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間違ってない?手持ち花火のヒラヒラは火をつける場所ではない。

雑学カンパニー編集部

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手持ち花火のヒラヒラは火をつけるところではないという雑学

子どもから大人まで楽しめる夏の風物詩といえばそう、「花火」だ。お祭りで打ち上げ花火を見るのも良いが、家族や仲間たちと集まってやる手持ち花火はなによりの楽しみだろう。

そんな手持ち花火だが、皆さんはどんな風に火をつけているだろうか。筆者は先についているヒラヒラから燃やしている。だが、それだとなかなか着火しない。

なんとか上手に火をつける方法がないかと調べたところ、なんと驚くことにあのヒラヒラは火をつける場所ではないことが判明した。

では一体なんのためにヒラヒラはあるのか…。今回の雑学ではこれについて解説しよう!

【生活雑学】手持ち花火のヒラヒラは火をつけるところではない

手持ち花火のヒラヒラは火をつけるところではないという雑学

孫ちゃん
そういえば最近花火大会は行くけど、自分で持つ花火やってないな~。先っぽのヒラヒラのところ、火つけてもなかなか火薬のところまでいかなくてもどかしいんだよね~。

おばあちゃん
あのヒラヒラ、実は火をつけるところじゃないんだよ。
孫ちゃん
え~!?直接火をつけると危ないからじゃないの?導火線みたいな役割かと思ってたけど。
おばあちゃん
あのヒラヒラはね、導火線じゃなくて火薬を保護するためのものなんだよ。

【雑学解説】手持ち花火はヒラヒラをちぎって着火するのが正しい

調べてみた結果、手持ち花火の先についているヒラヒラは中に入っている火薬を保護するためについていることがわかった。クッションのような役割ということだろうか。

ちなみにヒラヒラにも正式な名前があり、正しくは「花びら紙」という。ただの導火線かと思いきや、まったく違う役割だった上にオシャレな名前まであったとは驚きだ。

では、実際に手持ち花火に着火するためにはどうするのかというと、ヒラヒラをちぎるだけ! つまり、火薬が入っている膨れた部分を先端にして着火しようということだ。

孫ちゃん
ちぎっちゃっていいの!?なんか火つけるの怖くなるけど。
おばあちゃん
でもヒラヒラがついてない花火の方が多くないかい?
孫ちゃん
あ、そうか。いわれてみればたしかにそうかも。

うーむ、子どものころから毎年のように手持ち花火をしているが、ぜんぜん知らなかった。だが、実はそもそもこの方法は市販の手持ち花火であればちゃんとパッケージに記載されているそうだ。説明文を読んでいない筆者が横着なだけということか…。

皆さんも今まで知らなかったという人がいれば次の夏からはヒラヒラもとい、花びら紙をちぎって火をつけよう。ただし、ちぎったヒラヒラをポイ捨てしないように気をつけてほしい。

孫ちゃん
ごみは自分で片付けよう~!

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【追加雑学】線香花火は関東と関西で違う

さて、手持ち花火の締めといえばやはり線香花火だろう。しんみりと静かに光る線香花火は日本らしい風流を感じる。その線香花火だが、皆さんはどんな風に持っているだろうか。

孫ちゃん
え、普通に下じゃないの?

筆者は普通に下に向けて持っているのだが、なんと関西では斜め上に向けて持つのが正しいといわれている。というより、線香花火は関東式と関西風の2種類があるそうだ。それぞれで持ち方が違う。

まずは以下の動画を見てほしい。

筆者も馴染み深い下に向けるタイプの線香花火。これは関東をはじめ東日本に多い「長手」と呼ばれるタイプ。

これは動画の通り斜め上に向けて火をつける「すぼ手」というタイプの線香花火。こちらは関西から西日本にかけて多いといわれている。

おばあちゃん
持ち手の部分が違うんだねぇ。
孫ちゃん
関東のは持ち手が紙でねじってあって、関西のは棒なんだね。でも花火のパックに関西の線香花火みたいなのも入ってるよ。

まさか、地域によって線香花火の種類が違ったとは驚きだ。ちなみに線香花火の名前の由来は、先端に火薬をつけた稲を線香のように立てて遊んだものが元になっているから、といわれている。

つまり、線香花火のはじまりは下でも斜め上でもなく、真上を向いていたのだ。

時代と共に種類や形状だけではなく、火をつける向きさえ変化していたとは面白い話である。

手持ち花火の雑学まとめ

手持ち花火の雑学まとめ今回は手持ち花火にまつわる雑学を紹介した。まさか、あのヒラヒラが火をつけるところではないとは。どうりで上手く着火できないわけである。ちゃんと取扱説明書は読んだほうがいいという教訓であった…。

ちなみに筆者は遊ぶ友達が家庭に入って少なくなってきたため、最近では1人で線香花火をしている。だが、なぜだか涙が出てくるので皆さんはマネしないようにしてほしい。

孫ちゃん
1人で!?クゥ~~~ッ!さみしい!他人事ながら涙が出てくるよ。
おばあちゃん
棒読みだよ、あんた…。

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