耳を指で塞いだとき、「ゴー」という音が聞こえるはず。
音を聴く器官である耳を塞いでも鳴る、あの「ゴー」という音。いったい何が原因なのか。あの音の正体を知らなければ夜も眠れない…。かもしれない…。
周囲の雑音が入っているだけ? それとも別の理由?
今回は、耳を塞いだときに聞こえる「ゴー」という音についての雑学をお話ししていこう。
【人体雑学】耳を塞いだときに聞こえる「ゴー」という音はなに?
【雑学解説】耳を塞いだときに聞こえる「ゴー」は体の音だった!
さて結論から述べよう。耳を塞いだときに聞こえる「ゴー」という音は、体の内部で鳴っている音だ。
これには二種類の説がある。
- 血流の音
- 筋肉収縮の音
ひとつずつ解説していこう。
「ゴー」の説①血流の音
まず1点目は血流の音という説。
耳の中には音を感知する鼓膜が存在している。耳を塞ぐと、鼓膜周りの血流の音が聞こえるという説だ。
「ゴー」の説②筋肉収縮の音
次に紹介するのは「筋肉が収縮する音」という説。
耳を塞いだとき、腕の筋繊維が収縮する際に出る音を耳で拾っているというのだ。これはかなり有力な説で、テレビで紹介されたこともある。
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【追加雑学】耳鳴りと「ゴー」の違いは?
では「耳鳴り」との違いはなんだろうか。
耳鳴りとは「キーン」とした音が耳元で鳴り続ける現象である。
そこで「耳鳴り」についても少し掘り下げていこう。耳鳴りは「加齢」「騒音」「耳垢」などが理由で発生することが多い。
耳鳴りはかなり厄介な現象なので、重篤化するのであれば耳鼻咽喉科に受診することをおすすめする。
耳鳴りの音を聞いてみよう!
耳鳴りの音を動画で聞いてみよう!
以下、耳鳴りの音だ(人によっては不快に感じるかもしれないので、ご注意を)。
耳を塞いだときの音「ゴー」とは似ても似つかない音だろう。
同じ意図しない音だが、耳を塞いだときと耳鳴りの違いは理解していただけたのではないか。
雑学まとめ
耳を塞いだときの「ゴー」という音と、耳鳴りについての雑学を解説してきた。
「ゴー」という音は、自分の体から発する音だった。
まさか血流や筋肉でこんなに音がするとは…もしあなたが「ゴー」を聞いたことのない場合は、ぜひ今すぐ耳に指を突っ込んでほしい。
きっと「ゴー」という音とともに、体の不思議を体験できるだろう。