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ドーナツじゃない!ドレミの歌の"ド"は、原曲ではなに?

雑学カンパニー編集部

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ドレミの歌の"ド"は原曲では鹿に関する雑学

ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」でもおなじみの歌「ドレミの歌」。「ドはドーナツのド」という歌詞は、多くの人が知っていることだろう。

しかし、この「ドレミの歌」の歌詞は、原曲である英語版では全然違うものとなっているのだ!

それでは、原曲では「ド」は何と説明されているのだろうか? 今回は、そんな「ドレミの歌」に関する雑学を紹介していこう。

【生活雑学】ドレミの歌の「ド」は本来はドーナツのドではなかった

孫ちゃん
おばあちゃん知ってた!?「ドレミの歌」の「ド」って、原曲だと「ドーナツ」じゃないんだって!
おばあちゃん
あぁ、英語だと「Doe」、「メスジカ」のことだねぇ。

【雑学解説】本来は「Doe(メスジカ)」

本来は「Doe(メスジカ)」についてのトリビア

「ドレミの歌」は、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」にて、主人公のマリア先生が子供たちに音階を教える歌として作られたものだ。原曲である英語版では、ドレミそれぞれに似た音の言葉を使って、歌い上げるようになっている。

それでは、英語版での「ド」はどうなのかというと、「Doe」というメスジカを意味する言葉が使われる。

日本語だと「ドはドーナツのド」とされる部分は、「Doe, a deer, a female deer(Doe(=Do)は「鹿」、「メスジカ」)」といった具合になる。

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【追加雑学】原曲だと「ド」意外も全然違う

追加雑学として、「ド」以外の音についての歌詞も紹介しよう。「ド」と同じく、以降の音についての歌詞も、日本版とは全然違うものとなっている。

音階 原曲 日本語訳
Ray, a drop of golden sun Ray(Re)は太陽から降り注ぐ光
Me, a name, I call myself Me(Mi)は自分を指すときに使う言葉
ファ Far, a long, long way to run Far(Fa)は遠くへ走る長い道
Sew, a needle pulling thread Sew(So)は糸を引っ張る針
La, a note to follow So Laはソの次の音
Tea, a drink with jam and bread Tea(Ti)はジャムとパンと一緒に飲むもの
孫ちゃん
英語版の「ラ」…、「ソの次の音」って…。めっちゃ手抜き!

「シ」が「Tea」になっているのに違和感を覚える人がいるかもしれないが、英語圏では「シ」は「Ti」と表現されるので、こうなっているのだ。

孫ちゃん
「sea」とかじゃダメなの?
おばあちゃん
英語だと「シ」は「Ti」って書くから「T」で始まる言葉になってるんだろうね。でも「ティ」とも読めるから「Tea」とかけたんじゃないかねぇ。

このように、英語版では音階と似た音の単語を使うことで、分かりやすく音階を教える形となっているのが分かると思う。

それにしても、「ラ」は何か思い浮かばなかったのだろうか? 「ラ」だけ「ソの次の音」と、言葉遊びになっていないので、少々可愛そうにも思える。とはいえ、私も「La」に似た音の英単語をパッと思いつけないのだが…。

孫ちゃん
これじゃ「ド」以外全部「〇の次の音」でできちゃうじゃん。

雑学まとめ

ドーナツじゃない!ドレミの歌の"ド"は、原曲ではなに?というトリビアまとめ

「ドレミの歌」に関する雑学を紹介してきたが、いかがだっただろうか。英語版では、「ド」は「ドーナツ」ではなく、「メスジカ(Doe)」を指す言葉として歌詞に組み込まれている。

その他の言葉も、音階と同じ音の単語を入れることで、音階を教えると同時に言葉遊びにもなっているといううまい歌詞になっている。

日本語版も「ドはドーナツ」や「レはレモン」といった感じに、音を使った言葉を歌詞に交えている。英語版とは全然違った歌詞となっているが、「音階を教える」という目で見れば、日本語版もうまいこと歌詞を作れているのではないだろうか。

おばあちゃん
ちなみに「ドレミの歌」は、ほかにも歌詞が存在するんだよ。「サウンド・オブ・ミュージック」のミュージカルのときに歌詞が替わったりとかね。
孫ちゃん
へぇ~。いろいろ聴き比べてみるのもおもしろいかも!

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