果物

果物の種を育てると…実はもう一回食べられる。味は保証できないがな!

食べ終わった果物の種を育てると、もういちど実を食べられるという雑学

桃栗3年、柿8年。これは植えてから果実が実るまでの年数をたとえた言葉だ。野菜と違い、果物は樹木が成長して実をつけるまで時間がかかる。

自宅で食べた果物の種をなにげなく植えたことがある人はどれくらいいるだろう。中には「種を庭にペッてはきだして忘れてたら、いつのまにか生えてきた!」というケースもあるようだ。

そう、果物を食べ終えたあとの種は、土に埋めるとちゃんと生えてくる。実がなるまでの時間はかかるし、味の保証もできないけれど、気長に待てばもう一度食べるチャンスがあるかもしれない!

そこで今回はこの驚きの雑学について解説していくぞ!

【食べ物雑学】食べ終わった果物の種を育てると、もういちど実を食べられる

国産の果物ならほぼ可能。ちゃんと果物が実るが、時間がかかり味はおいしいとは限らない。海外産の果物は冬に枯れてしまうことがある。

【雑学解説】気長に待つ余裕さえあればワンチャンある

国産果物は日本の気候でちゃんと育ってくれるので、きちんと成長する可能性は十分にある。南国の果物でも(パパイヤ・マンゴー・アボカドなど)観葉植物として楽しむには十分だ。

コツは、種の周りの果肉をしっかり取り去ること。食べた後は水洗いして、間髪おかずに土に埋めよう。乾燥させると発芽率が一気に下がるので、常に水気を与えておく必要がある。

種によっては何か月もかかることがあるし、いちど寒さを経験しないと芽が出ない(休眠打破というらしい。なんか強そう)タイプもある。種まきしてからひと冬過ぎたあと、忘れたころに生えてくる場合もあるということだ。

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南国の果物は鉢植えにしておかないと、冬の寒さで枯れることがある。国産なら何年かしたら花が咲き、実るチャンスが到来する。

ただし、実際に食べた果物と同じ味がするとは限らないので期待しすぎないようにしよう。たとえばさくらんぼの「佐藤錦」は、ナポレオンと黄玉を掛け合わせた品種。一代目は安定して佐藤錦の味になるが、そこから先はどちらの遺伝子が強く出るかは運次第になる。

食べた実から発芽させて育った木のことは「実生(みしょう)」と呼び、性質は強いけれど安定した品質には欠ける。一定の味と品質を求める消費者むけに、農家は同じ性質をもった親木を「接木(つぎき)」して生産しているのだ。

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【追加雑学①】おすすめ果物トップ3を大発表

育てやすく実のなる可能性が高い果物のトップ3を調べてみた。実際に食べたら種をまいてみよう。

  • メロン・スイカ
  • ビワ

初心者に特におすすめなのが、高級フルーツの代名詞であるメロンやスイカ。種が取りだしやすいうえに、植えるとニョキニョキ芽が出る。ツル性なので成長も早く、その年のうちに収穫可能! ただし、二世は味がいいとは限らないらしい。

ちょっと本格的に実を取りたい人には、桃がおすすめだ。庭があるなら地植えしてしまおう。桃栗3年ということで、比較的早く実がなるのが嬉しい。

さらに気長に待てるという人なら、ぜひビワを植えてみよう。種が大きくて分かりやすいし、ビワは庭木の定番。育てやすく、実も「ほっとけば鈴なりにできる」というからありがたい。植えてから8年くらい待たないといけないが、そこから毎年実をつける。

種から育てたスイカが立派に実った動画を発見

これは分かりやすい。しかもちゃんと立派な実がなってるいる! これを見てスイカに挑戦したくなる人が続出するかも…?

【追加雑学②】柿は要注意! 甘柿の種をまいても渋くなる?

育てやすいという点においては、ビワと同じくらいおすすめなのが柿。ただし、食べた柿が甘柿だとしても、植えて育った木が渋柿になることがあるから要注意! さらには毎年甘かったり渋かったりムラがあることもある。

これは柿に「渋柿」「完全甘柿」「不完全甘柿」が存在するからだそう。柿は本来渋柿しかないのだが、突然変異で甘柿ができた果物だ。さらに品種改良で完全甘柿ができたが、食べた後の種から生えた柿は不安定である。

植えた柿が完全甘柿でも不完全甘柿でも、甘い柿の実を収穫したければ、その木以外の柿の木が必要(自家受粉ではなく他の木の花粉が必要)だということを覚えておこう。遺伝ってふしぎ…。

雑学まとめ

今回の雑学はいかがだっただろうか。食べたあとの種を植えてみると、果物や野菜がいかに品種改良されているか分かってちょっと怖かったりする。先祖返りしたヤツも育てているとかわいくなってくるし、自家栽培の一番の利点は無農薬ということかもしれない。

ちなみに、筆者のアボカドはめちゃくちゃ元気に肩の高さまで伸びた。地植えは無理だが、観葉植物としてずっと大切に育てるつもりである。

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