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放電ッ!電気ウナギは自分の電気に感電しない?【動画あり】|動物雑学

電気ウナギは自分の電気に感電しない?という疑問に関する雑学

アマゾン川に生息する電気ウナギは、その名の通り電気を発する。電圧は最大800ボルト! 家庭用コンセントの8倍の威力を誇り、うっかり踏んでしまったワニを感電死させてしまうほどである。川底にいて存在が確認できない分、ワニよりずっと脅威だ。

ところでその電気ウナギさん、水のなかでそれだけの電気を放出して、自分はなんともないのだろうか…。まさかゴム製なんてバカな話はないだろうし。

今回はそんな電気ウナギの生態にまつわるトリビアである!

【動物雑学】電気ウナギは自分の電気に感電しない?

ライオンくん
電気ウナギの電気の威力ってハンパないのに平気そうにしてるし、自分は感電しないのかな?
ウサギちゃん
うんとね、実は電気ウナギは感電してるんだよ。厚い脂肪に覆われているから軽い感電で済んでいるだけなんだ。

【雑学解説】電気ウナギは脂肪で守られてるけど、ちょっとは痺れるんです…

あれだけの電気を放出して感電しないなんて、電気ウナギってすごいな…と言いたいところだが、実は彼らは感電しながら電気を放出している。少しわかりにくいかもしれないが、以下の動画でも微妙に体をこわばらせて放電しているぞ!

ライオンくん
おおっ!電球がついたぞ?!

しかしそれにしたって大きなワニが感電死してしまうのに、彼らはちょっと不快なぐらいで済んでいる様子だ。

なぜその程度で済んでいるかというと、電気ウナギは体全体が厚い脂肪に覆われており、皮膚の表面以外はほとんど感電しないようになっているのである。

ただそれでも少しは感電するらしく、放電に際しては身もだえするような動きを見せるのだ。

彼らが最大電力を発揮するのは、エサを捕まえるときか身の危険を感じたときだけ。自分もちょっと痺れるけど、背に腹は代えられないといったところか。

【追加トリビア①】電気ウナギは電気の力で周囲を確認する

電気ウナギは高電圧を発生させる緊急時以外でも、常に微細な電気を発生させながら暮らしている。これは流した電気の反応で周囲の状況を確認するためだ

前出の動画でも電気ウナギの目はそれほどよくないことが説明されていたが、それ以前に彼らの暮らすアマゾン川は濁っていて、視覚などないに等しい。

そこで、電気ウナギは体の周りに電気を流し、それが物体に当たる反応を視覚代わりにしているのである。単に攻撃するだけではなく、そんなに繊細なコントロールをしていたとは…やっぱりすごい!

ライオンくん
電気ウナギはいろいろな目的のために自由自在に電気を放出してるんだな~!まぁ、自分も感電してるけど…。

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【追加トリビア②】どんな生物でもちょっとだけ放電してる

実は電気ウナギに限らず、どんな生物でも大なり小なり放電する細胞をもっている

何を隠そう、私たちの心臓がドクドクと脈打っているのも、細胞から生み出された電気の力だ。心臓の動きを図る心電図は、正確にはこの細胞が発した電流を測定する装置である。

しかしひとつの細胞が発する電力は0.085ボルトと微弱なもので、感電するなんてことは絶対にない。つまり電気ウナギの放電能力は、私たちの心臓を動かしている放電能力をより強力に進化させたものなのだ。

ちなみに電気ウナギの細胞ひとつあたりの電圧は0.15ボルト。「あれ? 意外とそうでもないぞ?」と思った人もいるだろう。そう、彼らが強力な放電を行える秘密は、ひとつの細胞の電圧の高さだけではない。

なんと電気ウナギはあの長い体の4/5が、電気を発生させることに特化した細胞で埋め尽くされているのだ! なるほど…細胞ひとつの電圧は人間の2倍ほどでも、その量がハンパないわけか。

そしてそんな体をしているからか、彼らの内臓器官はすべて顔から喉あたりまでに集約されている。顔のすぐ下に肛門があり、後は全部が発電器官になっているのだ。…電気ウナギがお腹を壊したら、喉のあたりが痛くなるってことか?

ウサギちゃん
電気ウナギは内臓が顔の方に集中してるんだ。

【追加トリビア③】高電圧を放つエイもいる

電気ウナギはアマゾン川在住なので、私たちにはあまり縁のない動物だが、日本にだって高電圧を放つ生き物はいるぞ!

その名も「ヤマトシビレエイ」。名前のとおりエイの仲間で、日本では中部地方以南と、かなり広範囲に生息している。

彼らの最高電圧は実に220ボルト。電気ウナギには及ばずとも、十分強力な電圧の持ち主だ! 底引き網にたびたび掛かるようで、地元の漁師は絶対に素手では触らないという

以下にシビレエイの放電の瞬間を捉えた動画を紹介しておこう。

ライオンくん
けっこうビリビリきたんじゃないのか?!
ウサギちゃん
ボクみたいに小さい動物はうかつに近寄らないほうがいいかも…。

なるほど…人が感電死するようなことはなさそうだが、とっさに身を守ったり、小魚を捕まえるには十分な放電能力だ。ちなみに、電気ウナギの被害者にしても感電死より、急に電気を食らってショック死する場合のほうが多いらしい

トリビアまとめ

電気ウナギは強力な電圧でワニさえも倒してしまうすごいヤツ! だけど本当は自分も痺れている。そう思うとなんだか健気で憎めない…今回はそんなトリビアだった。

しかし、強力な電圧に耐えるため、体のほとんどが脂肪だと聞くと途端におデブちゃんなイメージになってしまう…。やっぱりダイエットしたら痺れてしまうのかな?

ライオンくん
脂肪っていったら寒さから身を守るためのものってイメージがあったけど、まさか電圧からも身が守れるとはな…。
ウサギちゃん
びっくりだよね。ボクたちだって微弱だけど放電してるっていうのも意外な事実だよね。

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