素敵な1日を過ごすために、素敵な朝食は必要不可欠だ。そんな朝食の主役になってくれる「卵」。その貴重な卵を産んでくれるニワトリが今回の雑学テーマだ。
ニワトリはいつ卵を産んでいるのだろうか? 某牧場経営ゲームでは1日に1回、卵を回収することが出来るのだが、本物のニワトリは1日に何個まで産めるのだろうか?
そんな疑問と共に、あまり知られていないニワトリの秘密も調べてみた。
【動物雑学】ニワトリが卵を産むのは午前中
【雑学解説】ニワトリが卵を作るには約25時間必要!
ニワトリが卵を産むことが出来るのは一日1個までだ。それは、ニワトリが一日かけてゆっくりと卵黄を卵管に通し、卵白が外側に形成され、そのまた外側にカラが作られる。
ここで最も重要なのが「光」。光は性腺刺激ホルモンの分泌を促進させる。このホルモンには「卵胞刺激ホルモン」と「黄体形成ホルモン」が含まれており、ニワトリが卵を産むのに重要な役割を果たしている。
ニワトリの本能にも関係があるようで、外敵に狙われやすい夜は卵を産むのが難しく、自分の身を守るので精一杯のようだ。そのため人工的に光を管理していても、朝のうちに産卵を済ませ、午後から体力を温存する習慣が本能的にある。
これらが、ニワトリが光のない夜ではなく朝に卵を産む理由だ。
【追加雑学①】モテるニワトリには秘密がある?
かっこいいニワトリ=立派なトサカのイメージがあるが、雌(めす)鶏は、くちばしの下の肉だれにも惹きつけられるようだ。
肉だれが大きく色鮮やかなのは、健康状態がよい雄(おす)鶏の証拠になる。強い子孫を残すため、雌鶏は立派な肉だれの雄を探す。肉だれが大きいほどモテるらしい。
…この理論でいけば、人間も肉だれしていた方がモテるのではないか? 健康的な体型ということで、モテるのではないか。
早速、気の知れた異性に、自分の肉だれをアピールして見せたが、効果はいま一つだった。
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【追加雑学②】ニワトリが飛べなくなったのは人間のせいだった?
ニワトリの祖先と考えられている「セキショクヤケイ」はあまり飛ぶのが得意な鳥ではなかった。人間に飼われたことにより、他の動物に襲われることなく太ってしまったため、ニワトリは飛べない鳥になってしまったようだ。
現在は約2~3mしか飛べないらしいが、野生のニワトリ、もしくは太りすぎていないニワトリであれば飛ぶことができるようだ。
【追加雑学③】野生のニワトリは本当に飛べるのか?
こちらの動画では、なかば野生のニワトリが飛んでいる様子が確認できる。集団で飛んでいるため、苦手な方はご注意を。
野放しで野生に近い状態のニワトリに餌を与えるシーンだが、この量のニワトリだと満足にエサを食べることはできない。なので一羽一羽は太っておらず、エサにありつこうと必死に飛びつく。
動画で見ると、かなりの長さ飛ぶことができるが、下に向かって飛ぶだけで、上へは体重の関係もあり飛べなさそうだと予想する。
雑学まとめ
今回の雑学はいかがだっただろうか。朝食に卵を使う際、私は「この卵は一日かけてやっと出てきてくれた1個なのか…」となにやら考え深く卵を見つめた。
普段は、当たり前のように卵を2、3個使ってオムライスなんか作ったりするもんだが、1個作るのに一日かかることを考えると、今まで以上にありがたみを感じて食事をするようになった。
賞味期限切れになった卵を捨てるということがないよう、大事に美味しくこれからもいただこう。
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