトを衣で包んで揚げたものだったのだから、そりゃあ肉入りコロッケは画期的だったろう。

ガリガリさん
ちなみに、コロッケは明治時代にフランス料理やイギリス料理のひとつとして日本に渡ってきたものなんだぜ。

東京都中央区銀座3丁目にある超有名店「チョウシ屋」が、元祖肉入りコロッケの店だ。創業は昭和2年。

持ち帰り専門で、「サザエさん」に登場するような、昭和の香り漂う庶民的な総菜屋だ。「コロッケは伝統の味」と書かれたメニューボードには、「おかづ」という旧かな文字が…レトロ!

なんとチョウシ屋特製ソースも販売されており、このソースの瓶がまたレトロ! 持ち帰りの包み紙デザインも非常にレトロ! まさに「肉入りコロッケ」という雰囲気がたっぷりで、オールドファンがわざわざ訪れる老舗の味なのだ。

おしゃれの街・銀座で生まれた肉入りコロッケ…なんともミスマッチで愛おしい。チョウシ屋さん、コロッケに肉を入れてくれて、ありがとう。

ぷよぷよくん
チョウシ屋さんはコロッケの聖地なんだね…ボク絶対に行くよ…!

【追加雑学③】ほっこりできる「コロッケのうた」

レトロで家庭的な温かさをもつコロッケには、そのイメージにぴったりの歌が存在しているのをご存知だろうか。

「浅草三文オペラ」の中の「カフェーの夜」という演目の劇中歌として有名になった「コロッケの唄」は、昭和初期の古き良き日本の雰囲気を面白おかしく歌ったコミックソングだ。

♪ワイフもらってうれしかったが いつも出てくるおかずがコロッケ
きょうもコロッケ 明日もコロッケ これじゃ年がら年じゅう(ウィー)コロッケ♪

ガリガリさん
古き良き時代の日本を思わせてくれるような歌だな。

コロッケが出てくるのは1番の歌詞だけなのだが、当時、女性も働き始めて夕食をちょっとだけ手抜きすることが当たり前になってきた時代。総菜の代表として「コロッケ」は、かかあ天下の幸せな食卓を彩ってきたのだ。

「肉屋とコロッケ」の雑学まとめ

商店街の肉屋に、コロッケをはじめとする総菜が並んでいる理由についての雑学をご紹介してきた。その理由とは、肉を捌いた後のくず肉の有効活用と、肉屋ならではのラードやフェットが入った揚げ油で揚げる、おいしい揚げ物が人気だからだった。

普段揚げ物をあまり好んで食べないという人でも、肉屋のコロッケにはつい足を止めて、1つ2つ、買い求めるのではないだろうか。デパ地下などの総菜屋もおいしさのレベルを上げているが、商店街の肉屋で買うコロッケのおいしさは別格だ。

個人的には、揚げたてのコロッケをひとつだけ、ガサガサした包み紙に入れて商店街で食べ歩きながら帰宅したい。

ぷよぷよくん
揚げたてのコロッケ…コロッケ…ボ、ボク我慢できないよ…ちょっと今からお肉屋さん行ってくる!
ガリガリさん
…今深夜1時だぜ?

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