お寿司が好きな人はとても多いだろう。そして、必ず横についているあの存在も重要な役割を果たしてくれる。そう、ガリがいい仕事をしてくれるのだ。
目の前でにぎってくれるお店にもついているし、回転ずしにも自由にとれるように入れ物に入れられている。スーパーの惣菜のお寿司ですら小袋でついてくる。
それほどお寿司に重要な存在であるガリなのだが、そもそもなぜガリは必ずといってお寿司についてくるのだろうか? 美味しいから? いやいや、実はもっと深い理由がありそうだぞ。
今回の雑学記事では、お寿司とガリの関係についてご紹介していこう!
【食べ物雑学】お寿司にガリがついている理由とは?
【雑学解説】お寿司についているガリの役割とは?
お寿司は生魚を使用しているため、食中毒になる可能性がある。生ものは食べ方がとても大切だ。そこでガリの出番。
実はガリには殺菌作用がある! そのため、食中毒を防ぐ効果が期待できるのだ。他にも魚の生臭さを消すために一緒に食べられているともいわれている。
また、ガリには口の中をリセットする役割もある。次に食べるお寿司を美味しく味わうためにも、一度ガリでお口直しするということだ。
ちなみに、お茶やわさびにも殺菌作用がある。お寿司ってほんとうによく考えられた組み合わせだなと、調べていて納得した。このように見ていくと、何気なく添えられていたりしているものには実に深い理由があることが分かる!
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【追加雑学①】ガリという名前の由来は?
ところで、なぜ「ガリ」というのかご存知だろうか? ショウガを酢に漬けているのだがら、ショウガの酢漬けでも良さそうな気がする。
正解は…ガリを食べている時や、包丁でショウガを切っている時に「ガリガリ」という音がするから。
ショウガという名前がどこにも入っていないのは何でかな~? という疑問を抱いた人もいるかもしれない。しかし、理由は単純だったという…。ようするに音が語源だったのだ。
【追加雑学②】お家で手作り!美味しいガリの作り方【動画】
さてさて、お寿司屋さんに行くと美味しくて、ついついガリを食べすぎてしまう人もいるかもしれない。あの美味しいガリを自宅で心ゆくまで楽しみたいという人もいるだろう。
そんな方は、手作りにチャレンジしてみてはいかがだろうか?
作り方はとっても簡単! お家で手作りすれば、保存料なども入っていないため、安心して食べることができる。
材料もお家にあるものでパパッと作れてしまうのも嬉しいポイントだ。新生姜が出回る時期に挑戦してみよう。
お寿司とガリ|雑学まとめ
今回の雑学では、なぜ寿司にガリが添えられているかについてお届けした。
単に添えられているだけではなく、殺菌のためやお口直しのためと、深い理由があった。夏場など特に心配な時期は、積極的にガリといっしょにお寿司をいただきたいところだ。
また、ショウガには身体を温める作用があり、生魚を食べて身体が冷えるのを防ぐ効果もあるという。ガリとお寿司の組み合わせ。これは身体のことを考えた、先人の知恵といえるだろう。