みなさんはチョコレートはお好きだろうか?
その甘さから幸せな気分になる人も多いのではないだろうか。でも、健康に気を遣ってチョコレートを制限している、なんて人もいるのではないだろうか?
そんな方に朗報がある。実はチョコレートは薬だったらしいぞ!
【食べ物雑学】チョコレートの歴史とは?
【雑学解説】チョコレートの歴史について解説
チョコレートの起源を辿ると、その歴史は紀元前2000年ごろまで遡ることになる。といっても、当時はカカオ豆をそのまま食べていたのだが。
そんなカカオが薬として重宝されていたのは、1500年頃のメキシコに栄えたアステカ文明における話。
皇帝など高い身分の人たちが不老不死の薬・精力剤など、さまざまな効果があるものとして、カカオ豆をすりつぶしたものを飲んでいたというのだ。
とても高級品で、庶民が手出しできない代物という、今では信じられない扱いだったようだぞ。
チョコレートちょーすげぇじゃん! ということで、それが中世ヨーロッパに伝わる。その当時の体液病理説という考えに基づいて、「熱を冷ます」薬として広まったのである。
実際に熱を下げるために使われていたが、その当時の医学は現在から見たらデタラメであるようだ。
…なんだ、やっぱ薬じゃないじゃん…と落胆するのは早い! チョコレートは多くの栄養素を含み、その健康効果は侮れないものである。
【追加雑学】カカオが持つ栄養素と健康効果
カカオにはさまざまな栄養素がある。ここでは大きく3つご紹介するぞ!
カカオポリフェノール
カカオポリフェノールには、老化を防ぐ抗酸化作用がある。この抗酸化作用は特にコレステロールに働き、生活習慣病の一つである動脈硬化を防ぐ働きをしている。
他にも、血管を広げて血圧を下げるため、高血圧の予防にもなる。
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テオブロミン
次にテオブロミンには、カフェインほど強くはないが似たような効果がある。大脳に働き、集中力や思考力を高める効果があるのだ。
さらに、自律神経を整え、リラックス効果も期待されている。イギリスの研究によると、咳を止める働きもあると発表されているのだ。
ミネラル
最後にミネラルは、不整脈・貧血・脳卒中の予防になる。チョコを食べるだけで大病を予防することが出来るようだ。
ちなみに、虫歯予防にもつながるとされている。チョコレートは虫歯の原因になると考えている人も多いと思うが、実は違う。カカオの成分にはソブリナス菌という虫歯の原因となるものを抑制する効果があるのだ。
【追加雑学②】チョコレートを選ぶときの注意点
チョコレートの健康効果について説明してきたが、単純にチョコレートを食べれば健康に良いというわけではない。
チョコレートを選ぶ際に注意してほしいことは、カカオを多く含んでいるということ。一つの基準として、カカオ成分70%以上を目安にすると良いだろう。
チョコレートの健康効果を得るには、カカオ成分70%以上のチョコレートを15g食べると効果が期待できる。食べやすさを求めた砂糖だらけのものではなく、カカオ成分が高いものを選ぼう。
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チョコレートの雑学まとめ
今回は、チョコレートは元々薬だったということをご紹介したが、いかがだっただろうか?
まさかお菓子として普段食べているチョコレートが、もともと薬として活躍していたとは…。
砂糖が加わりお菓子となった今でも、カカオの多いものを選べば、健康効果が期待できる。チョコレートを食べて幸せな気分になりながら、健康も手に入れよう。
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