サッカー界でもっとも権威ある大会、それはもちろんワールドカップである。大陸予選を勝ち抜いて本大会に進むことすら難しい。そのような中、この大会において最多の優勝回数を誇るのがブラジルである。
そこで今回は、サッカーワールドカップにおけるブラジルの優勝回数や、その他の優勝・準優勝国に関するトリビアをご紹介する。
【スポーツ雑学】サッカーワールドカップで一番優勝している国は「ブラジル」
【雑学解説】ブラジルはサッカーワールドカップで5回優勝している
「世界でもっともサッカーが強い国は?」と聞かれて、「ブラジル」と答える人は多いことだろう。ワールドカップでの優勝回数で強さを判断するのであれば、その答えは正しいといえる。
日本が初めてサッカーワールドカップに出場したのは1998年のフランス大会だった。それに対してブラジルは、1930年の第1回大会から連続出場を続けており、5回も優勝している。
サッカーワールドカップは2018年までに21回開催されているから、約4回に1回の確率で優勝していることになる。
ちなみに、ブラジルが最初に優勝したのは、1958年のスウェーデン大会である。この時は決勝で開催国のスウェーデンを5-2で下している。
以来、1962年のチリ大会・1970年のメキシコ大会・1994年のアメリカ大会・2002年の日韓大会で優勝している。
なかでも1994年アメリカ大会の決勝・イタリア戦は、PK戦までもつれる名勝負であった。この時のブラジルには、悪童と呼ばれたロマーリオやジュビロ磐田でも活躍したドゥンガがいた。
一方のイタリアには、当時イケメンとして話題になったロベルト・バッジョやバレージといったスタープレイヤーがいた。
この試合、イタリアのロベルト・バッジョがPKを外したことで決着がつくのだが、呆然と立ち尽くすロベルト・バッジョの姿を覚えている人も多いことだろう。
こちらがそのPK戦の動画だ。
このような壮絶な戦いを乗り越えて5回も優勝するブラジル…さすがである!
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【追加雑学①】ブラジルの次に優勝回数が多い国は?
では、ブラジルの次にワールドカップで優勝回数の多い国はどこなのだろうか? 近年の成績をみれば、フランスやスペインをイメージする人もいるかもしれない。
しかし、正解はイタリアとドイツ(西ドイツ時代も含む)である。どちらも4回ずつ優勝しており、2022年に開催されるカタール大会ではブラジルの5回に並ぶ可能性すらある。
ちなみに、イタリアとドイツに続くのは、ウルグアイ・フランス・アルゼンチンの2回である。
【追加雑学②】ワールドカップ決勝の舞台で3連敗している国がある
ブラジルが5回の優勝を果たしている一方で、過去、決勝の舞台に3度進み、そのすべてで敗退している国がある。それがオランダだ。
オランダは現在の主流となっているトータルフットボール(全員で守り全員で攻める)という考え方を最初に取り入れたチームであり、30~40代のサッカー通に多くのファンを持つ。ところが、ワールドカップ優勝にはなかなか縁がない。
特に2000年代のオランダは、ロッペンやファンペルシーなどのスター選手を擁し、完成度の高いチームであった。
しかし、2010年南アフリカ大会では、それらのスター選手に衰えが見え始めており、決勝で若さあふれるスペインに0-1で敗れてしまった。(1974年と1978年に続き、3度目の準優勝となった)
なお、オランダはこの時をピークに力を落としていき、2018年に開催されたロシア大会では、ヨーロッパ予選で敗退している。
【追加雑学③】第1回大会の優勝国はブラジルではない
ところで、栄えあるサッカーワールドカップ第1回大会の優勝国はどこだったかご存知だろうか? それは、ブラジルでもイタリアでもドイツでもない。
実は開催国のウルグアイである。ウルグアイは第4回大会でもブラジルを破って優勝を決めている。
現在のウルグアイは、ワールドカップ出場国の中では中堅クラスとなっているが、過去にはブラジルを上回っていた時期があったのだ。
雑学まとめ
サッカーワールドカップは、2018年のロシア大会を含めて合計で21回開催されている。歴代の優勝国をみると、ブラジルが5回でもっとも多い。
その他、イタリア・ドイツ・フランス・ウルグアイ・アルゼンチン・スペイン・イングランドに優勝経験がある。
日本もいつかは必ず…そう信じて応援していきたい。